HOME 国内、大学

2023.09.14

男子1万m学生記録持つエティーリが完勝 日本人トップは國學院大・伊地知「駅伝に流れ作れた」/日本IC
男子1万m学生記録持つエティーリが完勝 日本人トップは國學院大・伊地知「駅伝に流れ作れた」/日本IC

23年日本インカレ男子10000mで日本人トップを占めた伊地知賢造

◇第92回日本インカレ(9月14日~17日/埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)1日目

日本インカレ1日目に男子10000mが行われ、27分06秒88の日本学生記録を持つリチャード・エティーリ(東京国際大)が28分15秒75で優勝した。

「とても暑かった。タイムは狙わず、優勝だけを目指しました」とエティーリは初優勝に笑顔を見せる。箱根駅伝予選会に向け「59分台を出したい」と言い、本大会では「(イェゴン・)ヴィンセントの記録をすべて塗り替えたい」と笑顔を見せた。

日本人トップの8位に入ったのが伊地知賢造(國學院大)。「日本人トップを狙っていた」。留学生にはつかず、「最初はマークされると思っていたので」と様子を見つつ、「ラスト上げていきました」と予定通りのレースを繰り広げて、右手を挙げてフィニッシュした。「地元の友達や近所の人も応援に来てくれた」と笑顔を見せた。

今年の箱根駅伝では4位。5区区間7位と粘走したものの、トップ3位を逃して「悔しかった」。駅伝有力校のエース級が軒並み駅伝に向けて合わせて出場を見送るなか、ラストイヤーで日本インカレに挑戦した伊地知。「1個、1個外せない。駅伝シーズンへ勢いをつけて流れを作りたかった」。まさにチームに勢いをもたらす力強い走りを披露。5000mは欠場する予定で、ここから駅伝シーズンへギアを上げていく。

大会の模様はあすリートチャンネルのYouTubeでライブ配信されている。
あすリートチャンネル特設ページ

広告の下にコンテンツが続きます
◇第92回日本インカレ(9月14日~17日/埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)1日目 日本インカレ1日目に男子10000mが行われ、27分06秒88の日本学生記録を持つリチャード・エティーリ(東京国際大)が28分15秒75で優勝した。 「とても暑かった。タイムは狙わず、優勝だけを目指しました」とエティーリは初優勝に笑顔を見せる。箱根駅伝予選会に向け「59分台を出したい」と言い、本大会では「(イェゴン・)ヴィンセントの記録をすべて塗り替えたい」と笑顔を見せた。 日本人トップの8位に入ったのが伊地知賢造(國學院大)。「日本人トップを狙っていた」。留学生にはつかず、「最初はマークされると思っていたので」と様子を見つつ、「ラスト上げていきました」と予定通りのレースを繰り広げて、右手を挙げてフィニッシュした。「地元の友達や近所の人も応援に来てくれた」と笑顔を見せた。 今年の箱根駅伝では4位。5区区間7位と粘走したものの、トップ3位を逃して「悔しかった」。駅伝有力校のエース級が軒並み駅伝に向けて合わせて出場を見送るなか、ラストイヤーで日本インカレに挑戦した伊地知。「1個、1個外せない。駅伝シーズンへ勢いをつけて流れを作りたかった」。まさにチームに勢いをもたらす力強い走りを披露。5000mは欠場する予定で、ここから駅伝シーズンへギアを上げていく。

大会の模様はあすリートチャンネルのYouTubeでライブ配信されている。
あすリートチャンネル特設ページ

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.01

東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」

東京メトロは5月1日、伊東明日香が入部したと発表した。今年3月31日に埼玉医科大グループを退部していた。 伊東は東京・順天高時代から全国高校駅伝に出場。東洋大進学後は全日本女子大学駅伝や富士山女子駅伝など全国大会に出走し […]

NEWS 九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場

2025.05.01

九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場

九電工は5月1日、ケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが同日付で加入したと発表した。 ニアマイアはケリンゲット高出身の27歳。ハーフマラソンや10kmなどロードレースを主戦場としている。自己ベストは5000m13分57秒3 […]

NEWS アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!

2025.05.01

アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!

アディダス ジャパンは、未来のスポーツ環境を支えるためのグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)」を5月12日~25日まで開催することを発表した。5月12日の計測開 […]

NEWS 水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top