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2023.09.15

インターハイ1年生女王の久保凛2分06秒05 今季最後の800mを高1歴代2位で締めくくる/近畿高校ユース
インターハイ1年生女王の久保凛2分06秒05 今季最後の800mを高1歴代2位で締めくくる/近畿高校ユース

久保凛(東大阪大敬愛)

◇第56回近畿高校ユース対校選手権大会(9月15日~17日/奈良・ロートフィールド奈良)1日目

地区新人大会の“開幕”となる近畿高校ユース対校選手権が初日を迎えた。男女計26種目の決勝が行われ、1年女子800mでは、8月の北海道インターハイ女王・久保凛(東大阪大敬愛)がスタート直後から独走。自己ベストを0.14秒更新する高1歴代2位の2分06秒05で快勝した。

駅伝を控え、今シーズン最後の800mとなった久保。400mを62秒で通過し、「60~61秒で通過する予定だったので、そこが少し遅かったです」。一人旅となるなか「ラストはしっかり切り替えることができました」と、高校記録(2分02秒57、2017年)保持者の塩見綾乃(京都文教/現・岩谷産業)が2015年にマークした大会記録(2分08秒49)を2秒以上更新。今季最後の800mを圧巻のレースで締めくくった。

ただ、「調子が良く、自己ベストを更新できましたが、2分5秒台が目標だったので、タイム的には納得していません」と久保。小林祐梨子(須磨学園・兵庫)が2004年マークした高1最高(2分05秒84)の更新を狙っていただけに悔しさをにじませた。

8月25日、27日の日韓中ジュニア交流競技会以降は、駅伝を見据えて少しずつ長い距離に取り組んできたという久保。16日の1年女子1500mに出場した後は、23日には日体大長距離競技会で、中3だった昨年の11月以来となる3000mに挑む予定となっている。「1500mでもベスト更新、3000mは約1年ぶりなので少し不安もありますが、まずは9分30秒をしっかり切って駅伝に備えたいです」と笑顔で抱負を話した。

2年男子800mでは、北海道インターハイ王者の落合晃(滋賀学園)が1分51秒21で、川口峻太朗(洛南・京都)に競り勝った。こちらも夏の練習で万全な状態ではなかったそうだが、実力を発揮。1分51秒56で2位だった川口とともに、2020年に久田朔(桜宮・大阪)が作った大会記録(1分51秒57)を更新した。

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このほか、2年男子ハンマー投では、インターハイ2位のアツオビン・アンドリュウ(花園・京都)が大会記録を更新する62m22で貫禄勝ち。2年女子走幅跳ではインターハイ5位の高宮ひかり(大塚・大阪)が5回目に自己ベストの6m04(+2.0)を跳び、大会記録(6m02)を更新するなど北海道インターハイ組の活躍が光った。大会は17日まで行われる。

文/花木 雫

◇第56回近畿高校ユース対校選手権大会(9月15日~17日/奈良・ロートフィールド奈良)1日目 地区新人大会の“開幕”となる近畿高校ユース対校選手権が初日を迎えた。男女計26種目の決勝が行われ、1年女子800mでは、8月の北海道インターハイ女王・久保凛(東大阪大敬愛)がスタート直後から独走。自己ベストを0.14秒更新する高1歴代2位の2分06秒05で快勝した。 駅伝を控え、今シーズン最後の800mとなった久保。400mを62秒で通過し、「60~61秒で通過する予定だったので、そこが少し遅かったです」。一人旅となるなか「ラストはしっかり切り替えることができました」と、高校記録(2分02秒57、2017年)保持者の塩見綾乃(京都文教/現・岩谷産業)が2015年にマークした大会記録(2分08秒49)を2秒以上更新。今季最後の800mを圧巻のレースで締めくくった。 ただ、「調子が良く、自己ベストを更新できましたが、2分5秒台が目標だったので、タイム的には納得していません」と久保。小林祐梨子(須磨学園・兵庫)が2004年マークした高1最高(2分05秒84)の更新を狙っていただけに悔しさをにじませた。 8月25日、27日の日韓中ジュニア交流競技会以降は、駅伝を見据えて少しずつ長い距離に取り組んできたという久保。16日の1年女子1500mに出場した後は、23日には日体大長距離競技会で、中3だった昨年の11月以来となる3000mに挑む予定となっている。「1500mでもベスト更新、3000mは約1年ぶりなので少し不安もありますが、まずは9分30秒をしっかり切って駅伝に備えたいです」と笑顔で抱負を話した。 2年男子800mでは、北海道インターハイ王者の落合晃(滋賀学園)が1分51秒21で、川口峻太朗(洛南・京都)に競り勝った。こちらも夏の練習で万全な状態ではなかったそうだが、実力を発揮。1分51秒56で2位だった川口とともに、2020年に久田朔(桜宮・大阪)が作った大会記録(1分51秒57)を更新した。 このほか、2年男子ハンマー投では、インターハイ2位のアツオビン・アンドリュウ(花園・京都)が大会記録を更新する62m22で貫禄勝ち。2年女子走幅跳ではインターハイ5位の高宮ひかり(大塚・大阪)が5回目に自己ベストの6m04(+2.0)を跳び、大会記録(6m02)を更新するなど北海道インターハイ組の活躍が光った。大会は17日まで行われる。 文/花木 雫

女子800m 高1歴代5傑表

2.05.84 小林祐梨子(須磨学園・兵庫) 2004. 6.20 2.06.05 久保  凛(東大阪大敬愛・大阪) 2023. 9.15 2.07.11 倉岡 奈々(鹿児島女・鹿児島) 2013. 8. 2 2.07.12 上田 万葵(舟入・広島) 2017.10. 9 2.07.16 澤井 柚葉(星稜・石川) 2017.10. 9

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