3月13日、三菱重工は、4月1日から新監督に松村康平コーチが就任することを発表した。現在、監督を務める黒木純氏は同日付で総監督に就任し、マラソン競技を主体に指導を続けていくという。
松村氏は37歳。大阪・清風高から山梨学大に進み、箱根駅伝にも2度出場を果たしている。大学卒業後は、大学の先輩でもある黒木氏が監督を務める三菱重工に入社し、初マラソンとなった12年別府大分毎日マラソンで日本人トップとなる4位入賞を飾った。
14年には東京マラソンで2時間8分09秒の自己新で日本人最上位を占め、同年の仁川アジア大会代表に選出。アジア大会では優勝したH.マフブーブ(バーレーン)とわずか1秒差の銀メダルに輝いた。また、駅伝でもエースとして全日本実業団対抗駅伝には9回出場し、2017年大会のチーム初入賞にも貢献している。21年のびわ湖毎日マラソンで引退した後はコーチとして指導にあたっていた。
松村氏は監督就任にあたり、「これまで目標としてきたニューイヤー駅伝優勝、そしてオリンピックを含めた国際大会で活躍する選手の輩出をこの長崎から実現するため、これまでのチームとしての軸をぶらさず、さまざまなことに挑戦し選手を育成していきます」と意気込みを語った。
2003年に児玉泰介前監督(現・愛知製鋼アドバイザー)の後を受けてチームを指導してきた黒木監督も「監督として20年間にわたりご支援いただきありがとうございました。引き続き総監督として、マラソン強化、新体制の育成とチーム強化に携わっていきますので、変わりなきご支援をよろしくお願いいたします」とコメントしている。
また、新年度からの体制も発表され、新主将に山下一貴、副主将に林田洋翔が就任。これまでキャプテンを務めていた的野遼大はコーチも兼ねることになり、プレイングコーチとして競技を続けていたエノック・オムワンバがコーチ業に専念する。
三菱重工は1982年に三菱重工長崎駅伝部として創部。88年にマラソン部に改称し、2018年アジア大会マラソンで金メダルを獲得した井上大仁や昨年のブダペスト世界選手権代表の山下一貴が所属する。ニューイヤー駅伝には1995年に初めて出場を果たし、今年度まで28回出場。19年には準優勝を飾っている(当時のチーム名はMHPS)。
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