HOME 国内

2023.12.22

広沢真愛が東邦銀行を退部 ケガ続くも「応援のお陰でここまで頑張れた」大学時代にインカレ4冠、現役続行 中村美宇、馬場優純も退部
広沢真愛が東邦銀行を退部 ケガ続くも「応援のお陰でここまで頑張れた」大学時代にインカレ4冠、現役続行 中村美宇、馬場優純も退部

広沢真愛

東邦銀行は12月22日、今シーズン限りで広沢真愛、中村美宇、馬場優純の3選手が退部すると発表した。

広沢は東京出身の26歳。日体大3年時に200m、400m、4×100m、4×400m両リレーの4冠を成し遂げた。100mで11秒53、200mで23秒86、400mは53秒27のベストを持つ。2020年度から東邦銀行に加入も、その後は度重なるケガに泣いた。

東邦銀行を通じ、「私は初めて地元を離れて来ましたが、福島県の自然の中で、思いっきり陸上競技に集中して打ち込むことができました。考えて理解し、身体に落とし込むということなど、陸上競技をより一層学ぶこともできました」と言い、「ケガ続きではありましたが、さまざまな場面でのサポートや温かい応援のお陰で、ここまで頑張ることができました」と感謝のコメントを発表した。

広告の下にコンテンツが続きます

中距離の中村は「2年間という短い期間ではありましたが、大好きな陸上競技を思う存分やらせていただけたこの環境にとても感謝しています」とコメント。

走幅跳の馬場優純は「これからはこの4年間で培ってきた知識や経験を生かし、また新たな環境で陸上競技に打ち込んでいきたい」とコメントしている。

広沢と馬場は新たな環境で競技を続け、中村については未定としている。

東邦銀行は12月22日、今シーズン限りで広沢真愛、中村美宇、馬場優純の3選手が退部すると発表した。 広沢は東京出身の26歳。日体大3年時に200m、400m、4×100m、4×400m両リレーの4冠を成し遂げた。100mで11秒53、200mで23秒86、400mは53秒27のベストを持つ。2020年度から東邦銀行に加入も、その後は度重なるケガに泣いた。 東邦銀行を通じ、「私は初めて地元を離れて来ましたが、福島県の自然の中で、思いっきり陸上競技に集中して打ち込むことができました。考えて理解し、身体に落とし込むということなど、陸上競技をより一層学ぶこともできました」と言い、「ケガ続きではありましたが、さまざまな場面でのサポートや温かい応援のお陰で、ここまで頑張ることができました」と感謝のコメントを発表した。 中距離の中村は「2年間という短い期間ではありましたが、大好きな陸上競技を思う存分やらせていただけたこの環境にとても感謝しています」とコメント。 走幅跳の馬場優純は「これからはこの4年間で培ってきた知識や経験を生かし、また新たな環境で陸上競技に打ち込んでいきたい」とコメントしている。 広沢と馬場は新たな環境で競技を続け、中村については未定としている。

東邦銀行を退部する3選手のコメント全文

●広沢真愛 私は初めて地元を離れて来ましたが、福島県の自然の中で、思いっきり陸上競技に集中して打ち込むことができました。陸上競技部では、ただ走るだけでなく、考えて理解し、身体に落とし込むということなど、陸上競技をより一層学ぶこともできました。また、社会人になってもチームみんなで刺激し合いながら活動することができ、とてもありがたい環境でした。 私自身この4年間は、怪我続きではありましたが、様々な場面でのサポートや温かい応援のお陰で、ここまで頑張ることができました。本当に感謝しています。ありがとうございます。 今後も、今まで学んできたことを生かして、目標を達成できるように頑張ります。これまで、本当にありがとうございました。 ●中村美宇 2年間という短い期間ではありましたが、大好きな陸上競技を思う存分やらせていただけたこの環境にとても感謝しています。 時には上手くいかないことがあっても、こうして今まで陸上競技に一生懸命打ち込めたのは、皆さまからの大きな支えや応援があったからこそだと強く感じています。 自分の思い描いたような結果を出すことはできませんでしたが、ここで学んできたことや得たことは、自分が成長してきた財産の1つとして残っています。この学び得たことをしっかりと握りしめて、これからの新しい道でもまた目標をもって突き進んでいこうと思います。 たくさんのご声援、本当にありがとうございました。 ●馬場優純コメント 高校卒業後、親元を離れ福島に引っ越し、慣れない土地での生活で初めは戸惑うこともたくさんありました。 改めてこの四年間を振り返れば、到底一人では乗り越えられなかった出来事が本当にたくさんあったと思います。 ですが、その度にチームメイトや職場の方々をはじめ、本当に沢山の方々に支えていただき、ここまで諦めずに陸上競技に打ち込むことができました。 今まで頂いてきた沢山の言葉や声援のおかげで今の自分があると思っています。 本当にありがとうございました。 これからはこの四年間で培ってきた知識や経験を活かし、また新たな環境で陸上競技に打ち込んでいきたいと思います。 改めまして、四年間本当にありがとうございました。

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.21

編集部コラム「柔らかい顔に」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 「箱根路が育む挑戦」箱根駅伝シンポジウム開催!小山直城「出場した思い強かった」葛西潤「誰かのためにと走った」

2025.11.21

「箱根路が育む挑戦」箱根駅伝シンポジウム開催!小山直城「出場した思い強かった」葛西潤「誰かのためにと走った」

第102回箱根駅伝まで約40日となった11月21日、大会の機運を高めるイベント「第102回箱根駅伝シンポジウム」が、都内で開催された。 今回のメインテーマは「世界を駆ける~箱根路が育む挑戦~」。昨年のパリ五輪、9月の東京 […]

NEWS 都大路を目指す戦い 地区高校駅伝は土曜・関東大会、日曜・東海大会でラスト 全国高校駅伝出場校出そろう

2025.11.21

都大路を目指す戦い 地区高校駅伝は土曜・関東大会、日曜・東海大会でラスト 全国高校駅伝出場校出そろう

全国高校駅伝(12月21日/京都)の地区代表を懸けた地区高校駅伝が明日11月22日に関東(北関東、南関東/埼玉・熊谷スポーツ文化公園)で、あさって23日には東海(三重・三重高前発着コース)で行われる。これで、地区高校駅伝 […]

NEWS 「2強」日本郵政グループ、積水化学がV争いリード しまむら、エディオン、三井住友海上らが隙うかがう/クイーンズ駅伝みどころ

2025.11.21

「2強」日本郵政グループ、積水化学がV争いリード しまむら、エディオン、三井住友海上らが隙うかがう/クイーンズ駅伝みどころ

◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城)は11月2 […]

NEWS 来年1月の世界クロカンシニア代表発表 日本選手権5000m覇者・井川龍人、吉岡大翔、川口桃佳、信櫻空ら12名派遣

2025.11.21

来年1月の世界クロカンシニア代表発表 日本選手権5000m覇者・井川龍人、吉岡大翔、川口桃佳、信櫻空ら12名派遣

日本陸連は11月21日、第46回世界クロスカントリー選手権(来年1月10日/米国・タラハシー)のシニア日本代表12名を発表した。 シニア男女各6名ずつ。男子10kmは7月の日本選手権5000m覇者の井川龍人(旭化成)が2 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top