HOME 国内、大学

2024.04.06

東洋大にインターハイ王者3人入学 平川慧「400mで44秒台を出したい」下田隼人、逢坂草太朗も世界を目指す
東洋大にインターハイ王者3人入学 平川慧「400mで44秒台を出したい」下田隼人、逢坂草太朗も世界を目指す

東洋大に入学した1年生

東洋大は4月6日、都内で入学式と陸上競技部の入部式を行い、1年生は新たなステージでの躍進を誓った。

今年度は、昨年の北海道インターハイで男子400mを制した平川慧(沖縄・コザ高出身)、男子400mハードルで頂点に立った下田隼人(愛知・豊川高出身)、男子5000m競歩を快勝した逢坂草太朗(兵庫・川西緑台高出身)が入学。このほか、長距離では昨年の全国高校駅伝1区2位と好走した松井海斗(埼玉栄高出身)ら、短距離や長距離まで実力のある選手がそろって門を叩いた。

400mで46秒63、200mでも21秒06の自己ベストを持つ平川は、「親元を離れて寮生活なので、まずは新しい生活に慣れて自分のペースを作りたい」と話す。競技面では「200mや400mだけでなく、100mのトレーニングもしっかり積んでスピードを高めていきたいです。まずは200mの自己ベストが高2だったので、早く更新して20秒台を出したい」と意気込む。

広告の下にコンテンツが続きます

東洋大では桐生祥秀(日本生命)やウォルシュ・ジュリアン(富士通)、中島佑気ジョセフ(富士通)といった現役やOBを含め、日本代表などで活躍してきた。平川も「在学中に世界選手権に出場できるように、逆算して高いレベルのトレーニングを積み上げていきたいです。400mでは44秒台を出したい」と意気込んでいた。

昨年のインターハイでそれまでの自己ベストを1秒以上更新し、高校歴代6位の50秒14をマークした下田。「まずは49秒台を出したいです。1年生では関東インカレや日本インカレに出て入賞することが目標。大学のうちに47秒台を目指したい。日本トップにとどまらず、アジアや世界に出たい」と力を込めた。

逢坂はインターハイを制したあと、鹿児島国体少年共通5000m競歩や2月のU20選抜競歩などでも優勝。4月21日の世界競歩チーム選手権(トルコ・アユタヤ)のU20・10km代表に選出された。「今年は世界競歩と8月のU20世界選手権でいずれも金メダルを取りたい」とルーキーシーズンから“世界一”を目標に掲げている。さらに「2028年のロス五輪金メダルを目指して、1年生から20kmを取り組んでしっかりつなげたいです」と話していた。

松井は3月30日の世界クロスカントリー選手権(セルビア・ベオグラード)のU20・8kmに出場したばかり。日本勢2番手の19位(24分21秒)という結果に「世界との力の差を感じました」と振り返る。「しっかりその差を縮めていけるように、トラック、ロードともにがんばって、2年生の夏までに10000m27分台を出し、箱根駅伝では4年間のうちに区間新記録を打ち立てたい」と語った。

