HOME 学生長距離

2023.12.19

【Playback箱根駅伝】第50回/日大が記念大会制す 東農大・服部誠が2区で史上最多12人抜き!
【Playback箱根駅伝】第50回/日大が記念大会制す 東農大・服部誠が2区で史上最多12人抜き!

第50回箱根駅伝/記念大会として過去最多の20校が参加した

第50回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績
1位 日大  11時間46分02秒
2位 大東大 11時間48分06秒
3位 順大  11時間56分38秒
4位 東農大 11時間57分09秒
5位 日体大 12時間00分41秒
6位 国士大 12時間00分57秒
7位 中大  12時間04分12秒
8位 東洋大 12時間05分44秒
9位 東海大 12時間16分30秒
10位 亜細亜大12時間25分25秒
11位 専大  12時間26分18秒
12位 駒大  12時間32分28秒
13位 東教大 12時間44分27秒
14位 青学大 12時間49分13秒
15位 法大  12時間50分00秒
16位 早大  12時間52分57秒
17位 明大  12時間54分13秒
18位 拓大  13時間02分33秒
19位 慶大  13時間05分44秒
20位 神奈川大13時間44分59秒

●区間賞
1区 宮田将美(東海大) 1時間06分40秒
2区 服部誠(東農大)  1時間13分41秒
3区 山本吉光(東農大) 1時間07分23秒
4区 松田進(東洋大)  1時間07分22秒
5区 大久保初男(大東大)1時間13分41秒
6区 金田五郎(大東大) 1時間00分12秒
7区 野中三徳(日大)  1時間04分39秒
8区 下村剛(大東大)  1時間08分53秒
9区 大崎修造(日大)  1時間19分25秒
10区 菊池一成(大東大) 1時間10分20秒

2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)

第50回(1974年/昭和49年) 史上初の20チーム出場 山上りの大東大・大久保初男がデビュー

第50回記念大会は、過去の優勝校を招待して史上最多の20校で行われた。慶大(第13回大会優勝)は3年ぶりの出場、神奈川大は4年ぶりの出場となった。 参加2年目の東海大は、1区の宮田将美が同校初の区間賞と好スタートを切る。9秒後に順大と東教大が続いた。 1区で13位と出遅れた東農大だが、2区の服部誠が快進撃。鶴見ではトップと1分53秒差でタスキを受けたが、次から次へと前のチームを追い抜いていく。16.5km付近で2位争いをしていた中大、東海大、日体大、順大を悠々と抜き去り、18.2kmで先頭の日大も逆転する。12人抜きは当時のごぼう抜き最高記録だった。 トップに躍り出た東農大は3区の山本吉光も区間賞。4区、5区も首位をキープし、第2回大会から数えて38回目の出場となったチームに初の往路初優勝をもたらした。 1区トップで通過した新興勢力の東海大も往路6位と健闘。じわじわと順位を押し上げた日大が往路2位、順大が3位で芦ノ湖畔に入った。 6区は往路5位・大東大の金田五郎が区間賞を獲得。5区でも1年生の大久保初男が区間賞デビューを飾った大東大が5、6区の箱根の山を制した。 日大は6区で区間10位と遅れたが、7区で野中三徳が猛追。9人抜きで首位を走る大東大も交わしてトップに立った。日大は通算タイムでも東農大を10秒上回り、6年ぶりの総合優勝を視界にとらえた。 8区では大東大の下村剛が再びトップに躍り出る。しかし日大は9区で大崎修造が区間賞の力走。往路の貯金もあった日大が11時間46分2秒で大東大を振り切り、6年ぶりの総合優勝に輝いた。なお、この優勝が99回大会までにおける、日大最後の優勝となっている。 大東大は5時間47分56秒で2年連続復路を制覇したものの、総合では2分04秒届かず2位だった。往路、復路とも3位の順大が総合3位、往路初制覇の東農大が4位となった。 一方で6連覇に挑んだ日体大は往路4位、復路7位とふるわず総合5位にとどまった。 参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)

