HOME 海外

2024.04.21

ジェプチルチル2時間16分16秒!アセファ2時間16分23秒、4位までが女子単独レース世界新の超高速バトル/ロンドン・マラソン
ジェプチルチル2時間16分16秒!アセファ2時間16分23秒、4位までが女子単独レース世界新の超高速バトル/ロンドン・マラソン

ケニアのジェプチルチル(21年東京五輪)

第44回ロンドン・マラソンが4月21日に行われ、女子はペレス・ジェプチルチル(ケニア)が2時間16分16秒で優勝。2017年のこの大会でメアリー・ケイタニー(ケニア)が作った女子単独レース世界記録(2時間17分01秒)を6年ぶりに塗り替え、史上初の2時間16分台突入を果たした。

また、2位に入った世界記録(2時間11分53秒)保持者のティギスト・アセファ(エチオピア)が2時間16分23秒、1秒差で3位のジョイシリン・ジェプコスゲイ(ケニア)、2時間16分34秒で4位のメゲルツ・アレム(エチオピア)までが従来の女子単独レース世界記録を上回った。

昨年9月のベルリンで、異次元の世界記録を打ち立てたアセファ、2年前の覇者ジェプコスゲイら豪華メンバーがそろった女子で、東京五輪女王がその力を誇示した。ジェプチルチルは最初の10kmまでを5kmごとに15分44秒、15分42秒という高速レースにも動じない。そこから5km16分前後のペースに落ち着き、中間点を1時間7分04秒で通過。25kmを過ぎてからは、先頭集団はジェプチルチル、アセファ、ジェプコスゲイ、アレムの4人に絞られた。

優勝を懸けてレースは膠着状態となり、記録よりも勝負に。30km以降は5km16分30秒を超えるペースとなっていく。そして、フィニッシュ地点のあるバッキンガム宮殿前のザ・マルで抜け出したのがジェプチルチルだった。20年のバレンシアで出した自己ベスト(2時間17分16秒)をちょうど1分更新し、4人が従来の女子単独レース世界記録を塗り替える超高速バトルを力強く制して歓喜のフィニッシュに飛び込んだ。

1993年9月27日生まれの30歳。ケニア代表選考はこれからになるが、出場すれば女子では史上初の五輪連覇に挑むことになる。この日の走りを見ると、その力、可能性は十分にあると言えるだろう。

第44回ロンドン・マラソンが4月21日に行われ、女子はペレス・ジェプチルチル(ケニア)が2時間16分16秒で優勝。2017年のこの大会でメアリー・ケイタニー(ケニア)が作った女子単独レース世界記録(2時間17分01秒)を6年ぶりに塗り替え、史上初の2時間16分台突入を果たした。 また、2位に入った世界記録(2時間11分53秒)保持者のティギスト・アセファ(エチオピア)が2時間16分23秒、1秒差で3位のジョイシリン・ジェプコスゲイ(ケニア)、2時間16分34秒で4位のメゲルツ・アレム(エチオピア)までが従来の女子単独レース世界記録を上回った。 昨年9月のベルリンで、異次元の世界記録を打ち立てたアセファ、2年前の覇者ジェプコスゲイら豪華メンバーがそろった女子で、東京五輪女王がその力を誇示した。ジェプチルチルは最初の10kmまでを5kmごとに15分44秒、15分42秒という高速レースにも動じない。そこから5km16分前後のペースに落ち着き、中間点を1時間7分04秒で通過。25kmを過ぎてからは、先頭集団はジェプチルチル、アセファ、ジェプコスゲイ、アレムの4人に絞られた。 優勝を懸けてレースは膠着状態となり、記録よりも勝負に。30km以降は5km16分30秒を超えるペースとなっていく。そして、フィニッシュ地点のあるバッキンガム宮殿前のザ・マルで抜け出したのがジェプチルチルだった。20年のバレンシアで出した自己ベスト(2時間17分16秒)をちょうど1分更新し、4人が従来の女子単独レース世界記録を塗り替える超高速バトルを力強く制して歓喜のフィニッシュに飛び込んだ。 1993年9月27日生まれの30歳。ケニア代表選考はこれからになるが、出場すれば女子では史上初の五輪連覇に挑むことになる。この日の走りを見ると、その力、可能性は十分にあると言えるだろう。

【動画】ジェプチルチル「世界新」への激走!

https://twitter.com/LondonMarathon/status/1781998630875840711

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.02

1万mで塩尻和也が27分36秒37で1着タイ 山谷昌也27分50秒77 伊藤達彦、長嶋幸宝、鈴木健吾らも27分台/日体大長距離競技会

第318回日体大長距離競技会兼第13回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)が12月1日に行われ、NCG男子10000mは日本記録保持者の塩尻和也(富士通)、フィレモン・キプラガット(愛三工業)の2 […]

NEWS 東洋大男子長距離部門がセブン銀行と契約「日々挑戦する心で革新」箱根駅伝からロゴ入りユニ着用

2024.12.02

東洋大男子長距離部門がセブン銀行と契約「日々挑戦する心で革新」箱根駅伝からロゴ入りユニ着用

株式会社セブン銀行は12月2日、東洋大学陸上競技部男子長距離部門の公式トレーニングウェア・公式ユニフォームへのロゴ掲出に関する契約を締結したと発表した。 東洋大は箱根駅伝で優勝4度を誇り、19年連続シード権獲得中。スクー […]

NEWS やり投・北口榛花がアサヒ生ビールCMに登場「お疲れ生です!」ではにかむ

2024.12.02

やり投・北口榛花がアサヒ生ビールCMに登場「お疲れ生です!」ではにかむ

アサヒビール株式会社は、“マルエフ”の愛称で親しまれる『アサヒ生ビール』の新TVCM「2024今年も一年おつかれ生です」篇を12月1日から放映。女子やり投でパリ五輪金メダルに輝いた北口榛花(JAL)が出演している。 訪日 […]

NEWS やり投五輪金の北口榛花「名言が残せなかった」流行語大賞トップ10入り!「流行った自覚ない(笑)」

2024.12.02

やり投五輪金の北口榛花「名言が残せなかった」流行語大賞トップ10入り!「流行った自覚ない(笑)」

2024年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が12月2日に都内で行われ、パリ五輪女子やり投金メダルの北口榛花(JAL)の「名言が残せなかった」がトップ10入りを果たし […]

NEWS 中大・本間颯がハーフマラソンで1時間2分45秒の自己新 溜池一太、吉居駿恭らもベスト更新/THE DISTANCE GAMES

2024.12.02

中大・本間颯がハーフマラソンで1時間2分45秒の自己新 溜池一太、吉居駿恭らもベスト更新/THE DISTANCE GAMES

12月1日、THE DISTANCE GAMESが東京都の荒川河川敷の公認コースで行われ、ハーフマラソンの部では本間颯(中大)が1時間2分45秒の自己新でトップフィニッシュを果たした。 チームのSNSによると、この日は主 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top