HOME 国内、日本代表

2023.07.17

女子5000m覇者・山本有真が笑顔の帰国「元々3位狙いだったのでうれしい」/アジア選手権
女子5000m覇者・山本有真が笑顔の帰国「元々3位狙いだったのでうれしい」/アジア選手権

2023年アジア選手権の女子5000mを制した山本有真

7月12日から16日まで開催されたアジア選手権の日本代表が17日、開催地のタイ・バンコクから帰国した。

15分51秒16で女子5000mの頂点に立った山本有真(積水化学)は「元々3位狙いだったので、うれしい思いです」と笑顔を見せた。

「タイムは気にせず、とにかく前に出ない」と、勝負に徹して力を温存。2月のアジア室内(3000m3位)で負けているC.チェプコエチ(カザフスタン)や15分10秒40のタイムを持つP.チャウダリ(インド)ら「自分より強い選手」らに挑んだ。

広告の下にコンテンツが続きます

暑さの影響でスローペースとなり、3000mは9分38秒で通過。牽制し合う集団の中で山本が4000m手前で真っ先に仕掛け、ただ一人ついていったチャウダリとのマッチレースを制した。

名城大時代は1年時から駅伝の主力として活躍。一時は陸上から距離を置いた時期もあったが、戻ってきてからはさらに輝きを増している。3月に卒業し、実業団1年目となって数ヵ月で日本代表のチャンスをつかみ、同種目で日本勢初の頂点に立った。

世界選手権出場の可能性は微妙な位置にいるが、「積水化学に入ってから、世界選手権出場だけを目指してやってきました。今はただ報告を待つだけですが、出場できたら爪痕を残せるように、もう一段階レベルアップしていきたい」と前向きに考えている。

しばらくレースの予定はなく、「合宿に向かっていきます」という山本。アジアを制した経験を自信に変え、さらなる飛躍につなげていく。

7月12日から16日まで開催されたアジア選手権の日本代表が17日、開催地のタイ・バンコクから帰国した。 15分51秒16で女子5000mの頂点に立った山本有真(積水化学)は「元々3位狙いだったので、うれしい思いです」と笑顔を見せた。 「タイムは気にせず、とにかく前に出ない」と、勝負に徹して力を温存。2月のアジア室内(3000m3位)で負けているC.チェプコエチ(カザフスタン)や15分10秒40のタイムを持つP.チャウダリ(インド)ら「自分より強い選手」らに挑んだ。 暑さの影響でスローペースとなり、3000mは9分38秒で通過。牽制し合う集団の中で山本が4000m手前で真っ先に仕掛け、ただ一人ついていったチャウダリとのマッチレースを制した。 名城大時代は1年時から駅伝の主力として活躍。一時は陸上から距離を置いた時期もあったが、戻ってきてからはさらに輝きを増している。3月に卒業し、実業団1年目となって数ヵ月で日本代表のチャンスをつかみ、同種目で日本勢初の頂点に立った。 世界選手権出場の可能性は微妙な位置にいるが、「積水化学に入ってから、世界選手権出場だけを目指してやってきました。今はただ報告を待つだけですが、出場できたら爪痕を残せるように、もう一段階レベルアップしていきたい」と前向きに考えている。 しばらくレースの予定はなく、「合宿に向かっていきます」という山本。アジアを制した経験を自信に変え、さらなる飛躍につなげていく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.21

お詫びと訂正(月刊陸上競技2025年12月号)

月刊陸上競技2025年12月号に一部誤りがございました。 75ページに掲載した高校駅伝福岡県大会女子で、優勝した筑紫女学園の記事の中に、区間賞獲得者が1人(5区・大熊さわ選手/3年)となっておりましたが、正しくは3人(大 […]

NEWS 110mH徐卓一が13秒12 劉俊茜も13秒14 女子100mVの陳妤頡は200mも制す/中国全国運動会

2025.11.21

110mH徐卓一が13秒12 劉俊茜も13秒14 女子100mVの陳妤頡は200mも制す/中国全国運動会

中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月20日まで広東省で開催され、男子110mハードルでは徐卓一が13秒12(+1.7)のアジア歴代5位タイの好タイムで優勝した。 22歳の徐は昨年のパリ五輪代表。 […]

NEWS 100mアジア記録保持者・蘇炳添が引退レース 「これからはさらに速い選手が現われるのを見たい」

2025.11.21

100mアジア記録保持者・蘇炳添が引退レース 「これからはさらに速い選手が現われるのを見たい」

11月20日、中国全国運動会の最終日が行われ、男子100mで9秒83のアジア記録を持つ蘇炳添(中国)が、現役最後のレースに臨んだ。 蘇は1989年生まれの36歳。高校時代から本格的に陸上競技に取り組み、2009年の中国選 […]

NEWS 【箱根駅伝2026名鑑】関東学生連合

2025.11.20

【箱根駅伝2026名鑑】関東学生連合

関東学生連合チーム オープン参加 前回順位 16位相当 過去最高順位 4位 至近10年総合成績(左が25年) ⑯-⑳⑭⑳⑲2121⑳⑪ チーム最高記録 往路 5時間30分15秒(22年) 復路 5時間30分10秒(22年 […]

NEWS 【箱根駅伝2026名鑑】立教大学

2025.11.20

【箱根駅伝2026名鑑】立教大学

立教大学 4年連続31回目 前回順位 13位(予選会10位) 過去最高順位 3位 至近10年総合成績(左が25年) ⑬⑭⑱------- 三大駅伝優勝回数(25年成績) 箱 根 0回 出 雲 0回 全日本 0回(14位) […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top