2024.02.11
◇宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2024(2024年2月11日/沖縄県宮古市・宮古市陸上競技競技場発着5区間:100.5km)
2月の沖縄・宮古島が舞台となる宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2024が2月11日に行われ、國學院大が5時間11分09秒で優勝を飾った。
箱根駅伝に出場した國學院大、東海大、順大ら9チーム(オープン含む)が出場。宮古島の海岸沿いを5区間100.9kmでつなぐコースで、起伏が激しく、さらに気温20度以上という中を力強く駆け抜けた。
山口祥太コーチが「展開も読みにくかったですが、先手必勝でオーダーを考えました。力を発揮してくれました」と振り返る。
1区を託されたのは1年生の野中恒亨。順大、芝浦工大との競り合いとなるなか、ラストで引き離して区間賞スタートを切った。
タスキを受けた高山豪起(2年)は「想定以上に風がかなり強くてきつかった」と苦しむも、21.8kmで1時間7分15秒をマークして後ろを引き離す。
田中愛睦(1年)は「起伏が攻略できればと思っていました。自分としては良い走りができました」と笑顔。佐藤快成(3年)、本山凛太朗(3年)も危なげなくつないだ。
フィニッシュテープを切った本山は「この大会をきっかけに個人でもチームでも頑張っていきたい」と抱負を語る。今大会のゲーム主将を務めた佐藤は、「出場する以上、勝ちきろうと5人で掲げていました。しっかり勝てて、区間賞を取ることができてうれしいです」と笑顔を浮かべる。
自身の走りは「上りも下りも切り替えて走れました」と収穫を得た様子。今年の箱根駅伝では当日変更で出走できなかった佐藤は、「下級生に勢いがあるチームですが、自分たちの代も負けないくらい実力のある選手がいます。自分も負けないようにラストイヤー頑張りたい」と意気込みを語り、「チームとしては(駅伝)全部優勝」と宣言した。
優勝した國學院大には宮古島市役所から駅伝を走るシーサーをモチーフにした宮古焼きのトロフィーが贈られた。
2023年度は出雲駅伝4位、全日本大学駅伝3位、そして箱根駅伝5位。チームの底上げで2024年度のタイトル奪取へと突き進む。
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