◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州)
中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の6日目の午前に行われた男女混合35km競歩で日本が銀メダルを獲得した。
今大会初実施の種目。1ヵ国男女それぞれ最大2人ずつでチームを組み、最も良い記録の男女1人ずつの合計タイムで順位を競う。中国が5時間16分41秒でトップ。日本は5時間22分11秒だった。
男子は石田昴と勝木隼人の自衛隊体育学校コンビが出場。石田が2時間31分12秒でトップを飾り、ブダペスト世界選手権に出場した賀相紅と王欽という実力者を抑えた。フィニッシュ後、雄叫びを上げた石田。「自分の力では最初からレースを進めるのは厳しかったので、後ろから自分のペースで上げていきました」。飛び出した賀相紅を、王欽とともに追いかけると、残り4周付近で追いつき、残り3周前にトップに躍り出て押し切った。「結果的に(展開が)どんぴしゃにハマりました」と石田。「社会人になってから結果を残せていなくて不安も大きかった。1ヵ月前に内臓疲労もあったのですが、最後にトップで通過できてうれしかったです」と涙をこらえた。
女子は渕瀬真寿美(建装工業)と矢来舞香(千葉興銀)が出場。渕瀬が2時間50分50秒の自己新で3位に入った。渕瀬は「2週間前くらいから良い練習ができた手応えがありました。涼しい中で自己ベストが出せるかなと思ったのでまずは良かったです」と言う。石田がトップでフィニッシュしたことを知ると「え? そうなんですか!?」と目を丸くしたように、混合とは言え自分のレースに集中。それでも、歩きながらお互いに「ファイト! と声を掛け合って元気をもらいました」と笑顔を見せた。
勝木は途中棄権。矢来は2時間59分52秒の4位でフィニッシュしている。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.13
7月4日の千歳大会を皮切りに全5戦! ホクレンDC2026の開催日が決定
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.12
-
2025.12.07
-
2025.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.13
7月4日の千歳大会を皮切りに全5戦! ホクレンDC2026の開催日が決定
ホクレン・ディスタンスチャレンジ2026の開催日が12月12日に発表された。 2025年は6月と7月に開催されたが、来年は例年通り7月の開催。7月4日の千歳大会を皮切りに、8日の網走大会、11日の北見大会、15日の深川大 […]
2025.12.12
國學院大がライフネット生命とスポンサーシップ契約「箱根路で最高の景色を見せられるよう邁進」
ライフネット生命保険株式会社は12月12日、昨年から結んでいる國學院大陸上競技部とのスポンサーシップ契約を延長したと発表した。 2008年に開業したライフネット生命は、オンライン生保のリーディングカンパニーとして知られる […]
2025.12.12
全中3000mV出田隆之助擁する中京、前回8位の大淀、戦力充実の稲美北、常盤松などが有力 14日に中学駅伝日本一決定戦/全中駅伝男子展望
第33回全国中学校駅伝が、12月14日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]
2025.12.12
京山が3連覇に向けて前進 東北勢初のトップ3目指す黒石野、初出場の男山三、鶴ヶ島藤が上位候補/全中駅伝女子展望
第33回全国中学校駅伝が、12月14日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中 […]
2025.12.12
豪州で18歳・ビークロフトが10000m競歩38分02秒68のU20世界新
12月11日、豪州シドニーで、ニューサウスウェールズ州10000m競歩選手権が行われ、I.ビークロフト(豪州)が38分02秒68のU20世界新記録をマークした。 ビークロフトは2007年生まれの18歳。競歩選手だった父の […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025