◇皇后盃第42回全国都道府県対抗女子駅伝(1月14日/京都・西京極陸上競技場発着9区間:42.195km)
第42回都道府県対抗女子駅伝が行われ、2区(4km)を走った岡山のドルーリー朱瑛里(津山高1)がレース後に代表取材による会見を開いた。
ドルーリーは12分47秒の区間5位で、高校生では最上位。8人抜きで19位に押し上げた。それでも「もっと良い順位で次の区間に渡したかったのですが、そういった走りができなかったのは悔しいです」とドルーリー。「夏よりも質の高い練習ができていて、調子も良かったのですが、自分の力を出せないのが課題」と話す。
1kmまでの上りを耐えつつ「下りでペースを上げる」プランを思い描いていたが、「集中できなかった」とし、「田中(希実)さんは今回の走りを見ても4kmをイーブンペースでいっていて、それだけのスタミナが必要です」と課題を挙げる。
総合順位では前回より4つ順位を上げる14位。「チームの雰囲気も良かったです」と笑顔を見せる。
中高生からシニアトップクラスまでタスキをつなぐこの駅伝。レース後は田中や山本有真(愛知・積水化学)らと交流する機会もあり、声をかけてもらったという。
「トップ選手は自分の走りだけではなく、他の選手への気配りされていて、みならっていきたいと思います」
今年の目標は「インターハイ優勝」を掲げ、トップ選手たちと走ったからこそ、「来年は実業団の選手と一緒に走れるようなレベルになれるように頑張っていきたいです」と意気込みを語った。
都道府県女子駅伝・ドルーリー朱瑛里の一問一答
――今日の走りを振り返って もっといい走りができたらよかったのですが、そこができなかったのは自分の課題です。自分の力を発揮できる力が必要。一人ひとり前をおいかけてチームに貢献したいと思いました。 ――トップ選手と走ってみて トップの選手が走る姿はかっこいいですし、あこがれます。そういった選手に少しでも近づきたい。トップ選手は自分の走りだけではなく、他の選手への気配りなど、自分のことだけじゃなく、他の選手のことを考えていらしたので、みならっていきたい。 ――チームは14位 去年は18位で、4つ順位が上がったのは良かったです。チームの雰囲気も良かったと思います。 ――どんな大会になったか。応援について 自分の成長につながる大事な大会になりました。たくさんの応援をいただいて、自分を応援してくださっているのがありがたかったですし、力になりました。 ――トップ選手と交流して トップ選手はあこがれの存在。お話しさせていただいて、来年、そういう選手と走る機会が増えていけばいいなと、また頑張っていきたいと刺激をもらいました。インターハイに向けて練習積んで、来年は実業団の選手と一緒に走れるようなレベルになれるように頑張りたいです。 ――24年の目標は インターハイは優勝目指したいです。 ――この経験をどう生かしていきたいか さまざまな年齢の選手がいる大会に出てモチベーション、刺激になる。この経験を忘れずに次ぎにつなげて頑張りたい。 ――今日の走りの作戦、感触について 調子が良かったですが、自分の力を出し切れなかった。1kmまで上り、下りでペース上げるつもりでしたが、自分の走りに集中できなかったです。一人ひとり前を追いかけて流れればと思ったのですが後半が難しかった。田中さんは今回の走りを見ても4kmをイーブンでいっていて、それだけのスタミナが必要。 ――トラックからロードへの対応、練習の変化 具体的な練習の変化はなくて、トラックとロードでも同じような感じ。ロードを意識したペースの練習をして、夏よりも質の上がった練習が積めていました。今回はそれが出せなかった。 ――来年大会への意気込み 来年はもっとレベルアップした姿を見せられるように、この冬頑張って練習したい。この大会にもすごくたくさんの関係者が準備してくださったり、震災があった中で選手が走っている姿を見て、すごく感動しました。いろんな県の選手から刺激を受けた大会となりました。
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