2024.05.12
◇木南記念(5月12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)
日本GPシリーズG1の木南記念が行われ、男子100mは世界選手権代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が10秒20(+0.2)で優勝した。
選手紹介でひときわ大きな歓声が沸く。地元・大阪の応援に「絶対に勝ちたい」と気合が入った。
「スタートから抜け出して逃げ切るプランでした」。予選で10秒18と3年ぶりのベストを出したデーデー・ブルーノ(セイコー)に追われ「絶対に来ると思っていた」と坂井。最後は0.02秒差で抑えて笑顔が弾けた。
2年前にここ大阪で日本選手権で2位となり、その後は10秒02をマーク。オレゴン世界選手権の準決勝に進んだ。昨年の日本選手権は直前にケガをしながらも初優勝を飾り涙。その舞台もここ大阪だった。夏にはブダペスト世界選手権にも出場。この冬はこれまで通りドリルやウエイトトレーニングで身体を作ってきたが、4月上旬に腸腰筋の炎症で、シーズンインが遅れた。
社会人になってから常々、「パリ五輪を最大目標」と話していただけに、冬季も常に「9秒台を出せるだろうか。出せないといけない」と言い聞かせてきた。それだけに「焦りもありました」というのが本音だが「プラスに捉えて、強くなる期間が1ヵ月増えたと考えた」という。
「タイムは納得いくものではないですが、勝ち切れたのは良かった」とホッと一安心。セイコーゴールデングランプリ、そして日本選手権に向けて「ギアを上げていきたい」とさらに調子を上げていき、初の五輪をつかみとるつもりだ。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.12.12
-
2024.12.12
-
2024.12.11
2024.12.07
不破聖衣来が10000mに出場し12位でフィニッシュ 完全復活へ実戦積む/エディオンDC
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.12
日本GPシリーズチャンピオンは福部真子と筒江海斗!種目別800mは落合晃&久保凛の高校日本記録保持者コンビがV、女子1500m田中希実が4連覇
日本グランプリ(GP)シリーズ2024のシリーズチャンピオンが発表され、男子は400mハードルの筒江海斗(ST-WAKO)、女子は100mハードルの福部真子(日本建設工業)と、ともにパリ五輪のハードル種目代表が初の栄冠に […]
2024.12.12
世界陸連が6つの世界記録を承認 川野将虎が男子35km初代世界記録保持者に
12月11日、世界陸連は5月から10月にかけて誕生した世界記録を正式に承認したことを発表した。 10月27日の日本選手権35km競歩(山形・高畠)で、川野将虎(旭化成)が樹立した2時間21分47秒も世界記録として認定。同 […]
2024.12.12
月刊陸上競技2025年1月号
Contents W別冊付録 箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望 大会報道 福岡国際マラソン 吉田祐也 日本歴代3位の激走 涙の復活劇 全日本実業団対抗女子駅伝 JP日本郵政グループ 4年ぶりV 地域実業団駅伝 中学 […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会