HOME 国内、大学

2023.11.02

室伏広治スポーツ庁長官「全力を挙げてインテグリティの向上に取り組む」大学スポーツの相次ぐ不祥事受け
室伏広治スポーツ庁長官「全力を挙げてインテグリティの向上に取り組む」大学スポーツの相次ぐ不祥事受け

室伏広治氏

室伏広治スポーツ庁長官のメッセージ全文

近時、大学スポーツにおいて、薬物事案、ハラスメント等の不祥事が相次いで発生している状況はゆゆしき事態であり、断じて許されることではありません。

スポーツとは、スポーツ基本法に明記されているとおり、心身の健全な発達、健康・体力の増進、精神的な充足感の獲得、自立心を養うために行うものであり、他者を尊重する精神、公正さと規律を尊ぶ態度等の人格形成に資するものです。

広告の下にコンテンツが続きます

私は、大学スポーツ関係者はもとより、スポーツに携わる全ての者が基本法の精神へと立ち返り、スポーツが持つ本来的な意義と目的を改めて心に刻み、総力を挙げて、インテグリティ(誠実性・健全性・高潔性)を高めていくことが必要不可欠であると考えています。

スポーツ庁においても、全力を挙げてインテグリティの向上に取り組んでまいります。関係の皆様におかれましても、不祥事の根絶に向けた真摯な取組を強くお願いします。

令和5年11月2日
スポーツ庁長官 室伏 広治

スポーツ庁は11月2日、大学スポーツの不祥事が相次ぐな、室伏広治長官が「スポーツにおけるインテグリティの確保」に関するメッセージを発表した。 室伏長官は昨今の薬物事件や部活動内での暴力・ハラスメントなどが続くことを受け、「大学スポーツにおいて、薬物事案、ハラスメント等の不祥事が相次いで発生している状況はゆゆしき事態であり、断じて許されることではありません」と厳しく指摘。「スポーツ基本法の精神へと立ち返り、スポーツが持つ本来的な意義と目的を改めて心に刻み、総力を挙げて、インテグリティ(誠実性・健全性・高潔性)を高めていくことが必要不可欠」と思いを綴る。 スポーツ庁でも「全力を挙げてインテグリティの向上に取り組んでまいります」とし、現場に向けて「不祥事の根絶に向けた真摯な取組を強くお願いします」と求めている。 室伏長官は男子ハンマー投でアテネ五輪、テグ世界選手権の金メダリストで、アジア記録・日本記録保持者。2016年6月の日本選手権で一線を退き、2020年10月から現職。25年9月まで任期更新が決まっている。

室伏広治スポーツ庁長官のメッセージ全文

近時、大学スポーツにおいて、薬物事案、ハラスメント等の不祥事が相次いで発生している状況はゆゆしき事態であり、断じて許されることではありません。 スポーツとは、スポーツ基本法に明記されているとおり、心身の健全な発達、健康・体力の増進、精神的な充足感の獲得、自立心を養うために行うものであり、他者を尊重する精神、公正さと規律を尊ぶ態度等の人格形成に資するものです。 私は、大学スポーツ関係者はもとより、スポーツに携わる全ての者が基本法の精神へと立ち返り、スポーツが持つ本来的な意義と目的を改めて心に刻み、総力を挙げて、インテグリティ(誠実性・健全性・高潔性)を高めていくことが必要不可欠であると考えています。 スポーツ庁においても、全力を挙げてインテグリティの向上に取り組んでまいります。関係の皆様におかれましても、不祥事の根絶に向けた真摯な取組を強くお願いします。 令和5年11月2日 スポーツ庁長官 室伏 広治

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.28

2月に名古屋アジア大会・競歩のリハーサル大会 名古屋市の特設コースで実施

愛知陸協は、26年2月21日に名古屋市で第15回愛知競歩競技会を行うと発表した。 愛知競歩競技会は、これまでパロマ瑞穂北陸上競技場や知多運動公園陸上競技場(Bフードサイエンス1969知多スタジアム)などトラックで実施され […]

NEWS 箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」

2025.12.28

箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」

ケガを乗り越え伊勢路でブレイク 1年時の箱根駅伝での区間賞以降、駅伝でも個人レースでも安定した成績は残せてきたが、「1位」を取り切れていなかった。呼応するように、チームも学生駅伝が4大会連続の2位。「勝ち切る」というテー […]

NEWS 箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」

2025.12.28

箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」

「前回の自分を超える走りを」 駅伝シーズンに入り、出雲では7位と、2015年の箱根初優勝以降で見ると、学生三大駅伝で初めてトップ5から陥落。試合後のミーティングでは、「もっと全員が駅伝で戦う気持ちを持たないといけない」と […]

NEWS トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝

2025.12.28

トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(1月1日/群馬県庁前発着・7区間100km) 第70回の節目を迎える全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝inぐんま)は2026年1月1日、群馬県前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100 […]

NEWS ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導

2025.12.28

ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導

男子ハンマー投のA.ボンダルチュク氏(ソ連/ウクライナ)が亡くなった。85歳だった。 ボンダルチュク氏は1972年のミュンヘン五輪の金メダリスト。1969年に当時の世界記録75m48を投げ、史上初めて75m台を記録した選 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top