第50回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績 1位 日大  11時間46分02秒 2位 大東大 11時間48分06秒 3位 順大  11時間56分38秒 4位 東農大 11時間57分09秒 5位 日体大 12時間00分41秒 6位 国士大 12時間00分57秒 7位 中大  12時間04分12秒 8位 東洋大 12時間05分44秒 9位 東海大 12時間16分30秒 10位 亜細亜大12時間25分25秒 11位 専大  12時間26分18秒 12位 駒大  12時間32分28秒 13位 東教大 12時間44分27秒 14位 青学大 12時間49分13秒 15位 法大  12時間50分00秒 16位 早大  12時間52分57秒 17位 明大  12時間54分13秒 18位 拓大  13時間02分33秒 19位 慶大  13時間05分44秒 20位 神奈川大13時間44分59秒 ●区間賞 1区 宮田将美(東海大) 1時間06分40秒 2区 服部誠(東農大)  1時間13分41秒 3区 山本吉光(東農大) 1時間07分23秒 4区 松田進(東洋大)  1時間07分22秒 5区 大久保初男(大東大)1時間13分41秒 6区 金田五郎(大東大) 1時間00分12秒 7区 野中三徳(日大)  1時間04分39秒 8区 下村剛(大東大)  1時間08分53秒 9区 大崎修造(日大)  1時間19分25秒 10区 菊池一成(大東大) 1時間10分20秒

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.07

神奈川県高校駅伝で誤誘導により4校記録無効 嘆願書提出の三浦学苑が関東大会に異例のオープン参加 高体連が認める

11月3日の神奈川県高校駅伝(横浜市のフィールド小机・日産スタジアム付設ハーフマラソンコース)で誤誘導による4校が記録無効となり、記録無効となった4校のうち三浦学苑について、高体連が関東高校駅伝(11月22日/埼玉・熊谷 […]

NEWS 仙台育英男女2連覇 地区代表は男子・八戸学院光星10年ぶり都大路、女子・東北2年連続全国切符/東北高校駅伝

2025.11.07

仙台育英男女2連覇 地区代表は男子・八戸学院光星10年ぶり都大路、女子・東北2年連続全国切符/東北高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた東北高校駅伝は11月6日、秋田県立中央公園陸上競技場で行われ、男女ともに仙台育英(宮城)が優勝を果たした。県大会1位校を除いた最上位校に与えられる全国大会の地区代表は、男子は八戸学院光星(青森 […]

NEWS 溝内里紗が愛媛銀行を退職 24年プリセス駅伝に出場

2025.11.07

溝内里紗が愛媛銀行を退職 24年プリセス駅伝に出場

【写真】溝内里紗の退部を報告する愛媛銀行 この投稿をInstagramで見る 愛媛銀行女子陸上部(@himegin_athletics)がシェアした投稿

NEWS コモディイイダの杉本将太が現役引退「新しい目標を立てて第二の人生をスタートさせたい」東海大卒、昨年はニューイヤー駅伝出走

2025.11.07

コモディイイダの杉本将太が現役引退「新しい目標を立てて第二の人生をスタートさせたい」東海大卒、昨年はニューイヤー駅伝出走

引退を発表したコモディイイダの杉本将太コメント全文 日頃より応援サポート心より感謝申し上げます 11月3日の駅伝をもちまして退部させていただく運びとなりました。 入社してから約3年体調不良を繰り返し、今年に関しては万全な […]

NEWS クイーンズ駅伝エントリー発表! 日本郵政グループ・廣中璃梨佳、積水化学・新谷仁美、しまむら・安藤友香らが登録 第一生命グループは鈴木優花が外れる

2025.11.06

クイーンズ駅伝エントリー発表! 日本郵政グループ・廣中璃梨佳、積水化学・新谷仁美、しまむら・安藤友香らが登録 第一生命グループは鈴木優花が外れる

クイーンズ駅伝エントリー選手一覧 JP日本郵政グループ 鈴木亜由子、太田琴菜、菅田雅香、廣中璃梨佳、小坂井智絵、和田有菜、牛佳慧、カリバ・カロライン、小暮真緒、谷本七星 積水化学 新谷仁美、森智香子、楠莉奈、佐藤早也伽、 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top