◇第103回関東インカレ(5月9~12日/東京・国立競技場)4日目
関東インカレの最終日が行われ、男子1部200mは鵜澤飛羽(筑波大4)が20秒71(-1.3)で2年ぶり2度目の優勝を飾った。
1週間後にセイコーゴールデングランプリを控えるなか、「身体の状態を見ながら」のレース。20秒61(+0.1)で悠々と1着通過した午前中の準決勝では、「あのまま普通に走っていれば自己ベスト(20秒23)近くまではいっていたと思います」と手応えをつかんで決勝に臨んでいた。
だが、数字以上にコーナーが強い向かい風となり、記録は難しい状況に。それでも、「カーブの抜けから直線へ、どう(スピードに)乗っていくか」をメインに、「1歩1歩を確認しながら」200mを駆け抜けた。自己評価は悪くなく、「来週に向けていい調整になりました」と笑顔がのぞく。
宮城・築館高2年時にインターハイ100m、200m2冠に輝いた鵜澤。大学ではケガに悩まされることが多かったが、昨年はブダペスト世界陸上準決勝進出、アジア選手権優勝など着実に成長を続ける。最後の関東インカレを終え、「4年間いろいろありましたが、まだまだこれからへの土台作り」と振り返る。
セイコーゴールデングランプリでは、20秒16の五輪参加標準記録に照準を定める。「うまく走って、海外選手の流れに乗れば、標準あたりは出せると思います」。初の五輪をしっかりと見据え、結果を出すための試行錯誤を鵜澤は続けていく。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2024.07.27
混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪
-
2024.07.27
-
2024.07.26
-
2024.07.25
2024.07.24
やり投・北口榛花がオメガのアンバサダーに就任!パリ代表の阿部兄妹、早田ひなら6人
-
2024.07.20
-
2024.07.02
-
2024.07.24
-
2024.06.28
-
2024.06.29
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.07.27
女子競歩の岡田久美子は調整順調「メダルを狙える位置。新たな挑戦でワクワクしている」/パリ五輪
パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 2016年リオ、21年東京に続く3大会連続の五輪代表となる女子競歩の岡田久美子(富士通)は「いよいよだなという気 […]
2024.07.27
中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム
7月26日、中大多摩キャンパス競技場で「Summer Night Run Festival in CHUO」が行われ、男子3000mで岡田開成(中大1)が7分55秒41とU20歴代4位のタイムをマークした。 同大会はこれ […]
Latest Issue
最新号
![2024年8月号 (7月12日発売)](https://www.rikujyokyogi.co.jp/wp-content/uploads/2024/07/202408cover.jpg)
2024年8月号 (7月12日発売)
W別冊付録
パリ五輪観戦ガイド&福岡インターハイ完全ガイド