HOME 国内、大学

2024.04.19

京産大・中村光稀が独走V2も「最低でも大会記録は更新しておきたかった」/関西ICハーフ
京産大・中村光稀が独走V2も「最低でも大会記録は更新しておきたかった」/関西ICハーフ

独走で2連覇した中村光稀(京産大)

◇第101回関西インカレ・ロードの部(4月18日・ヤンマーフィールド長居付設長距離走路)

男子1部は4年の中村光稀(京産大)が、大学の先輩・寺西雅俊が2016年にマークした大会記録に3秒と迫る1時間4分24秒で2連覇を果たした。

広告の下にコンテンツが続きます

「最初からひとりで行こうと決めていました」と話す通り、スタート直後に飛び出した中村。その後も「1㎞・3分ペースで刻んで行こうと思っていました」と5㎞を14分53秒あたりで通過。早くも独走態勢を築いた。

10㎞までは30分11秒とペースを維持したが、「前半は思ったより余裕を持って入れましたが、少しずつ呼吸がきつくなってきました」。日差しが隠れるほどの黄砂の影響などもあり、徐々にペースダウンした。最後まで2位以下との差は縮まらなかったものの、「1時間3分切りが目標でした。最低でも大会記録は更新しておきたかったので、悔しさしかありません」と唇を噛んだ。

和歌山北高時代は中距離が主軸だったが、才能を買われ長距離の道へ。2年時に10000mで28分55秒22をマークし注目される存在となった。昨年は関西インカレハーフで優勝し、続く10000mでも2位。100回記念で関東以外の大学にも門戸が開かれた秋の箱根駅伝予選会でも66位(1時間3分36秒)と、チームの27位に貢献していた。

その後、貧血の症状が出るなどコンディションを崩していたが、年明けに復帰。「ここ1、2ヵ月はしっかり練習もできていたので、今季初戦でしたがタイムを出したかった。学生ラストシーズンなので、10000mで全カレに出場できるように早くA標準(28分45秒00)を切って、本番でも上位争いに絡めるよう力を付けていきたい。駅伝でもチームをしっかり引っ張り、実力をアピールしたい」と力を込めた。

1分26秒差の2位には後輩の桒田大樹が入り、京産大がワン・ツー。2秒差で立命大の中川柊太が続き、4、5位には関学大や関大などの強豪を抑えて武林悠天(大阪大院)、則岡颯太(神戸大)の国立大勢が入る健闘が光った。

男子2部は、終盤まで1部の第2集団とともにレースを進めた藤田剛史(摂南大)が大経大勢を抑えて1時間6分18秒で初優勝を果たした。

トラック&フィールドの部は、5月22日~25日にたけびしスタジアム京都・東寺ハウジングフィールド西京極で行われる。

文・写真/花木 雫

◇第101回関西インカレ・ロードの部(4月18日・ヤンマーフィールド長居付設長距離走路) 男子1部は4年の中村光稀(京産大)が、大学の先輩・寺西雅俊が2016年にマークした大会記録に3秒と迫る1時間4分24秒で2連覇を果たした。 「最初からひとりで行こうと決めていました」と話す通り、スタート直後に飛び出した中村。その後も「1㎞・3分ペースで刻んで行こうと思っていました」と5㎞を14分53秒あたりで通過。早くも独走態勢を築いた。 10㎞までは30分11秒とペースを維持したが、「前半は思ったより余裕を持って入れましたが、少しずつ呼吸がきつくなってきました」。日差しが隠れるほどの黄砂の影響などもあり、徐々にペースダウンした。最後まで2位以下との差は縮まらなかったものの、「1時間3分切りが目標でした。最低でも大会記録は更新しておきたかったので、悔しさしかありません」と唇を噛んだ。 和歌山北高時代は中距離が主軸だったが、才能を買われ長距離の道へ。2年時に10000mで28分55秒22をマークし注目される存在となった。昨年は関西インカレハーフで優勝し、続く10000mでも2位。100回記念で関東以外の大学にも門戸が開かれた秋の箱根駅伝予選会でも66位(1時間3分36秒)と、チームの27位に貢献していた。 その後、貧血の症状が出るなどコンディションを崩していたが、年明けに復帰。「ここ1、2ヵ月はしっかり練習もできていたので、今季初戦でしたがタイムを出したかった。学生ラストシーズンなので、10000mで全カレに出場できるように早くA標準(28分45秒00)を切って、本番でも上位争いに絡めるよう力を付けていきたい。駅伝でもチームをしっかり引っ張り、実力をアピールしたい」と力を込めた。 1分26秒差の2位には後輩の桒田大樹が入り、京産大がワン・ツー。2秒差で立命大の中川柊太が続き、4、5位には関学大や関大などの強豪を抑えて武林悠天(大阪大院)、則岡颯太(神戸大)の国立大勢が入る健闘が光った。 男子2部は、終盤まで1部の第2集団とともにレースを進めた藤田剛史(摂南大)が大経大勢を抑えて1時間6分18秒で初優勝を果たした。 トラック&フィールドの部は、5月22日~25日にたけびしスタジアム京都・東寺ハウジングフィールド西京極で行われる。 文・写真/花木 雫

