3月1日から3日に英国・グラスゴーで行われた世界室内選手権に出場した日本代表が帰国し、入賞を果たした多田修平(住友電工)と田中希実(New Balance)の2人が取材に応じた。
女子1500m、5000m日本記録保持者の田中は3000mに出場し、日本女子初の8分40秒切りとなる8分36秒03の室内アジア記録でまたも歴史を作った。
これで21年東京五輪1500mで8位、昨年のブダペスト世界選手権5000m8位、世界ロードランニング選手権(1マイル)8位に続く入賞。
「前回のセルビアでは(雰囲気に)飲まれてしまいました」。当時は「疎外感というか、オリンピックで急に出てきた若い選手を弾き出そうとしているように勝手に感じてしまっていました」と言う。
今大会では「どう飲まれないようにするか。レースが近づくとナイーブになるのですが、なんとかコントロールして克服できました」といい、「一緒に走るライバルだけど、迎え入れてもらえているようで幸せでした。怖がらず楽しんで走れました」と笑顔を見せた。
レースはハイペースで進んだが「ゆとりを持って入れたので手応えをつかめました」。G.ツェガイ(エチオピア/2位)らを相手に食らいついた。
「世界にぶつかる中でプラスアルファの力が出るとは期待していたので予想の範疇でしたが、無事に8分40秒を切れてうれしいです」
ラストは「力不足」だと振り返ったが「1500mを意識したような練習もしていたので、3000mまでのスタミナが不足していた」と要因も明確だ。
パリ五輪には1500mと5000mの2種目で狙っていく。「オリンピックでも入賞できるかギリギリのところだと確認できたので、安定して確実に入賞できるような力をつけて臨みたいです」。
1500mの参加標準記録は4分02秒50で、世界選手権入賞の5000mは参加標準記録(14分52秒00)突破で内定。国内の屋外シーズンは金栗記念などに出場を見込み、5月はダイヤモンドリーグなどを含めて海外転戦も視野に入れている。
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