HOME 国内

2024.05.18

橋岡優輝「明日はしっかり跳びたい」村竹「状態良い」佐藤拳「記録は自ずと出る」/セイコーGGP
橋岡優輝「明日はしっかり跳びたい」村竹「状態良い」佐藤拳「記録は自ずと出る」/セイコーGGP

24年セイコーGGPに出場する日本の有力選手たち

◇セイコーゴールデングランプリ(5月19日/東京・国立競技場)

世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリを前日に控えた5月18日、国立競技場で前日会見が開かれ、出場するトップ選手が登壇した。

今季初戦でパリ五輪参加標準記録(8m27)をクリアする8m28を跳んだ男子走幅跳の橋岡優輝(富士通)。1週間前の木南記念では7m83にとどまったが、「着々と良いものがつかめている」と、昨年から取り組んでいるスプリンターのような助走からの跳躍スタイルに手応えをつかみつつある。

「国内外トップ選手がそろう良い試合。課題と向き合いながら頑張りたい。1本良いものがつかめれば感覚をつかめる」とし、「弾みをつけて日本選手権とパリにつなげたい。明日はしっかり跳びたいです」と笑顔を見せた。

110mハードル日本記録保持者の村竹ラシッド(JAL)はシーズン2戦目。織田記念では気温も低く、雨も降る中で13秒29とさすがの走りを見せたが、「その時よりも状態が良いので、織田記念よりも良い記録が出せると思います」とアピールする。

ただ、まずは6月の日本選手権を一つのポイントに置き、「そこにつながるレースがしたい。海外で参戦していくと思うので海外の選手と雰囲気に負けず走りたいです」と今後を見据えている。

広告の下にコンテンツが続きます

技術面では「持ち味の中盤から一気にスピードアップするところは、今日も練習したのですがスピードアップできそうな感覚がつかめました」と充実ぶりがうかがえる。

以前、コロナ禍に国立競技場で行われた際に出た時は「誰一人として観客いなかったので寂しかった」と振り返り、「観客がいる中で走れるのはうれしいです。良い記録を出してみなさんを沸かせたい」と意気込みを語った。

昨年のブダペスト世界選手権400mで44秒77の日本新を出した佐藤拳太郎(富士通)は、400mでは今季初戦で、「今年を占う大事なレース。記録、結果にこだわりたい」と話す。

