7月12日から16日まで開催されたアジア選手権の日本代表が17日、開催地のタイ・バンコクから帰国した。
15分51秒16で女子5000mの頂点に立った山本有真(積水化学)は「元々3位狙いだったので、うれしい思いです」と笑顔を見せた。
「タイムは気にせず、とにかく前に出ない」と、勝負に徹して力を温存。2月のアジア室内(3000m3位)で負けているC.チェプコエチ(カザフスタン)や15分10秒40のタイムを持つP.チャウダリ(インド)ら「自分より強い選手」らに挑んだ。
暑さの影響でスローペースとなり、3000mは9分38秒で通過。牽制し合う集団の中で山本が4000m手前で真っ先に仕掛け、ただ一人ついていったチャウダリとのマッチレースを制した。
名城大時代は1年時から駅伝の主力として活躍。一時は陸上から距離を置いた時期もあったが、戻ってきてからはさらに輝きを増している。3月に卒業し、実業団1年目となって数ヵ月で日本代表のチャンスをつかみ、同種目で日本勢初の頂点に立った。
世界選手権出場の可能性は微妙な位置にいるが、「積水化学に入ってから、世界選手権出場だけを目指してやってきました。今はただ報告を待つだけですが、出場できたら爪痕を残せるように、もう一段階レベルアップしていきたい」と前向きに考えている。
しばらくレースの予定はなく、「合宿に向かっていきます」という山本。アジアを制した経験を自信に変え、さらなる飛躍につなげていく。
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