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.03.04

日本郵政GPの太田琴菜が現役引退 立命大では駅伝で席巻 思い出の名古屋ウィメンズがラストラン

日本郵政グループは太田琴菜の今季限りでの引退を発表した。 太田は1995年生まれの30歳。兵庫県姫路市出身で、中学時代に1500mで全中出場。名門・須磨学園高時代には全国高校駅伝の1区を務めて総合3位に貢献し、トラックで […]

NEWS 佐久長聖高駅伝部がジュニア育成プロジェクト「将来世界で戦う選手を育てる」OBがトレーニングサポート

2026.03.04

佐久長聖高駅伝部がジュニア育成プロジェクト「将来世界で戦う選手を育てる」OBがトレーニングサポート

全国高校駅伝男子で4度優勝した実績を持つ佐久長聖高(長野)駅伝部が3月3日、公式SNSやnoteを更新し、ジュニア育成プロジェクトを行うと発表した。 同校駅伝部は1998年に全国高校駅伝に初出場して以来、昨年末の大会まで […]

NEWS 創業50周年のヒマラヤが岐阜・長良川競技場のネーミングライツ契約 4月から「ヒマスタ」へ

2026.03.03

創業50周年のヒマラヤが岐阜・長良川競技場のネーミングライツ契約 4月から「ヒマスタ」へ

スポーツ用品を取り扱う株式会社ヒマラヤは3月3日、岐阜メモリアルセンター陸上競技場(長良川競技場)の施設命名権契約(ネーミングライツ)を結んだことを発表した。 岐阜市に本社を構える同社は1976年に創業。スキー専門店とし […]

NEWS AVENIR TCの松本未空が日本ウェルネススポーツ大に入学 拠点の鈴鹿で新たなスタート

2026.03.03

AVENIR TCの松本未空が日本ウェルネススポーツ大に入学 拠点の鈴鹿で新たなスタート

三重県鈴鹿市を拠点とするクラブチーム「AVENIR TC」は3月1日、シンボルアスリートとして所属する松本未空が日本ウェルネススポーツ大学通信課程に入学したことを発表した。 松本は三重・鈴鹿高時代は中距離で活躍し、2年時 […]

NEWS ヤクルトの奈良凌介が現役引退 大東大では「親子鷹」で箱根駅伝5区駆け上がる

2026.03.03

ヤクルトの奈良凌介が現役引退 大東大では「親子鷹」で箱根駅伝5区駆け上がる

ヤクルトは3月1日の東京マラソンをもって奈良凌介の引退を発表した。 奈良は1997年生まれの28歳。埼玉県出身だが、高校は宮城・仙台育英高へ進学すると、トラックでは5000mでインターハイ出場、駅伝では全国高校駅伝にも出 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年3月号 (2月14日発売)

2026年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
大阪国際女子マラソン
矢田みくにインタビュー
追跡箱根駅伝

page top