HOME 国内

2023.07.09

新鋭・大上直起が10秒23wでGP初制覇!女子100mHは追い参ながら大松13秒01&芝田13秒02の好勝負/南部記念
新鋭・大上直起が10秒23wでGP初制覇!女子100mHは追い参ながら大松13秒01&芝田13秒02の好勝負/南部記念

23年日本選手権100mに出場した大上直起

大上直起が躍進の優勝飾った男子100mをプレイバック!

日本グランプリシリーズ・グレード2の第36回南部忠平記念陸上が7月9日に行われ、男子100mは大学院2年の・大上直起(仙台大)が10秒23(+2.1)で優勝した。 1週間前の岩手県選手権で追い風参考ながら10秒06(+2.6)の快走を見せていた大上は、予選を10秒31(+0.9)の2着で通過。決勝は、7月23日のダイヤモンドリーグ(DL)・ロンドン大会4×100mリレー代表の本郷汰樹(オノテック)、10秒18を持つ東田旺洋(関彰商事)を0.01秒抑え、殊勲のGP制覇を果たした。 大上の自己べストは5月に出した10秒27。4月の日本学生個人選手権で6位に入っているが、主要大会での優勝はこれが初めて。 岩手・久慈東高時代のベストは11秒05。3年時にインターハイ東北地区大会に出場しているが、全国大会の経験はない。 仙台大で徐々に力をつけ、3年時に東北インカレ優勝、4年時には日本学生個人選手権で4位と全国大会初入賞。実業団・学生対抗でも3位に入っていた。 なお、エントリーしていた日本記録保持者・山縣亮太(セイコー)は欠場した。 タイムレースで行われた女子100mハードルも最終3組は追い風2.2mの参考記録となったが、優勝した大松由季(サンドリヨン)が13秒01、2位の芝田愛花(エディオン)が13.02と12秒台に迫る好勝負が繰り広げられた。男子110mハードルは豊田兼(慶大)が自己ベストに0.04秒と迫る13秒48(+0.6)で制す。 男子200mはDLロンドン4×100mリレー代表・水久保漱至(第一酒造)が20秒69(+2.2)で貫録勝ち。東京五輪4×400mリレー代表の鈴木碧斗(東洋大)が20秒72で2位に入り、ケガからの復調ぶりを示した。 男子三段跳は宮尾真仁(東洋大)が16m20(+2.2)で快勝。6月上旬のU20アジア選手権で16m38のU20日本新記録を樹立した勢いを、シニア相手にも見せた。 女子棒高跳は高校3年生の柳川美空(前橋育英・群馬)が高校歴代4位タイの自己ベストに並ぶ4m10で制し、4月の兵庫リレーカーニバルに続く日本GP2勝目。女子走高跳は津田シェリアイ(築地銀だこAC)が1m80で制した。 ※事実関係に一部誤りがありましたので修正しました。

大上直起が躍進の優勝飾った男子100mをプレイバック!

https://www.youtube.com/live/n57Q58zCPOk?feature=share&t=25959

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.18

七種競技・田中友梨が今季2度目の自己新5678点 砲丸投、800mでもベスト更新/中京大土曜競技会

田中友梨の各種目の成績 100mH 14秒61(-0.1) 894点 走高跳 1m61       747点 砲丸投 12m39      687点 200m  25秒69(+0.4) 824点 走幅跳 5m47(+0. […]

NEWS 女子やり投の2選手に再試技「計測結果に疑義」/セイコーGGP

2025.05.18

女子やり投の2選手に再試技「計測結果に疑義」/セイコーGGP

◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが5月18日に行われ、女子やり投は北口榛花(JAL)が64m16のシーズ […]

NEWS ウクライナの妖精マフチフ 1m96で世界記録保持者の貫禄V 2m00はパス「身体の準備ができていなかった」/セイコーGGP

2025.05.18

ウクライナの妖精マフチフ 1m96で世界記録保持者の貫禄V 2m00はパス「身体の準備ができていなかった」/セイコーGGP

◇セイコーゴールデングランプリ2025(5月18日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが5月18日に行われ、女子走高跳は世界記録保持者のヤロスラワ・マフチフ( […]

NEWS 400m・佐藤風雅が今季ベスト45秒23で2位「加速を生かせたら0.5秒縮められる」/セイコーGGP

2025.05.18

400m・佐藤風雅が今季ベスト45秒23で2位「加速を生かせたら0.5秒縮められる」/セイコーGGP

◇セイコーゴールデングランプリ(5月18日/東京・国立競技場) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われ、男子400mはパリ五輪4×400mリレー6位入賞メンバーの佐藤風雅(ミ […]

NEWS 男子35km競歩でスタノが世界新! 2時間20分43秒と従来記録を57秒更新/欧州競歩チーム選手権

2025.05.18

男子35km競歩でスタノが世界新! 2時間20分43秒と従来記録を57秒更新/欧州競歩チーム選手権

男子35km世界歴代10傑 2.20.43 M.スタノ(イタリア) 2025. 5.18 2.21.47 E.ダンフィー(カナダ)2025. 3.22 2.21.47 川野将虎(日本)   2024.10.27 2.22 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年6月号 (5月14日発売)

2025年6月号 (5月14日発売)

Road to TOKYO
Diamond League JAPANの挑戦
村竹ラシッド、三浦龍司が初戦で世界陸上内定

Road to EKIDEN Season 25-26
学生長距離最新戦力分析

page top