HOME 高校

2023.11.02

鹿児島城西13年ぶり大会新で2018年以来の都大路 女子は神村学園が1時間7分38秒で8連覇/鹿児島県高校駅伝

全国高校駅伝(12月24日/京都)の出場権を懸けた鹿児島県高校駅伝が11月2日、指宿市営陸上競技場発着コースで行われ、男子(7区間42.195km)は鹿児島城西が大会新記録の2時間4分30秒で5年ぶり2回目の制覇。女子(5区間21.0975km)は神村学園が1時間7分38秒で8年連続30回目の優勝を果たした。

男子の鹿児島城西は、2連覇中だった出水中央との激しく競り合った末に、5年ぶり2回目の都大路切符を手にした。1区(10km)は出水中央・玉目陸(3年)が29分40秒の区間賞で鹿児島城西は22秒差の2位発進だったが、2区(3km)の小園竜成(2年)が8分26秒の区間賞で逆転。3区(8.1075km)で出水中央のチェマイマク・ムサ(1年)が区間タイ記録の23分53秒で追い上げながらも、鹿児島城西は国体少年共通800m覇者・立迫大徳がトップを守り、1秒先着した。

4区で2位に下がったものの、7秒差でタスキを受けた5区(3km)の山口寛太郎(2年)が8分31秒の区間タイ記録で再び抜き返す。さらに、6区(5km)小田夕琥(3年)が14分35秒の区間新記録でリードを47秒に広げてそのまま逃げ切った。2010年に鹿児島実がマークした大会記録(2時間4分41秒)を13年ぶりに更新。出水中央は2時間5分07秒で2位に入った。

女子は昨年の全国高校駅伝3位の神村学園がその力を見せた。1区(6km)の瀬戸口凜(1年)が20分36秒で飛び出すと、2区の黒神璃菜(2年)、3区の野口紗喜音(1年)、4区の小倉陽菜(2年)も連続区間賞で後続を突き放し、独走する。5区(5km)ではインターハイ1500m・3000m2冠のカリバ・カロライン(3年)が自身の持つ区間記録を25秒更新する14分33秒で走破。8年連続30回目の全国大会出場を決めた。

全国大会は12月24日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。記念大会となる女子は都道府県代表に加え、地区代表も出場する。

全国高校駅伝(12月24日/京都)の出場権を懸けた鹿児島県高校駅伝が11月2日、指宿市営陸上競技場発着コースで行われ、男子(7区間42.195km)は鹿児島城西が大会新記録の2時間4分30秒で5年ぶり2回目の制覇。女子(5区間21.0975km)は神村学園が1時間7分38秒で8年連続30回目の優勝を果たした。 男子の鹿児島城西は、2連覇中だった出水中央との激しく競り合った末に、5年ぶり2回目の都大路切符を手にした。1区(10km)は出水中央・玉目陸(3年)が29分40秒の区間賞で鹿児島城西は22秒差の2位発進だったが、2区(3km)の小園竜成(2年)が8分26秒の区間賞で逆転。3区(8.1075km)で出水中央のチェマイマク・ムサ(1年)が区間タイ記録の23分53秒で追い上げながらも、鹿児島城西は国体少年共通800m覇者・立迫大徳がトップを守り、1秒先着した。 4区で2位に下がったものの、7秒差でタスキを受けた5区(3km)の山口寛太郎(2年)が8分31秒の区間タイ記録で再び抜き返す。さらに、6区(5km)小田夕琥(3年)が14分35秒の区間新記録でリードを47秒に広げてそのまま逃げ切った。2010年に鹿児島実がマークした大会記録(2時間4分41秒)を13年ぶりに更新。出水中央は2時間5分07秒で2位に入った。 女子は昨年の全国高校駅伝3位の神村学園がその力を見せた。1区(6km)の瀬戸口凜(1年)が20分36秒で飛び出すと、2区の黒神璃菜(2年)、3区の野口紗喜音(1年)、4区の小倉陽菜(2年)も連続区間賞で後続を突き放し、独走する。5区(5km)ではインターハイ1500m・3000m2冠のカリバ・カロライン(3年)が自身の持つ区間記録を25秒更新する14分33秒で走破。8年連続30回目の全国大会出場を決めた。 全国大会は12月24日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。記念大会となる女子は都道府県代表に加え、地区代表も出場する。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]

NEWS 100mH寺田明日香 恩師の訃報に「熱意と愛情を少しでも次の世代へ引き継げるように」

2025.04.30

100mH寺田明日香 恩師の訃報に「熱意と愛情を少しでも次の世代へ引き継げるように」

福島千里や寺田明日香ら女子短距離を中心に数々の名選手を育成した中村宏之氏が4月29日に79歳で他界したことを受け、寺田が自身のSNSを更新して思いを綴った。 寺田は北海道・恵庭北高時代に中村氏の指導を受け、100mハード […]

NEWS 9月の東京世界陸上に都内の子どもを無料招待 引率含め40,000人 6月から応募スタート

2025.04.30

9月の東京世界陸上に都内の子どもを無料招待 引率含め40,000人 6月から応募スタート

東京都は今年9月に国立競技場をメイン会場として開かれる世界選手権に都内の子どもたちを無料招待すると発表した。 「臨場感あふれる会場での観戦を通じて、都内の子供たちにスポーツの素晴らしさや夢と希望を届ける」というのが目的。 […]

NEWS 新しい形の競技会「THE GAME」が9月14日 大阪・万博記念競技場で開催決定!

2025.04.30

新しい形の競技会「THE GAME」が9月14日 大阪・万博記念競技場で開催決定!

「陸上競技の魅力を最大限に引き出し、観客と選手の双方にとって忘れられない体験を」をコンセプトに、三重県で開催されてきた『THE GAME』。今年は会場を大阪府。万博記念競技場を移して、9月14日に行われることが決まった。 […]

NEWS 中村宏之氏が79歳で死去 福島千里、寺田明日香、伊藤佳奈恵ら女子短距離日本記録保持者を育成

2025.04.30

中村宏之氏が79歳で死去 福島千里、寺田明日香、伊藤佳奈恵ら女子短距離日本記録保持者を育成

女子短距離で数々のトップ選手を育成した北海道ハイテクアスリートクラブ前監督の中村宏之氏が4月29日に逝去した。享年79。 中村氏は1945年6月9日生まれ。北海道・札幌東高,日体大で三段跳、走幅跳選手として活躍し、卒業後 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top