2023.07.03
3日、男子1500mの前日本記録保持者の荒井七海(Honda)が自身のSNSを更新し、6月から母校の東海大に練習拠点を移すと同時に、同校陸上部中距離ブロックのアドバイザーに就任したことを明らかにした。
荒井は千葉県出身の28歳。八千代松陰高から1500mをはじめ5000mや駅伝でも活躍し、インターハイにも2度出場した。大学は東海大に進み、1500mを中心に取り組みながら、14年の箱根駅伝4区にも出走。大学3年時の日本選手権1500mでは日本一にも輝いた。
20年からは米国の強豪クラブ・バウワーマン・トラッククラブでトレーニングを続け、21年5月の競技会で1500m3分37秒05と日本記録を17年ぶりに更新。日本記録はその2ヵ月後に河村一輝(トーエネック)に破られたものの、昨年のホクレン・ディスタンスチャレンジでは3分36秒62をマークし、日本人4人目の3分37秒切りを達成している。
今季は2月のアジア室内選手権で4位。織田記念でも優勝を飾っていたが、その後肺気胸を患い、6月の日本選手権は棄権していた。
荒井はSNSで「世界を目指すアスリートとして、競技を追求していく姿を学生と共有していければと思います」と語り、「現役でキャリアハイな時期にしかできないことをしたい。若い選手達になるべく多くのことを残したい。新しいスタンダードを作りたい。いろんな希望の中でこの挑戦が始まりました。その全てを受け入れてくれたHondaと東海大学に感謝をして、これからも精進します」と意気込みを綴った。
東海大のアドバイザーに就任したことを報告した荒井七海
Hondaだからこそできるチャレンジ。
— Nanami Arai (@nanamileara1) July 3, 2023
現役でキャリアハイな時期にしかできないことをしたい。若い選手達になるべく多くのことを残したい。新しいスタンダードを作りたい。いろんな希望の中でこの挑戦が始まりました。その全てを受け入れてくれたHondaと東海大学に感謝をして、これからも精進します! https://t.co/uqRTMMcXdu
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.02
サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」
-
2025.12.01
-
2025.12.01
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
-
2025.11.29
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.02
サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」
ピックルボール普及のためのイベントTORAY PICKLEBALL EXPERIENCEが12月2日に東京の有明アーバンスポーツ内のコートで行われ、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が参加した。 ピック […]
2025.12.02
東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」
東洋大は12月2日、陸上競技部男子長距離部門において、セブン銀行(本社:東京都千代田区)、カカクコム(本社:東京都渋谷区)が運営する「求人ボックス」、ECC(本社:大阪市北区)、ビースタニング(本社:東京都渋谷区)が運営 […]
2025.12.02
約137gの超軽量ながら3D形状のカーボンプレート搭載、ミズノのスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」が発売!
ミズノは12月2日、3D形状のフルレングスカーボンプレートを搭載したスピードランナー向けの新レーシングシューズ「HYPERWARP」シリーズを12月19日に全国のミズノランニング品取扱店で発売することを発表した。 近年の […]
2025.12.01
サニブラウンが熱血アドバイス「成功し続けて最終的にトップに残る人はほとんどいない」失敗と挑戦のススメ
日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 同プログラムは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にスタート。こ […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025