パリ五輪代表選考会を兼ねた第108回日本選手権(6月27日~30日)の大会翌日の7月1日、新潟市内で日本代表内定会見が開かれ、今大会でパリ五輪代表に内定した選手の中から、女子走幅跳の秦澄美鈴(住友電工)が登壇した。
秦は昨年のアジア選手権で6m97の日本新を樹立。その記録でパリ五輪の参加標準記録(6m86)をクリアしていため、今大会優勝で五輪代表に内定した。
この日はパリ五輪仕様のユニフォームをまとい、「いよいよだなと感じます。毎日眺めて愛着を湧かせます」とおどけてみせる。
22年オレゴン、23年ブダペストと世界選手権2大会に出場しているが、いずれもワールドランキングでの出場。今回は初めて参加標準記録を突破して決められたことに「即時内定が目標だったのでうれしい」と話す。
オレゴンでは記憶に残らないほど自分を見失い、「大きな舞台で結果を出すことの難しさ、浅はかさを痛感しました」。昨年のブダペストでも予選落ちに終わり、「さらに高いレベルの海外の試合を経験するように計画してきた」と言う。
パリ五輪で狙うのは「上位入賞」。自己記録を考えれば夢物語ではない。7月20日の実業団・学生対抗がパリ五輪前、最後の実戦になる見込みで「集中力を持って練習し、1本目から結果を出したい。あとはケガをせず積み上げていくだけ」と冷静に見据えていた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.30
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
-
2025.11.29
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.01
コスゲイ 中国国内最高タイムの2時間16分36秒で圧勝!男子はメンゲシャがV/上海マラソン
11月30日、世界陸連(WA)プラチナラベルのロードレース、上海マラソンが開催され、女子は東京五輪銀メダルのB.コスゲイ(ケニア)が2時間16分36秒で優勝した。 コスゲイは31歳。自己ベストは19年にマークした2時間1 […]
2025.12.01
WAライジングスター賞に3000m障害・セレムとハンマー投・張家楽 ベルギーのヴァン・デ・ベルデにフェアプレー賞
11月30日、世界陸連(WA)は2025アスレティクス・アワードを開催し、各賞の受賞者が発表された。 新人賞に該当するライジングスター賞は、東京世界選手権男子3000m障害銅メダルのE.セレム(ケニア)と、女子ハンマー投 […]
2025.12.01
2025年WAアスリート・オブ・ザ・イヤー発表! 世界陸上金のデュプランティス&マクローリン・レヴロンが授賞
世界陸連(WA)は11月30日、ワールド・アスレティックス・アワード2025の受賞者を発表し、年間最優秀選手として男子はA.デュプランティス(スウェーデン)、女子はS.マクローリン・レヴロン(米国)が選ばれた。 デュプラ […]
2025.11.30
土間董哉5000m13分39秒13のU18歴代8位!留学生も好走 ボイ・ビリス13分27秒52&簡子傑台湾新/日体大長距離競技会
第325回日体大長距離競技会兼第19回NITTAIDAI Challenge Gamesが11月30日、神奈川県横浜市の日体大健志台キャンパスで行われ、NCG男子5000mでは土間董哉(世羅高3広島)が10着ながら13分 […]
2025.11.30
男子5000mは三浦龍司が日本人トップ 自己4番目の13分28秒61 合田椋13分29秒41の自己新/日体大長距離競技会
11月30日、第325回日体大長距離競技会兼第19回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)の2日目が神奈川県横浜市の日体大健志台陸上競技場で行われた。NCG男子5000mでは、三浦龍司(SUBARU […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025