2023.08.25
◇愛媛全中(8月22日~25日/愛媛・県総合運動公園競技場)
第50回全日本中学校選手権(以下、全中)の3日目が24日に行われ、女子走幅跳で3回目に中2歴代4位タイの5m91(±0)をマークした藤本茉優(津幡2石川)が優勝した。
「記録や結果より楽しもうと思って笑顔で臨みました」と自分の跳躍に集中していた。スピードに乗った助走から踏み切りも決まり、自己ベストを12cm更新。「自分でもビックリ」と言うほどの跳躍だった。
小学6年で出場した全国小学生交流大会ではコンバインドB(走幅跳、ジャベリックボール)を制覇。走幅跳では4m92をマークしていた。
冬季練習はスピード強化に取り組み、4月に前年のベストを12cm塗り替える5m61をマークすると、8月2日の北信越大会では5m79まで記録を伸ばし、今季中学リストトップに立った。
「助走を変えて記録が伸びてきました」と藤本。トップ8に絞られた後も4回目5m70(+1.3)、5回目5m79(+0.8)と、風向きが変わる難しいコンディションのなか、安定した記録を残した。「しっかり力を出し切れました。(2年生で)優勝できるとは思っていなかったのでうれしいです」
今後について「目標の記録を出せたので、次はもっと助走スピードをつけて6m01を目指します」と言う。来年の全中は、石川在住の藤本にとって、隣接県の福井で開催される。「3年生でも優勝できるように」と連覇を誓った。
2位は4回目に5m66(+1.4)を跳んだ三好惺子(野田学園2山口)が入り、2年生がワン・ツー。5m70の自己ベストに届かず悔しさをにじませながらも「2位に入れたのは良かったです。来年は優勝したい」と話した。
文/花木 雫
愛媛全中3日目の優勝者
【男子】 400m 吉田明仁(中郷西3静岡) 48秒74 四種競技 北村澪音(長浜西3滋賀) 2856点 【女子】 走幅跳 藤本茉優(津幡2石川) 5m91(±0) 四種競技 江口美玲(大綱3神奈川) 3043点RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.09
鹿児島銀行・宇都ひなたと坂口日菜子が退部 「応援のお陰で苦しいときも乗り越えられた」
-
2025.12.09
-
2025.12.08
-
2025.12.08
-
2025.12.08
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.09
富士山女子駅伝のエントリー発表! 2冠目指す城西大は兼子心晴、金子陽向らが登録 大東大は野田真理耶がメンバー外
全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の主催者は、12月30日に行われる大会のエントリー選手を発表した。 10月の全日本で25年ぶりの優勝を果たした城西大は、区間賞を獲得した兼子心晴(4年)、金子陽向(4年)、本間香( […]
2025.12.09
ユニクロ女子陸上競技部が選手公募「日本一、そして世界へ羽ばたくランナーを募集」
ユニクロ女子陸上競技部が、選手の一般公募を12月5日に開始した。 同社女子陸上競技部は1997年に創部。全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)には2003年に初出場。14年には7位に入った。 その後は浮き沈みを繰り返 […]
2025.12.09
パロマ瑞穂スタジアムが2026年4月22日供用開始 6月には日本選手権開催、秋は名古屋アジア大会の会場
愛知県名古屋市の瑞穂公園を管理する株式会社瑞穂LOOP-PFIは12月9日、建て替えを進めていたパロマ瑞穂スタジアム(瑞穂公園陸上競技場)が2026年4月22日に一般供用を開始すると発表した。 発表によると、約30000 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025