HOME 海外

2024.03.13

ブラジル、エクアドル、ペルー、ポルトガルにより厳格なドーピングの競技会外検査を要請 22年に警告受けても改善せず

アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は3月11日、ブラジル、エクアドル、ペルー、ポルトガルの4ヵ国の陸上競技連盟の選手がパリ五輪に出場するにあたり、より厳格なドーピングの競技会外検査を要請することを発表した。世界陸連(WA)の理事会の承認を経て決定した。

対象となる4連盟は国ごとの検査について、22年オレゴン世界選手権後に警告を受けていたが、AIUは1年後に行われた昨年のブダペスト世界選手権時点でも改善が確認できなかったとして、前例のない対応をとった。

広告の下にコンテンツが続きます

4連盟は、ドーピングリスクのカテゴリー(カテゴリーAの陸連がドーピングリスクが最も高く、カテゴリーCの陸連が最もリスクが低い)では日本陸連と同じ「カテゴリーB」に指定されているが、24年7月4日までの10ヵ月間に少なくとも3回の競技会外検査(尿および血液)を求められるなど、カテゴリーAと同等の対応が要請されている。

また、この4連盟への対応は、登録検査対象者リストに含まれていない選手についても適用されるものとなっている。

アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は3月11日、ブラジル、エクアドル、ペルー、ポルトガルの4ヵ国の陸上競技連盟の選手がパリ五輪に出場するにあたり、より厳格なドーピングの競技会外検査を要請することを発表した。世界陸連(WA)の理事会の承認を経て決定した。 対象となる4連盟は国ごとの検査について、22年オレゴン世界選手権後に警告を受けていたが、AIUは1年後に行われた昨年のブダペスト世界選手権時点でも改善が確認できなかったとして、前例のない対応をとった。 4連盟は、ドーピングリスクのカテゴリー(カテゴリーAの陸連がドーピングリスクが最も高く、カテゴリーCの陸連が最もリスクが低い)では日本陸連と同じ「カテゴリーB」に指定されているが、24年7月4日までの10ヵ月間に少なくとも3回の競技会外検査(尿および血液)を求められるなど、カテゴリーAと同等の対応が要請されている。 また、この4連盟への対応は、登録検査対象者リストに含まれていない選手についても適用されるものとなっている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.23

箱根駅伝Stories/3度目の山で伝説を作る早大・工藤慎作 スピードに磨き「ストロングポイントとして活躍を」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 中学では当初卓球部を希望 「いよいよ始まるなっていうところで、純粋に […]

NEWS 箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

2025.12.23

箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競技を続けるきっかけは消去法 「大村良紀=10区」、という構図ができ […]

NEWS 箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

2025.12.23

箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 武者修行で変わった“基準” 中大・岡田開成(2年)にとって第101回 […]

NEWS ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

2025.12.23

ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は12月23日、第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の「クマ対応」について発表した。 同大会は群馬県庁スタート・フィニッシュで、前橋市、高崎市、伊勢崎氏、太田市、桐生市をめぐ […]

NEWS 短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

2025.12.23

短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

スズキは12月末をもって男子短距離の竹田一平が退社・退団すると発表した。 竹田は埼玉県出身の28歳。不動岡高時代は走幅跳や三段跳をメインにしていたが、中大から本格的にスプリントへ。大学2年だった2016年には10秒27を […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top