2024.01.21
◇第29回全国都道府県男子駅伝(1月21日/広島・平和記念公園前発着:7区間48km)
第29回全国都道府県男子駅伝が行われ、長野が2時間17分00秒の大会新で3連覇を飾った。
特に、昨年末の全国高校駅伝を大会新(2時間1分00秒)で制した佐久長聖高勢の快走が光った。1区の濵口大和(2年)が先頭から7秒差の4位で好スタートを切ると、4位でタスキを受け取った永原颯磨(3年)が「自分の区間でトップに立つことが役割だと思っていた」という積極的な走りで首位に浮上する。昨年の大会でチームメイトの山口竣平(現3年)が樹立した区間記録に1秒届かず「まだまだ」と反省点も口にしたが、「自分の役割を果たして5区の山口にタスキを渡せたので良かった」と安堵の表情を浮かべた。
その山口は今回も区間賞の走りで首位を疾走。後続との差を55秒まで広げる。こうなればあとは逃げ切るだけ。6区の滝澤秀斗(赤穂中)は区間9位と危なげない走りでつなぐと、最後はアンカーの鈴木芽吹(駒大)が締めくくる。
無理しなくても悠々と逃げ切れるだけの大差だったが、「6区までの選手のお陰で大会記録が狙えると思ったので、絶対に(大会新を)決めようと思って走りました」と、最後まで攻め込む。13kmを36分52秒で走り切り、従来の区間記録を17秒更新して笑顔でフィニッシュテープを切った。
チームを率いた高見澤勝監督(佐久長聖高教)は、「今日は風が強かったので、タイムよりも確実に勝つことを意識していました。大会新は選手のがんばりのお陰。鈴木は攻める走りをしてくれて立派だと思いました」と、高校時代の教え子を称えた。
鈴木は佐久長聖高1年時に全国高校駅伝優勝メンバーに名を連ねるほどの逸材だったが、意外にも長野県チームでの出場経験はなし(※中学時代は静岡県代表として出場)。「高校時代からは1回も走ることができなかった。なんとか学生のうちに走りたいと思っていた。最後に走れてうれしいです」と笑顔を見せた。
これで長野は史上最多10度目の優勝。「中学生から強化を進め、大学生・社会人になった選手たちがふるさとに帰ってくれる。それが強さの秘訣だと思います」と高見澤監督は誇らしげに語った。
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