2023.10.11
世界陸連(WA)はその年に優れた成績を収めた選手を表彰する「ワールド・アスレティックス・アワード」に先駆け、アスリート・オブ・ザ・イヤーの女子ノミネート選手を発表し、やり投の北口榛花(JAL)が日本女子トラック&フィールド種目で初めてノミネートされた。
北口は今年のブダペスト世界選手権で日本女子フィールド種目初の金メダルを獲得。世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)のファイナルで日本人初の年間王者に輝いのを含め、今季は5戦4勝という圧倒的な安定感と強さを誇った。DLブリュッセルで投げた67m38の日本記録は今季世界リストトップに立つ。
ノミネート選手は、北口の他に1500m・5000mで世界選手権2冠のF.キピエゴン(ケニア)はや走高跳のY.マフチフ(ウクライナ)、400mハードルのF.ボル(オランダ)、マラソンで2時間11分53秒の世界新を樹立したS.アセファ(エチオピア)ら全11名。WA加盟6大陸の代表で構成される有識者によって選考される。
ノミネート選手の中から、WA評議会、WAファミリー、そしてSNSによるファン投票の結果、11月中旬に5名の最終候補者が発表。12月11日に年間最優秀となる「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」が男女1名ずつ決定する。
過去には男子ハンマー投の室伏広治や、女子マラソンの高橋尚子がノミネートしている。2015年にはサニブラウン・アブデル・ハキーム(現・東レ)が期待の若手に贈られる「ライジング・スター・アワード」を受賞している。
WA年間表彰女子ノミネート選手をチェック!
マラソン F.アセファ(エチオピア) 400mH F.ボル(オランダ) 100m・200m S.ジャクソン(ジャマイカ) 中長距離 F.キピエゴン(ケニア) やり投 北口榛花(JAL) 走高跳 Y.マフチフ(ウクライナ) 競歩 M.ペレス(スペイン) 長距離 G.ツェガイ(エチオピア) 100m・200m S.リチャードソン(米国) 三段跳 Y.ロハス(ベネズエラ) 3000m障害 W.ヤヴィ(バーレーン)
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.04.29
“ラストシーズン”の寺田明日香「意外と走れた」決勝6位も予選で12秒台マーク/織田記念
-
2025.04.29
-
2025.04.29
-
2025.04.29
-
2025.04.29
-
2025.04.29
2025.04.28
100mH田中佑美が国内初戦「ここから毎週のように緊張する」/織田記念
-
2025.04.26
-
2025.04.29
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.04.29
“ラストシーズン”の寺田明日香「意外と走れた」決勝6位も予選で12秒台マーク/織田記念
◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、女子100mハードルは中島ひとみ(長谷川体育施設)が自己新となる12秒93(+1.8)で優勝した。 東京五輪代表で元 […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)