HOME 国内

2024.02.24

世界陸上2大会連続出場の遠藤日向が中・高校生にトレーニングのアドバイス「今の自分を分析して何が必要か考えてほしい」
世界陸上2大会連続出場の遠藤日向が中・高校生にトレーニングのアドバイス「今の自分を分析して何が必要か考えてほしい」

遠藤日向(住友電工)

男子5000mで、22年オレゴン、23年ブダペスト世界選手権に出場した遠藤日向(住友電工)が2月24日、東京・文京区のSteP SPORTS東京本店で行われたイベント「SteP Trial Event Powered by Nike」にゲストとして登場し、中学・高校生の現役陸上競技部員にアドバイスを送った。

オープニングのトークセッションでは、ナイキランニングコーチの森橋完介氏とともに高校卒業時の進路選択について語った。中学・高校と全国優勝を経験している遠藤は、大学を選ばず実業団へ。「高校3年生で出た世界大会(2016年U20世界選手権5000m13位)でまったく歯が立たず、本気で世界で戦いたいと思うようになりたいと思いました。だから実業団を選びました」と理由を明かし、大学駅伝へ「(気持ちが)揺らいだことはありません」ときっぱり話した。

高校時代に目標と課題を見つけ、実業団に進んだ遠藤。その話を聞いて大東大で箱根駅伝を2度走った森橋氏も「私は大学を選ぶ際に母親から『後悔のないように進路を決めて』と言われました。みなさんも将来どうなりたいか、自分と向き合って進路を決めてほしいですね」と約30名の参加者に語った。

参加者からの質問にも応じ、レースで記録を出すために練習で必要なことを問われた遠藤は「目指すところに到達するために何が必要なのかを考えること、しっかり今の自分を分析することで何をやるのかを考えてほしいです」と答えた。また、練習などで「きつい、止めたいと感じた時にどう考えているか」との質問には、「僕はレースの1週間前か10日までに一番きつい練習をしますが、絶対にやり遂げるという思いでやっています。ただ、調子の悪い時は、なるべくスピードは落とさず、本数や距離を調整しています」と話していた。

トークセッションの後は、参加者とともに、SteP SPORTS東京本店から皇居前広場に向かい、周辺のランニングなどで汗を流した。

男子5000mで、22年オレゴン、23年ブダペスト世界選手権に出場した遠藤日向(住友電工)が2月24日、東京・文京区のSteP SPORTS東京本店で行われたイベント「SteP Trial Event Powered by Nike」にゲストとして登場し、中学・高校生の現役陸上競技部員にアドバイスを送った。 オープニングのトークセッションでは、ナイキランニングコーチの森橋完介氏とともに高校卒業時の進路選択について語った。中学・高校と全国優勝を経験している遠藤は、大学を選ばず実業団へ。「高校3年生で出た世界大会(2016年U20世界選手権5000m13位)でまったく歯が立たず、本気で世界で戦いたいと思うようになりたいと思いました。だから実業団を選びました」と理由を明かし、大学駅伝へ「(気持ちが)揺らいだことはありません」ときっぱり話した。 高校時代に目標と課題を見つけ、実業団に進んだ遠藤。その話を聞いて大東大で箱根駅伝を2度走った森橋氏も「私は大学を選ぶ際に母親から『後悔のないように進路を決めて』と言われました。みなさんも将来どうなりたいか、自分と向き合って進路を決めてほしいですね」と約30名の参加者に語った。 参加者からの質問にも応じ、レースで記録を出すために練習で必要なことを問われた遠藤は「目指すところに到達するために何が必要なのかを考えること、しっかり今の自分を分析することで何をやるのかを考えてほしいです」と答えた。また、練習などで「きつい、止めたいと感じた時にどう考えているか」との質問には、「僕はレースの1週間前か10日までに一番きつい練習をしますが、絶対にやり遂げるという思いでやっています。ただ、調子の悪い時は、なるべくスピードは落とさず、本数や距離を調整しています」と話していた。 トークセッションの後は、参加者とともに、SteP SPORTS東京本店から皇居前広場に向かい、周辺のランニングなどで汗を流した。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

2025.04.30

【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]

NEWS 5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

2025.04.30

5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]

NEWS 26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

2025.04.30

26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]

NEWS 100mH寺田明日香 恩師の訃報に「熱意と愛情を少しでも次の世代へ引き継げるように」

2025.04.30

100mH寺田明日香 恩師の訃報に「熱意と愛情を少しでも次の世代へ引き継げるように」

福島千里や寺田明日香ら女子短距離を中心に数々の名選手を育成した中村宏之氏が4月29日に79歳で他界したことを受け、寺田が自身のSNSを更新して思いを綴った。 寺田は北海道・恵庭北高時代に中村氏の指導を受け、100mハード […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top