2024.07.31
◇福岡インターハイ(7月28日~8月1日/福岡・博多の森陸上競技場)4日目
福岡インターハイの4日目が行われ、女子800mは久保凛(東大阪大敬愛2)が大会新、パフォーマンス日本歴代4位の2分00秒81で2連覇を飾った。
7月15日の関西学連長距離強化記録会で1分59秒93の激走。高校記録(2分02秒57)、U20日本記録(2分02秒23)はおろか、2005年に杉森美保が作った日本記録2分00秒45も19年ぶりに更新、同種目日本人女子初の2分切りを達成していた。前回1年生飾った舞台、久保は「日本記録保持者」の称号を加えて臨む。
前日の予選(2分07秒73)、準決勝(2分06秒96)をいずれも全体トップタイムで通過。そして決勝は、1周目を日本記録樹立時より1秒遅い59秒だったが、そこから後続をさらに引き離す。
最後までそのスピードが衰えることなく、力強くフィニッシュラインを駆け抜けた。
和歌山県出身。潮岬中から本格的に陸上を始め、全中には2年連続で800mに出場。2年時(21年)はB決勝で3位、3年時(22年)は優勝している。昨年はインターハイ800mで同種目9年ぶりの1年生Vを遂げた。そこから今季、さらなる急成長を遂げた。
4月の金栗記念、5月の静岡国際、木南記念と日本グランプリシリーズ3連勝を経て、初出場だった6月末の日本選手権を2分03秒13で初制覇した。7月13日の記録会では4×800mリレーでアンカーを務め、加速付きのラップ(非公式)ながら高校記録を上回る2分01秒台を刻み、8分33秒77の日本新記録樹立に貢献。そして、日本人初の2分切りと、その勢いは増すばかりだ。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.07.14
東京世界陸上アンバサダーに三段跳3連覇・テイラー氏と100mH2大会金メダルのピアソン氏
-
2025.07.14
-
2025.07.13
-
2025.07.13
2025.06.17
2025中学最新ランキング【男子】
-
2025.06.17
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.14
DLロンドン女子5000mに田中希実がエントリー! 男子100mで再びライルズ VS テボゴ アレクナ、マフチフ、ボルらも参戦
7月14日、ダイヤモンドリーグ(DL)第11戦のロンドン大会(英国/7月19日)のエントリーリストが発表され、女子5000mに田中希実(New Balance)が登録された。 田中はこれが今季のDL2戦目。7月上旬の日本 […]
2025.07.14
男子走幅跳・城山正太郎が優勝 400m佐藤風雅は45秒50の4位 世界陸上出場目指し、日本選手が欧米の競技会に出場/WAコンチネンタルツアー
7月13日に欧米各地で世界陸連(WA)コンチネンタルツアーの競技会が行われ、9月の東京世界選手権の出場を目指す日本人選手たちが奮闘した。 カナダで開催されたWAコンチネンタルツアー・シルバーのエドモントン招待では、男子走 […]
2025.07.14
17歳のウィルソンが男子400mで44秒10!自らのU18記録を更新 200mは新鋭・ティーマースが19秒73/WAコンチネンタルツアー
7月11日~12日、米国・テネシー州メンフィスで世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・シルバーのエド・マーフィー・クラシックが開催され、男子400mでは17歳のQ.ウィルソン(米国)が44秒10のU18世界最高記録で優勝 […]
2025.07.14
【男子1500m】本田桜二郎(鳥取城北高3)3分43秒23=高校歴代5位
第239回東海大長距離競技会は7月13日、神奈川・東海大湘南校舎陸上競技場で行われ、男子1500mで本田桜二郎(鳥取城北3)が高校歴代5位、中国高校新記録となる3分43秒23をマークした。従来の中国高校記録は徳本一善(沼 […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会