HOME 国内

2024.01.30

4月に石川県輪島で開催予定の日本選手権35km競歩、全日本競歩輪島の中止が決定
4月に石川県輪島で開催予定の日本選手権35km競歩、全日本競歩輪島の中止が決定

日本選手権35km競歩(21年までは50km)は1972年以降、輪島で開催されてきた (撮影/フォート・キシモト)

1月30日、日本陸連は今年4月に石川県輪島市で開催予定だった第108回日本選手権35km競歩、ならびに第63回全日本競歩輪島大会の中止を決定した。

全日本競歩輪島大会は1970年の第9回大会から、富山開催を引き継ぐかたちでスタート。1972年からは日本選手権50kmも輪島で行われるようになった。大会では世界のトップ選手が出場するだけでなく、近隣の小中学生が参加してのスピードウォーク大会が開かれるなど、輪島市は全日本競歩能美大会が開催される同県能美市と並び、競歩の盛んな土地として知られている。

ただ、1月1日に発生した能登半島地震により輪島市内は多大なる被害を受け、開催の見通しが立たないことから中止を決定した。

広告の下にコンテンツが続きます

日本陸連は「能登半島地震により亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りしますとともに、被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。また、救援、支援活動にご尽力されている皆様へ敬意を表します」とコメントし、連盟として募金活動などを通しできる限りの被災地への支援に取り組んでいくと発表した。

なお、パリ五輪の選考を兼ねた3月17日の全日本競歩能美大会は予定通り実施される。

1月30日、日本陸連は今年4月に石川県輪島市で開催予定だった第108回日本選手権35km競歩、ならびに第63回全日本競歩輪島大会の中止を決定した。 全日本競歩輪島大会は1970年の第9回大会から、富山開催を引き継ぐかたちでスタート。1972年からは日本選手権50kmも輪島で行われるようになった。大会では世界のトップ選手が出場するだけでなく、近隣の小中学生が参加してのスピードウォーク大会が開かれるなど、輪島市は全日本競歩能美大会が開催される同県能美市と並び、競歩の盛んな土地として知られている。 ただ、1月1日に発生した能登半島地震により輪島市内は多大なる被害を受け、開催の見通しが立たないことから中止を決定した。 日本陸連は「能登半島地震により亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りしますとともに、被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。また、救援、支援活動にご尽力されている皆様へ敬意を表します」とコメントし、連盟として募金活動などを通しできる限りの被災地への支援に取り組んでいくと発表した。 なお、パリ五輪の選考を兼ねた3月17日の全日本競歩能美大会は予定通り実施される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.08

女子400mのナセルがアディダスと契約 パリ五輪銀、東京世界陸上銅メダリスト

女子400mのアジア記録保持者、S.E.ナセル(バーレーン)がアディダスとのプロ契約を結んだことを発表した。自身のSNSで契約締結に関して「新たな挑戦と歴史的偉業に向け、アディダスの献身的な取り組みとパートナーシップは極 […]

NEWS 全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定

2025.12.08

全米クロカン選手権はウォルフとケラティ・フレスギが制す 世界陸上入賞・ヤングら上位選手が26年1月の世界クロカン代表に内定

12月6日、米国・オレゴン州ポートランドで全米クロスカントリー選手権(10km)が行われ、男子はP.ウォルフが29分17秒で、女子はW.ケラティ・フレスギが33分46秒で優勝した。 女子を制したケラティ・フレスギはパリ五 […]

NEWS 3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表

2025.12.08

3月のThe TENから7月にかけて17大会を実施! 26年実施の米国陸連ツアー日程発表

米国陸連(USATF)は12月5日、来年実施するUSATFツアー17大会の日程を発表した。 米国では連盟が統括するツアーの立ち上げを10月に発表しており、年次総会で対象大会と日程が決定された。3月28日のThe TENを […]

NEWS 400mH・ベンジャミンと短距離のジェファーソン・ウッデンが年間最優秀賞! 米国陸連が年間表彰者発表

2025.12.08

400mH・ベンジャミンと短距離のジェファーソン・ウッデンが年間最優秀賞! 米国陸連が年間表彰者発表

米国陸連(USATF)は12月5日、2025年の年間表彰者を発表した。 レジェンドの名を冠した年間最優秀賞は、男子(ジェシー・オーエンス賞)が400mハードルのR.ベンジャミン、女子(ジャッキー・ジョイナー=カーシー賞) […]

NEWS 福岡国際と防府読売、2つのマラソンは2人の「西山」が2時間7分台でロス五輪MGC切符つかむ

2025.12.08

福岡国際と防府読売、2つのマラソンは2人の「西山」が2時間7分台でロス五輪MGC切符つかむ

MGCシリーズ2025-26男子G1の福岡国際マラソンと防府読売マラソンの2大会が12月7日に行われた。 福岡国際はバイエリン・イエグゾー(エチオピア)が2時間7分51秒で優勝。2位には西山雄介(トヨタ自動車)が2時間7 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top