◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)3日目
パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の3日目に女子5000m決勝が行われ、田中希実(New Balance)が15分23秒72で優勝。1500mとの3年連続2冠を達成した。田中は5000mはすでにパリ五輪代表に内定している。
最初はスローペースになったこともあり「もしこのままスローになってラストを迎えたら、負ける可能性もあるという恐怖を覚えた」。1000m付近で先頭に立つと、そこから淡々とペースを刻み、徐々に差を広げて“一人旅”となった。
レース中は「途中、どうしようかブレが出たあげく負けたら悔やんでも悔やみきれないレースだった」とし、2冠達成に「確実に勝ちたい思いがあったので、すごく安心しました」とかすかに表情も和らぐ。
残すは最終日の800m決勝のみ。「3種目で優勝を狙うには今しかないという気持ちを持っていますし、パリ五輪の権利を得た昨日の1500mのような走りに集中できれば。日本選手権の折り返し地点がきて、いよいよオリンピックが見えてきた。そこで800mを走った時に、自分の殻を破るような走りが一番必要なんじゃないかと思っています」。
2冠に満足せず、2種目パリ五輪内定に満足せず。世界を意識しながら、チャレンジャーとして800mのスタートに立つ。
【動画】5000mは3連覇!田中希実のラスト1周をチェック
【速報動画】#日本陸上#パリオリンピック 代表選考会
— NHKスポーツ (@nhk_sports) June 29, 2024
📺地上波(総合)で放送中
女子5000m 優勝 #田中希実 選手 3連覇!
2位は #山本有真 選手https://t.co/SLnHmOwVdx
👆レースをぜんぶ見たい方はNHKプラスで pic.twitter.com/VQpSqVJ1wb
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.16
2025.11.10
日本テレビ菅谷大介アナウンサーが死去 53歳 箱根駅伝のスタート、フィニッシュ実況も担当
-
2025.11.10
-
2025.11.14
-
2025.11.13
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
男子走幅跳日本代表の橋岡優輝(富士通)の陸上教室「HASHIOKA RUNNING ACADEMY FOR KIDS」が11月16日に都内で開かれた。 小学生を対象に、「一番身近で強力な助っ人」(橋岡)として、男子棒高跳 […]
2025.11.16
鳥取城北2時間3分41秒の大会新 女子は倉敷4年ぶりV 地区代表は広島国際学院11年ぶり&世羅20年連続/中国高校駅伝
全国高校駅伝の地区代表出場権を懸けた中国高校駅伝は11月16日、広島県三次市のみよし運動公園陸上競技場を発着点するコースで行われ、男子(7区間42.195km)は鳥取城北(鳥取)が2時間3分41秒の大会新で制した。女子( […]
2025.11.16
熊橋弘将が2時間11分45秒で日本勢最高 女子は初マラソンの酒井心希が3位 MGC出場権獲得ならず/神戸マラソン
神戸マラソン2025が11月16日、兵庫・神戸市役所前をスタートし、明石市大蔵海岸付近を折り返して、神戸ハーバーランド(神戸ガス燈通り)をフィニッシュとする42.195kmで行われ、男子はエリシャ・ロティッチ(ケニア)が […]
2025.11.16
國學院大のルーキー・野田顕臣がU20日本最高1時間1分29秒!「自分ができるところまでアピールを」/上尾ハーフ
第38回上尾シティハーフマラソンは11月16日、埼玉県上尾市内で行われ、大学生男子の部は青木瑠郁(國學院大)が1時間0分45秒の日本人学生歴代10位タイの好記録で優勝した。國學院大のルーキー・野田顕臣がU20日本最高記録 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025