東洋大は4月6日、都内で入学式と陸上競技部の入部式を行い、1年生は新たなステージでの躍進を誓った。 今年度は、昨年の北海道インターハイで男子400mを制した平川慧(沖縄・コザ高出身)、男子400mハードルで頂点に立った下田隼人(愛知・豊川高出身)、男子5000m競歩を快勝した逢坂草太朗(兵庫・川西緑台高出身)が入学。このほか、長距離では昨年の全国高校駅伝1区2位と好走した松井海斗(埼玉栄高出身)ら、短距離や長距離まで実力のある選手がそろって門を叩いた。 400mで46秒63、200mでも21秒06の自己ベストを持つ平川は、「親元を離れて寮生活なので、まずは新しい生活に慣れて自分のペースを作りたい」と話す。競技面では「200mや400mだけでなく、100mのトレーニングもしっかり積んでスピードを高めていきたいです。まずは200mの自己ベストが高2だったので、早く更新して20秒台を出したい」と意気込む。 東洋大では桐生祥秀(日本生命)やウォルシュ・ジュリアン(富士通)、中島佑気ジョセフ(富士通)といった現役やOBを含め、日本代表などで活躍してきた。平川も「在学中に世界選手権に出場できるように、逆算して高いレベルのトレーニングを積み上げていきたいです。400mでは44秒台を出したい」と意気込んでいた。 昨年のインターハイでそれまでの自己ベストを1秒以上更新し、高校歴代6位の50秒14をマークした下田。「まずは49秒台を出したいです。1年生では関東インカレや日本インカレに出て入賞することが目標。大学のうちに47秒台を目指したい。日本トップにとどまらず、アジアや世界に出たい」と力を込めた。 逢坂はインターハイを制したあと、鹿児島国体少年共通5000m競歩や2月のU20選抜競歩などでも優勝。4月21日の世界競歩チーム選手権(トルコ・アユタヤ)のU20・10km代表に選出された。「今年は世界競歩と8月のU20世界選手権でいずれも金メダルを取りたい」とルーキーシーズンから“世界一”を目標に掲げている。さらに「2028年のロス五輪金メダルを目指して、1年生から20kmを取り組んでしっかりつなげたいです」と話していた。 松井は3月30日の世界クロスカントリー選手権(セルビア・ベオグラード)のU20・8kmに出場したばかり。日本勢2番手の19位(24分21秒)という結果に「世界との力の差を感じました」と振り返る。「しっかりその差を縮めていけるように、トラック、ロードともにがんばって、2年生の夏までに10000m27分台を出し、箱根駅伝では4年間のうちに区間新記録を打ち立てたい」と語った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.13

男子20km競歩は張俊、女子20km競歩は楊家玉が連覇 中国全国運動会が開幕

中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会が広州市を中心に11月9日から開幕している。陸上競技は12日の20km競歩を皮切りに、15日からマラソンを含め、トラック&フィールド種目がスタートする。 同大会は日本の国民スポ […]

NEWS 全中3000mVの出田隆之助擁する中京が県大会連覇 熊本・松橋、栃木・三島など名門校も全国へ/中学駅伝

2025.11.13

全中3000mVの出田隆之助擁する中京が県大会連覇 熊本・松橋、栃木・三島など名門校も全国へ/中学駅伝

12月14日に行われる第33回全国中学校駅伝への出場権を懸けた都道府県大会が佳境を迎えている。11月5日から10日までに、21都府県で代表校が決定した。 関東では5都県で代表が決定。埼玉男子は男衾が1区から主導権を握り、 […]

NEWS やり投・北口榛花  世界一奪還へ向け始動「山を登ったり、ローラースケートをしたり…」右肘も順調に回復

2025.11.13

やり投・北口榛花 世界一奪還へ向け始動「山を登ったり、ローラースケートをしたり…」右肘も順調に回復

一般社団法人 服部真二 文化・スポーツ財団は11月13日、都内で「第8回服部真二賞」の受賞式を開き、女子やり投の北口榛花(JAL)が受賞し、200万円と江戸切子とクオーツ時計を組み合わせたオリジナルトロフィーが贈呈された […]

NEWS やり投・北口榛花に服部真二賞 陸上では初「チャレンジしてみようという気持ちを届けられたら」

2025.11.13

やり投・北口榛花に服部真二賞 陸上では初「チャレンジしてみようという気持ちを届けられたら」

一般社団法人 服部真二 文化・スポーツ財団は11月13日、都内で「第8回服部真二賞」の受賞式を開き、女子やり投の北口榛花(JAL)が受賞した。 同賞は「音楽やスポーツなどの分野において、発展、改革に挑むリーダー、世界に向 […]

NEWS 福岡国際マラソン 招待選手は22年世界陸上代表の西山雄介 日本歴代7位の細谷恭平 同10位の菊地駿弥ら

2025.11.13

福岡国際マラソン 招待選手は22年世界陸上代表の西山雄介 日本歴代7位の細谷恭平 同10位の菊地駿弥ら

日本陸連は11月13日、福岡国際マラソン2025(12月7日/平和台陸上競技場発着)のエントリー選手を発表した。 大会は2028年ロサンゼルス五輪代表につながるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)シリーズ2025 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top