世界室内は脚の不安で見送ったが、「無理をしない判断」だった。世界リレーでは4×400mリレーでパリ五輪出場権獲得と4位に貢献と、状態は問題なし。

明日は「第一区間でしっかり加速に乗り、その後しっかり維持して200mから再加速すれば記録は自ずと出る」と自分の走りの再現性を求めていく。

いずれの選手もパリ五輪を見据えて重要な一戦。セイコーゴールデングランプリは5月19日、国立競技場で行われる。大会の模様はTBSで中継される。

◇セイコーゴールデングランプリ(5月19日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリを前日に控えた5月18日、国立競技場で前日会見が開かれ、出場するトップ選手が登壇した。 今季初戦でパリ五輪参加標準記録(8m27)をクリアする8m28を跳んだ男子走幅跳の橋岡優輝(富士通)。1週間前の木南記念では7m83にとどまったが、「着々と良いものがつかめている」と、昨年から取り組んでいるスプリンターのような助走からの跳躍スタイルに手応えをつかみつつある。 「国内外トップ選手がそろう良い試合。課題と向き合いながら頑張りたい。1本良いものがつかめれば感覚をつかめる」とし、「弾みをつけて日本選手権とパリにつなげたい。明日はしっかり跳びたいです」と笑顔を見せた。 110mハードル日本記録保持者の村竹ラシッド(JAL)はシーズン2戦目。織田記念では気温も低く、雨も降る中で13秒29とさすがの走りを見せたが、「その時よりも状態が良いので、織田記念よりも良い記録が出せると思います」とアピールする。 ただ、まずは6月の日本選手権を一つのポイントに置き、「そこにつながるレースがしたい。海外で参戦していくと思うので海外の選手と雰囲気に負けず走りたいです」と今後を見据えている。 技術面では「持ち味の中盤から一気にスピードアップするところは、今日も練習したのですがスピードアップできそうな感覚がつかめました」と充実ぶりがうかがえる。 以前、コロナ禍に国立競技場で行われた際に出た時は「誰一人として観客いなかったので寂しかった」と振り返り、「観客がいる中で走れるのはうれしいです。良い記録を出してみなさんを沸かせたい」と意気込みを語った。 昨年のブダペスト世界選手権400mで44秒77の日本新を出した佐藤拳太郎(富士通)は、400mでは今季初戦で、「今年を占う大事なレース。記録、結果にこだわりたい」と話す。 世界室内は脚の不安で見送ったが、「無理をしない判断」だった。世界リレーでは4×400mリレーでパリ五輪出場権獲得と4位に貢献と、状態は問題なし。 明日は「第一区間でしっかり加速に乗り、その後しっかり維持して200mから再加速すれば記録は自ずと出る」と自分の走りの再現性を求めていく。 いずれの選手もパリ五輪を見据えて重要な一戦。セイコーゴールデングランプリは5月19日、国立競技場で行われる。大会の模様はTBSで中継される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.13

月刊陸上競技2025年6月号

Contents Road to TOKYO Diamond League JAPANの挑戦 村竹ラシッド、三浦龍司が 初戦で世界陸上内定052 女王、始動 北口榛花は初戦4位 Re:Tokyo25 村竹ラシッド(JAL […]

NEWS 住友電工・加藤淳が現役引退 全中、IH、ICで入賞 全日本大学駅伝Vも経験 「14年間は私の財産です」

2025.05.13

住友電工・加藤淳が現役引退 全中、IH、ICで入賞 全日本大学駅伝Vも経験 「14年間は私の財産です」

住友電工は長距離の加藤淳が2024年度をもって現役引退したことを発表した。 加藤は兵庫県出身の26歳。大久保中から陸上を始め、3年時には近畿大会3000mで優勝したほか、愛知県で行われた全中でも4位入賞を飾るなど、世代の […]

NEWS ウクライナの妖精マフチフ「情熱を傾けられるものを見つけて」戸邉直人との走高跳豪華対談で若者へのメッセージ

2025.05.13

ウクライナの妖精マフチフ「情熱を傾けられるものを見つけて」戸邉直人との走高跳豪華対談で若者へのメッセージ

日本航空株式会社(JAL)が5月13日に都内で、女子走高跳世界記録保持者でパリ五輪金メダルのヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)と、JAL所属の男子走高跳日本記録保持者の戸邉直人の対談を行った。 走高跳の豪華クロストークが […]

NEWS SUUNTOからランニングに特化したGPSウォッチ「Suunto Run」が5月13日より新登場!

2025.05.13

SUUNTOからランニングに特化したGPSウォッチ「Suunto Run」が5月13日より新登場!

フィンランドのスポーツウォッチブランド、SUUNTO(スント)は、世界中でランニング人気が高まる中、ランナーをサポートする新しいスポーツウォッチ「Suunto Run」を5月13日に発売した。価格は43,890円(税込) […]

NEWS 東日本実業団エントリー発表 100m山縣亮太、走幅跳・城山正太郎、砲丸投・奥村仁志ら日本記録保持者が登録 競歩は世界陸上代表が多数出場予定

2025.05.13

東日本実業団エントリー発表 100m山縣亮太、走幅跳・城山正太郎、砲丸投・奥村仁志ら日本記録保持者が登録 競歩は世界陸上代表が多数出場予定

5月13日、東日本実業団連盟は熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行われる東日本実業団選手権(5月23~25日)のエントリーを発表した。 男子100mでは日本記録を持つ山縣亮太(セイコー)が登録。5月の世界リレーに出場した大 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析

page top