HOME ニュース、国内

2020.10.01

【やり投】新井涼平が81m57で7連覇 ディーンとの投げ合い制す/日本選手権
【やり投】新井涼平が81m57で7連覇 ディーンとの投げ合い制す/日本選手権


◇第104回日本選手権(10月1日~3日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)初日

男子やり投は6回目に81m57を投げた新井涼平(スズキAC)が大逆転で7連覇を達成した。5回目にディーン元気(ミズノ)が80m07を投げてトップに立ったが、新井が逆転し、「試技順で後のほうが有利だった」と声をかけたという。

新井は近年、首の痛みなどと付き合いながらも昨年まで6連覇。今年は同い年のディーンが復活し、「実はケガもあって日本選手権に間に合うかどうかだったのですが、彼の84mがあったからできる限りの準備をしようと臨めた」と話す。一方、ディーンは「前半にあまり記録を伸ばせなかったのがよくなかったが、今までだったら悪いままで終わっていたところで立て直せた」と納得の表情。日本選手権での80m超え決着は、2012年のディーン、村上幸史による大会新の投げ合い以来8年ぶりとなる。新井は「久しぶりに本当に楽しめました。強い選手がいる中での7連覇は実になる」と語った。

来年の東京五輪に向け、日本やり投陣がさらにギアを上げそうだ。

■男子やり投決勝上位結果
新井涼平(スズキAC) 81m57
71m83-76m55-76m70-×-77m41-81m57
ディーン元気(ミズノ) 80m07
坂本 達哉(大体大院) 78m07

◇第104回日本選手権(10月1日~3日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)初日 男子やり投は6回目に81m57を投げた新井涼平(スズキAC)が大逆転で7連覇を達成した。5回目にディーン元気(ミズノ)が80m07を投げてトップに立ったが、新井が逆転し、「試技順で後のほうが有利だった」と声をかけたという。 新井は近年、首の痛みなどと付き合いながらも昨年まで6連覇。今年は同い年のディーンが復活し、「実はケガもあって日本選手権に間に合うかどうかだったのですが、彼の84mがあったからできる限りの準備をしようと臨めた」と話す。一方、ディーンは「前半にあまり記録を伸ばせなかったのがよくなかったが、今までだったら悪いままで終わっていたところで立て直せた」と納得の表情。日本選手権での80m超え決着は、2012年のディーン、村上幸史による大会新の投げ合い以来8年ぶりとなる。新井は「久しぶりに本当に楽しめました。強い選手がいる中での7連覇は実になる」と語った。 来年の東京五輪に向け、日本やり投陣がさらにギアを上げそうだ。 ■男子やり投決勝上位結果 新井涼平(スズキAC) 81m57 71m83-76m55-76m70-×-77m41-81m57 ディーン元気(ミズノ) 80m07 坂本 達哉(大体大院) 78m07

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

9月の東京世界陸上に都内の子どもを無料招待 引率含め40,000人 6月から応募スタート

東京都は今年9月に国立競技場をメイン会場として開かれる世界選手権に都内の子どもたちを無料招待すると発表した。 「臨場感あふれる会場での観戦を通じて、都内の子供たちにスポーツの素晴らしさや夢と希望を届ける」というのが目的。 […]

NEWS 新しい形の競技会「THE GAME」が9月14日 大阪・万博記念競技場で開催決定!

2025.04.30

新しい形の競技会「THE GAME」が9月14日 大阪・万博記念競技場で開催決定!

「陸上競技の魅力を最大限に引き出し、観客と選手の双方にとって忘れられない体験を」をコンセプトに、三重県で開催されてきた『THE GAME』。今年は会場を大阪府。万博記念競技場を移して、9月14日に行われることが決まった。 […]

NEWS 中村宏之氏が79歳で死去 福島千里、寺田明日香、伊藤佳奈恵ら女子短距離日本記録保持者を育成

2025.04.30

中村宏之氏が79歳で死去 福島千里、寺田明日香、伊藤佳奈恵ら女子短距離日本記録保持者を育成

女子短距離で数々のトップ選手を育成した北海道ハイテクアスリートクラブ前監督の中村宏之氏が4月29日に逝去した。享年79。 中村氏は1945年6月9日生まれ。北海道・札幌東高,日体大で三段跳、走幅跳選手として活躍し、卒業後 […]

NEWS 女子七種競技・アラウホが今季世界最高6396点で優勝 男子100mはバルディが9秒99/南米選手権

2025.04.30

女子七種競技・アラウホが今季世界最高6396点で優勝 男子100mはバルディが9秒99/南米選手権

4月25日から27日まで、アルゼンチンのマル・デル・プラタで南米選手権が開催され、女子七種競技ではM.アラウホ(コロンビア)が6396点(13秒13、1m73、13m55、24秒43/6m55、47m62、2分17秒38 […]

NEWS 【高平慎士の視点】自信持って走り切った井上直紀の強さ光る 選手層に厚み“標準突破”へ期待持てるレース/織田記念

2025.04.30

【高平慎士の視点】自信持って走り切った井上直紀の強さ光る 選手層に厚み“標準突破”へ期待持てるレース/織田記念

4月29日に広島・ホットスタッフフィールド広島で行われた織田記念。その男子100mは上位5人が10秒1台、それも0.03秒差以内にひしめく大熱戦となり、大学4年の井上直紀(早大)が自己新の10秒12(+0.4)で制した。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top