HOME 学生長距離

2023.12.21

【Playback箱根駅伝】第61回/早大が雪の箱根を制して2年連続11回目のV 復路は20秒差で日体大がトップ
【Playback箱根駅伝】第61回/早大が雪の箱根を制して2年連続11回目のV 復路は20秒差で日体大がトップ

第61回箱根駅伝/雪の中先頭を快走する早大8区の尾崎一志

第61回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績
1位 早大  11時間11分16秒
2位 順大  11時間15分44秒
3位 日体大 11時間17分09秒
4位 日大  11時間29分38秒
5位 大東大 11時間30分55秒
6位 中大  11時間31分11秒
7位 東農大 11時間32分54秒
8位 筑波大 11時間33分49秒
9位 東洋大 11時間38分01秒
10位 専大  11時間41分15秒
11位 駒大  11時間41分29秒
12位 国士大 11時間42分20秒
13位 東海大 11時間42分21秒
14位 亜細亜大11時間53分06秒
15位 明大  11時間54分36秒
●区間賞
1区 仲西浩(日体大) 1時間04分29秒
2区 渋谷俊浩(筑波大)1時間08分55秒
3区 岩佐吉章(順大) 1時間04分03秒
4区 高橋雅哉(早大) 1時間03分01秒
5区 木下哲彦(早大) 1時間11分59秒
6区 羽柴卓也(順大) 1時間01分17秒
7区 矢野哲(筑波大) 1時間06分34秒
8区 大志田秀次(中大)1時間07分01秒
9区 足立幸永(日体大)1時間11分14秒
10区 丸山一徳(日体大)1時間06分06秒

2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)

第61回(1985年/昭和60年) 山上りのスペシャリスト木下が区間新 順大は転倒に泣く

前回大会で30年ぶりに優勝した早大が11時間11分16秒で2年連続11回目の優勝。2位の順大に4分28秒差をつけた。 早大は1区の田原貴之が首位の日体大と33秒差の3位で滑り出すと、2区の遠藤司が区間2位の好走で首位に立つ。 3区で順大に抜かれて2位に後退したが、4区の高橋雅哉で先頭を奪取。5区では木下哲彦が1時間11分59秒の区間新記録で往路連覇を達成し、2位の順大に4分22秒のリードを奪った。 復路の朝、箱根山中には雪が降っていた。早大の6区・赤掘正司は山道に足を取られそうになりながら慎重に下り区間3位と力走。対する順大は羽柴卓也で2分ほど差を詰める計算だったが、途中で滑って転倒するアクシデントに遭う。羽柴は区間賞こそ獲得したが、21秒しか詰めることはできず、出鼻を挫かれるからちとなった。 「復路の順大」と名高いとはいえ、小田原中継所の時点で4分1秒の差を逆転することは容易ではない。早大は8区以降の3人が区間2位と安定した走りでトップをキープ。危なげないレース運びで連覇を果たした。 早大・鈴木重晴監督は「主将の高橋や遠藤ら4年生を軸に自分たちの手でつかんだ勝利」と部員の結束を称えた。 6区での不運が響いた順大は4分28秒差の2位。復路優勝は総合3位の日体大。往路から順位を上げることはできなかったが、9区の足立幸永、10区の丸山一徳が区間賞を獲得して、復路2位の早大を20秒上回った。 今大会は史上初めて出場全チームが11時間台でフィニッシュ。全体のレベルアップを感じさせる大会だった。 参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)

第61回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績 1位 早大  11時間11分16秒 2位 順大  11時間15分44秒 3位 日体大 11時間17分09秒 4位 日大  11時間29分38秒 5位 大東大 11時間30分55秒 6位 中大  11時間31分11秒 7位 東農大 11時間32分54秒 8位 筑波大 11時間33分49秒 9位 東洋大 11時間38分01秒 10位 専大  11時間41分15秒 11位 駒大  11時間41分29秒 12位 国士大 11時間42分20秒 13位 東海大 11時間42分21秒 14位 亜細亜大11時間53分06秒 15位 明大  11時間54分36秒 ●区間賞 1区 仲西浩(日体大) 1時間04分29秒 2区 渋谷俊浩(筑波大)1時間08分55秒 3区 岩佐吉章(順大) 1時間04分03秒 4区 高橋雅哉(早大) 1時間03分01秒 5区 木下哲彦(早大) 1時間11分59秒 6区 羽柴卓也(順大) 1時間01分17秒 7区 矢野哲(筑波大) 1時間06分34秒 8区 大志田秀次(中大)1時間07分01秒 9区 足立幸永(日体大)1時間11分14秒 10区 丸山一徳(日体大)1時間06分06秒

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.19

サニブラウンと橋岡優輝が小学校訪問しバトン寄贈 一緒に汗も流「人と人をつなぐもの」

【動画】サニブラウンと橋岡が小学生にバトンパスを伝授! 小学校訪問したサニブラウン選手と橋岡選手がバトンパスを伝授!速すぎて止まって見える!? pic.twitter.com/E8Ac7IKp8D — 月陸O […]

NEWS 佐々木清翔が200m20秒60の東北学生新! 東北大が史上初の男子総合V/東北IC

2025.05.19

佐々木清翔が200m20秒60の東北学生新! 東北大が史上初の男子総合V/東北IC

【画像】男子200mで20秒60をマークした佐々木清翔 #東北インカレ 男子200mに出場しました佐々木清翔(教育2年)が20秒60の超大幅自己ベストで優勝しました!!🏆🥇 この記録は日本インカレA標準突破、本学OBの藤 […]

NEWS 【選手名鑑】西山 未奈美

2025.05.19

【選手名鑑】西山 未奈美

西山 未奈美 NISHIYAMA MANAMI 三井住友海上 1999年12月9日 大沢中(神奈川)→白鵬女高(神奈川)→松山大 3000mSC:9.39.28(22年) ■代表歴 アジア選手権(25クミ) 【年次ベスト […]

NEWS 女子1万mは細田あい32分22秒52でV 2位前田穂南 ローズ・ワングイ3冠 赤穂弘樹ハンマー投12連覇/中国実業団

2025.05.19

女子1万mは細田あい32分22秒52でV 2位前田穂南 ローズ・ワングイ3冠 赤穂弘樹ハンマー投12連覇/中国実業団

第64回中国実業団選手権は5月10日、17日、18日の3日間、広島県三次市のみよし運動公園陸上競技場で行われ、女子10000mは細田あい(エディオン)が32分22秒52で優勝した。2位にはマラソン日本記録保持者の前田穂南 […]

NEWS 男子総合は九州共立大が4年ぶり2度目の優勝 女子ハンマー投・村上来花は自己2番目66m18で3連覇/九州IC

2025.05.19

男子総合は九州共立大が4年ぶり2度目の優勝 女子ハンマー投・村上来花は自己2番目66m18で3連覇/九州IC

◇第95回九州インカレ(5月16~18日/福岡・博多の森陸上競技場) 九州インカレが5月16日から18日までの3日間行われ、男子総合は九州共立大が4年ぶり2度目の優勝を飾った。 九州共立大は男子ハンマー投でルーキーのアツ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析

page top