2024.02.25
◇第107回日本選手権クロスカントリー(2月25日/福岡・海の中道海浜公園)
世界クロスカントリー選手権(3月30日/セルビア・ベオグラード)の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権クロスカントリーが行われ、福岡クロカンシニア女子2kmには田中希実(New Balance)が出場。6分21秒で快勝し、世界クロカン男女混合8kmリレーの代表入りをほぼ手中に収めた。
田中はスタート直後はやや抑え気味に入ったが、徐々にギアをアップすると500mでトップに立って独走へ。「2kmという短いレースの中でどういう展開になるかという緊張もありましたが、最初に飛び出す選手がいたことで、迷いが取れて最初からハイペースでいくことができて良かったです」。他を圧倒する走りで会場を沸かせた。
米国の室内レースで1500m4分08秒46、2マイル9分16秒76(通過3000m8分40秒05)と室内日本新を連発している。その中でも、「この時期にしては自分の中では比較的いいタイムかもしれませんが、世界的に見た時には不十分」と田中。現段階でも「当たり前に3000mで8分30秒台、1500mは4分05秒は切りたい」と貪欲に上を見つめる。
この後は3月1日からの世界室内選手権3000mに臨む。「一発決勝なので、ただただ全力でトップの選手にくらいつきたい。たぶんハイペースで進むと思うので、そういったはペースにぶら下がるほうが自分には向いている。無心になってぶつかっていくレースができれば」と力強く語った。
日本陸連ダイヤモンドアスリートの澤田結弥(浜松市立高3静岡)が田中と12秒差の6分33秒で2位に食い込み、さらに6秒差で森智香子(積水化学)が3位に続いた。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.15
編集部コラム「私のインターハイ地区大会」
-
2025.06.15
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.16
2025高校最新ランキング【女子】
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.16
田中希実は3000m8分50秒18の11位 自己新ペースで進めるもラスト1000mで離される/DLストックホルム
6月15日、スウェーデン・ストックホルムで行われたダイヤモンドリーグ第7戦バウハウス・ガランの女子3000mに田中希実(New Balance)が出場し、8分50秒18で11位に入った。 1周目を69秒で入った田中。序盤 […]
2025.06.15
編集部コラム「私のインターハイ地区大会」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 広告の下にコンテンツが続きます 攻め(?)のアンダーハンドリレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃 […]
2025.06.15
NCG5000mはアジア選手権5位・荒井七海が13分47秒58で日本人トップ!東海大・永本脩が学生トップ/日体大長距離競技会
第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)の2日目が6月15日に行われ、最終種目のNCG男子5000mはB.キプトゥー(麗澤大)が13分46秒77で1着を占め […]
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
6月14日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子3000m障害で、小原響(GMOインターネットグループ)が日本歴代8位の8分22秒64をマークした。 大会は世界陸連コンチネンタルツアー・ […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会