2024.03.04
◇グラスゴー世界室内選手権(3月1日~3日/英国・グラスゴー)
第19回世界室内選手権が英国・グラスゴーで開催され、2日の女子400mではフィムケ・ボル(オランダ)が49秒17のショートトラック世界新で優勝した。
ボルはこの種目で先月49秒24の世界記録をマークしたばかりだったが、これをさらに塗り替えた。また、最終日の女子4×400mリレーにもアンカーとして出場。3分25秒07で金メダルを獲得し、2冠を達成している。
女子60mハードルではデヴィン・チャールトン(バハマ)が7秒65の世界新で快勝。自身が先月打ち立てた世界記録を0.02秒短縮した。そのほかの世界記録保持者たちも貫禄勝ち。男子60mハードルはグラント・ホロウェイ(米国)が大会タイ記録の7秒29、男子棒高跳はアルマンド・デュプランティス(スウェーデン)が6m05、男子砲丸投はライアン・クルーザー(米国)が大会新の22m77でそれぞれ優勝を果たした。
女子3000mは、エリナー・ピュリエ(米国)が5000mの世界記録保持者グダフ・ツェガイ(エチオピア)を抑えて8分20秒87で優勝。ツェガイは8分21秒13で2位だった。、男子400mではアレクサンダー・ドーム(ベルギー)が45秒25で、400mハードルの世界記録保持者・カールステン・ワルホルム(ノルウェー)を破り個人では国際大会初優勝。2位のワルホルムは0.09秒差で続いた。
男子走高跳ではハミシュ・カー(ニュージーランド)が今季世界最高の2m36でV。ニュージーランド新記録で快勝した。女子三段跳はテア・ラフォンド(ドミニカ)が今季世界最高の15m01で勝ち、ドミニカにとって屋外を含めた国際的な選手権での女子初の金メダル獲得となった。
男子60mは世界記録保持者のクリスチャン・コールマン(米国)が6秒41で2大会ぶりの金メダルを獲得。女子60mはジュリアン・アルフレッド(セントルシア)が6秒98で制覇。地元・英国勢は男子3000mショートトラックのジョシュ・カーが7分42秒98、女子棒高跳のモリー・コーダリーが4m80で勝ち、この2つの金メダルと銀、銅各1つのメダルを獲得した。
次回は来年3月に中国・南京市で開催。当初は2020年に行われる予定だったが、コロナ禍で2度の延期を経て実施される。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
-
2025.11.16
-
2025.11.16
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.10.18
【大会結果】第102回箱根駅伝予選会/個人成績(2025年10月18日)
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.10.18
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.17
クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒
一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]
2025.11.17
長谷川体育施設が日本陸連のオフィシャルサポーティングカンパニーに “協働”と“共創”目指す
日本陸連は11月17日、新たな協賛企業として、スポーツ施設総合建設業の長谷川体育施設(本社・東京都世田谷区/仁ノ平俊和社長)が決定したと発表した。11月からの契約で、カテゴリーとしては「オフィシャルサポーティングカンパニ […]
2025.11.17
男子は東京世界陸上5000m11位のキプサング、女子はアメバウが制覇 そろってツアー2勝目/WAクロカンツアー
世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの第4戦「クロス・インターナショナル・デ・ソリア」が11月16日、スペイン北部のソリアで開催され、男子(8km)はM.キプサング(ケニア)が23分10秒で優勝した。 キプサ […]
2025.11.17
女子砲丸投・鞏立姣が現役引退 世界選手権2連覇含む8大会連続メダル獲得
女子砲丸投の五輪・世界選手権金メダリストの鞏立姣(中国)が現役を引退することがわかった。 鞏立姣は東京五輪で金メダルを獲得している36歳。世界選手権では2017年ロンドン、19年ドーハ大会で2連覇している。 18歳で初出 […]
2025.11.16
佐久長聖2時間4分57秒で27連覇 長野東1時間8分10秒でV17 地区代表は2年連続で長野日大&新潟一/北信越高校駅伝
北信越高校駅伝が11月16日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195Km)は佐久長聖(長野)が2時間4分57秒で27連覇を決めた。女子(5区間21.0975Km) […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025