HOME 国内、日本代表

2023.10.04

初開催の男女混合35km競歩は2位!男子は石田昴が中国勢抑えトップ「どんぴしゃにハマった」/アジア大会
初開催の男女混合35km競歩は2位!男子は石田昴が中国勢抑えトップ「どんぴしゃにハマった」/アジア大会

男子1位の石田(左)と女子3位の渕瀬

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州)

中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の6日目の午前に行われた男女混合35km競歩で日本が銀メダルを獲得した。

今大会初実施の種目。1ヵ国男女それぞれ最大2人ずつでチームを組み、最も良い記録の男女1人ずつの合計タイムで順位を競う。中国が5時間16分41秒でトップ。日本は5時間22分11秒だった。

広告の下にコンテンツが続きます

男子は石田昴と勝木隼人の自衛隊体育学校コンビが出場。石田が2時間31分12秒でトップを飾り、ブダペスト世界選手権に出場した賀相紅と王欽という実力者を抑えた。フィニッシュ後、雄叫びを上げた石田。「自分の力では最初からレースを進めるのは厳しかったので、後ろから自分のペースで上げていきました」。飛び出した賀相紅を、王欽とともに追いかけると、残り4周付近で追いつき、残り3周前にトップに躍り出て押し切った。「結果的に(展開が)どんぴしゃにハマりました」と石田。「社会人になってから結果を残せていなくて不安も大きかった。1ヵ月前に内臓疲労もあったのですが、最後にトップで通過できてうれしかったです」と涙をこらえた。

女子は渕瀬真寿美(建装工業)と矢来舞香(千葉興銀)が出場。渕瀬が2時間50分50秒の自己新で3位に入った。渕瀬は「2週間前くらいから良い練習ができた手応えがありました。涼しい中で自己ベストが出せるかなと思ったのでまずは良かったです」と言う。石田がトップでフィニッシュしたことを知ると「え? そうなんですか!?」と目を丸くしたように、混合とは言え自分のレースに集中。それでも、歩きながらお互いに「ファイト! と声を掛け合って元気をもらいました」と笑顔を見せた。

勝木は途中棄権。矢来は2時間59分52秒の4位でフィニッシュしている。

◇第19回アジア大会(9月29日~10月5日/中国・杭州) 中国・杭州で開催されている第19回アジア大会の陸上競技の6日目の午前に行われた男女混合35km競歩で日本が銀メダルを獲得した。 今大会初実施の種目。1ヵ国男女それぞれ最大2人ずつでチームを組み、最も良い記録の男女1人ずつの合計タイムで順位を競う。中国が5時間16分41秒でトップ。日本は5時間22分11秒だった。 男子は石田昴と勝木隼人の自衛隊体育学校コンビが出場。石田が2時間31分12秒でトップを飾り、ブダペスト世界選手権に出場した賀相紅と王欽という実力者を抑えた。フィニッシュ後、雄叫びを上げた石田。「自分の力では最初からレースを進めるのは厳しかったので、後ろから自分のペースで上げていきました」。飛び出した賀相紅を、王欽とともに追いかけると、残り4周付近で追いつき、残り3周前にトップに躍り出て押し切った。「結果的に(展開が)どんぴしゃにハマりました」と石田。「社会人になってから結果を残せていなくて不安も大きかった。1ヵ月前に内臓疲労もあったのですが、最後にトップで通過できてうれしかったです」と涙をこらえた。 女子は渕瀬真寿美(建装工業)と矢来舞香(千葉興銀)が出場。渕瀬が2時間50分50秒の自己新で3位に入った。渕瀬は「2週間前くらいから良い練習ができた手応えがありました。涼しい中で自己ベストが出せるかなと思ったのでまずは良かったです」と言う。石田がトップでフィニッシュしたことを知ると「え? そうなんですか!?」と目を丸くしたように、混合とは言え自分のレースに集中。それでも、歩きながらお互いに「ファイト! と声を掛け合って元気をもらいました」と笑顔を見せた。 勝木は途中棄権。矢来は2時間59分52秒の4位でフィニッシュしている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.02

世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞

9月の東京世界選手権女子20km競歩で銅メダルを獲得した藤井菜々子(エディオン)が、出身地である福岡県那珂川市の市民栄誉賞、そして高校時代を過ごした北九州市の北九州市民スポーツ大賞を受賞することが決まり、12月2日に両市 […]

NEWS サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

2025.12.02

サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

ピックルボール普及のためのイベントTORAY PICKLEBALL EXPERIENCEが12月2日に東京の有明アーバンスポーツ内のコートで行われ、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が参加した。 ピック […]

NEWS 東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

2025.12.02

東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

東洋大は12月2日、陸上競技部男子長距離部門において、セブン銀行(本社:東京都千代田区)、カカクコム(本社:東京都渋谷区)が運営する「求人ボックス」、ECC(本社:大阪市北区)、ビースタニング(本社:東京都渋谷区)が運営 […]

NEWS Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

2025.12.02

Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

Hondaは12月2日、来年4月1日に入部する選手として、法大の大島史也、東海大の花岡寿哉と兵藤ジュダの3選手を発表した。 大島は千葉・専大松戸高出身。今年は関東インカレ5000mで7位入賞などがある。5000mは13分 […]

NEWS 約137gの超軽量ながら3D形状のカーボンプレート搭載、ミズノのスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」が発売!

2025.12.02

約137gの超軽量ながら3D形状のカーボンプレート搭載、ミズノのスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」が発売!

ミズノは12月2日、3D形状のフルレングスカーボンプレートを搭載したスピードランナー向けの新レーシングシューズ「HYPERWARP」シリーズを12月19日に全国のミズノランニング品取扱店で発売することを発表した。 近年の […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top