2023.07.01
6月30日、ダイヤモンドリーグ(DL)第6戦のアスレティッシマがスイス・ローザンヌで開催され、男子5000mではB.アレガウィ(エチオピア)が世界歴代5位、今季世界最高の12分40秒45で優勝した。
優勝したアレガウィは東京五輪10000m4位の22歳。5kmでは12分49秒の世界記録を持っている。レースでは1000m2分34秒、2000m5分09秒のあと、ペースメーカーが外れた中盤からペースを上げて3000mを7分41秒で通過。残り800mは世界記録保持者のJ.チェプテゲイと激しい鍔迫り合いの展開となったが、ラストスパートで突き放した。
レース後、「ここでジョシュア(・チェプテゲイ)に勝てたことをうれしく思う。すばらしい雰囲気だった。ありがとう、ローザンヌ」と興奮気味に語ったアレガウィ。6月23日の世界選手権10000mエチオピア選考会で26分50秒66の今季世界最高を出したばかりだった。
男子1500mは東京五輪金メダルのJ.インゲブリグトセン(ノルウェー)が3分28秒72の大会新V。2位には今季3000m障害で世界記録を樹立したL.ギルマ(エチオピア)が続き、3分29秒51の自己新でナショナルレコードも更新している。
女子400mハードルはオレゴン世界選手権F.ボル(オランダ)が52秒76、女子3000m障害は19年ドーハ世界選手権金のB.チェプコエチ(ケニア)が9分05秒98でいずれも大会新で優勝した。
女子棒高跳は東京五輪・オレゴン世界選手権金メダルのK.ムーン(旧姓ナジョット・米国)が今季世界最高の4m82で勝利。女子やり投は今年5月に横浜で行われたセイコーゴールデングランプリを制したM.リトル(豪州)が自己新の65m70で勝った。
29日にローザンヌ市街で行われた女子走高跳は、東京五輪銀メダルのN.オリスラガース(旧姓マクダーモット・豪州)が2m02の今季世界最高で、自身が持つオセアニア記録に並ぶ2m02で優勝した。
【動画】DLローザンヌのハイライトをチェック!
男子5000m世界歴代10傑
12.35.36 J.チェプテゲイ(ウガンダ) 2020. 8.14 12.37.35 K.ベケレ(エチオピア) 2004. 5.31 12.39.36 H.ゲブルセラシェ(エチオピア) 1998. 6.13 12.39.74 D.コーメン(ケニア) 1997. 8.22 12.40.45 B.アレガウィ(エチオピア) 2023. 6.30 12.41.73 Y.ケジェルチャ(エチオピア) 2023. 6.15 12.41.73 J.キプリモ(ウガンダ) 2023. 6.15 12.43.02 S.バレガ(エチオピア) 2018. 8.31 12.45.71 J.クロプ(ケニア) 2022. 9. 2 12.45.82 H.ゲブルヒウェト(エチオピア) 2018. 8.31
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.07.18
-
2025.07.17
-
2025.07.17
-
2025.07.13
-
2025.07.05
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.07.18
富士北麓ワールドトライアル 100mに栁田大輝、桐生祥秀 ハードルに泉谷駿介、田中佑美がエントリー!
日本陸連は7月18日、日本グランプリシリーズの富士北麓ワールドトライアル2025のエントリーリストを発表した。 男子100mには日本選手権で優勝した桐生祥秀(日本生命)を筆頭に、関口裕太(早大)、小池祐貴(住友電工)、多 […]
2025.07.18
【世界陸上プレイバック】―13年モスクワ―棒高跳イシンバエワが地元で有終の美 福士加代子がマラソンで笑顔の銅メダル、桐生祥秀が世界デビュー
今年9月、陸上の世界選手権(世界陸上)が34年ぶりに東京・国立競技場で開催される。今回で20回目の節目を迎える世界陸上。日本で開催されるのは1991年の東京、2007年の大阪を含めて3回目で、これは同一国で最多だ。 これ […]
2025.07.18
100m栁田大輝60年ぶり“世界一”なるか!?落合晃、阿部竜希、柳井綾音らがドイツで勝負/ユニバ
学生世界一を決めるFISUワールドユニバーシティゲームズの陸上競技が7月21日から27日まで、ドイツのライン・ルールで行われる。若き日本代表の注目選手を紹介する。 男子100mには栁田大輝(東洋大)が出場する。自己記録は […]
2025.07.18
チェプンゲティチ暫定的資格停止!女子マラソン初2時間10分切り、3月のドーピング検査陽性
世界陸連の独立不正監査機関「アスリート・インテグリティー・ユニット」(AIU)は7月17日、女子マラソン世界記録(2時間9分56秒)保持者のルース・チェプンゲティチ(ケニア)に暫定的資格停止処分を科したことを発表した。 […]
Latest Issue
最新号

2025年8月号 (7月14日発売)
詳報!日本選手権
IH地区大会