HOME 国内、世界陸上

2023.06.30

25年東京世界陸上に向けて大会運営組織「公正で信頼されることが求められる」尾縣貢代表理事を筆頭に一丸で進む
25年東京世界陸上に向けて大会運営組織「公正で信頼されることが求められる」尾縣貢代表理事を筆頭に一丸で進む

「東京2025世界陸上財団」の立ち上げに際して、挨拶をした尾縣貢氏

ついに、2025年東京世界選手権に向けてスタートを切った。

6月30日に都内で2025年世界選手権の大会運営組織の設立の準備に伴う理事会が開かれ、リモートでの参加も含め10人の理事のほか、幹事2名が出席した。

広告の下にコンテンツが続きます

組織名は「一般財団法人東京2025世界陸上財団」で日本陸連が設立者。7月4日に登記する。理事には東京都の潮田勉副知事や、日本陸連の尾縣貢会長、現役選手で男子走高跳日本記録保持者の戸邉直人(JAL)ら が選任された。

この日の議題は、「代表理事の選定」「副会長・事務総長について」「東京2025世界陸上財団 運営の方向性について」。

代表理事(会長)の選定について、横山英樹理事(東京都生活文化スポーツ局長)が尾縣理事を推薦。「陸上競技の発展にご尽力されている。また、国内外のスポーツに精通されている」などを推薦理由に挙げた。他に自薦・他薦はなく満場一致で就任が決まった。就任に当たって尾縣理事は「この重責を担うことにつきまして身が引き締まる思い。新しいスポーツ界の創出に向かって世界陸上がリードしていけるような競技会のモデルを作り上げていきたい」と述べた。

また、「すみやかに稼働する必要がある」(尾縣理事)ため、第1回理事会に先立ち副会長と事務総長には潮田勉・東京都副知事と東京都人材支援事業団理事長の武市敬氏を、風間明理事(日本陸連副会長)が推薦し、こちらも理事の同意を得た。

最後に「東京2025世界陸上財団 運営の方向性について」を理事の間で共有。特に「ガバナンス確保」については「現在、国際スポーツ大会の開催に対する都民・国民の視線の厳しさは増している」とし、「公正で信頼されることが求められる」と資料にも明記された。東京五輪を巡る汚職事件などの影響もあり、今回の理事会で何度も「ガバナンス」「公正」「信頼」という言葉が並んだ。「利益相反問題の防止」として、「マーケティング部門に広告代理店からの出向を受け入れない」とし、尾縣理事も「広告代理店1社に頼ることはしない」と明言した。

いよいよ動き出した東京世界選手権の大会運営組織。東京五輪では見られなかった満員のスタンドで、トップアスリートがハイパフォーマンスを繰り広げる。そんな大会となることを期待したい。

ついに、2025年東京世界選手権に向けてスタートを切った。 6月30日に都内で2025年世界選手権の大会運営組織の設立の準備に伴う理事会が開かれ、リモートでの参加も含め10人の理事のほか、幹事2名が出席した。 組織名は「一般財団法人東京2025世界陸上財団」で日本陸連が設立者。7月4日に登記する。理事には東京都の潮田勉副知事や、日本陸連の尾縣貢会長、現役選手で男子走高跳日本記録保持者の戸邉直人(JAL)ら が選任された。 この日の議題は、「代表理事の選定」「副会長・事務総長について」「東京2025世界陸上財団 運営の方向性について」。 代表理事(会長)の選定について、横山英樹理事(東京都生活文化スポーツ局長)が尾縣理事を推薦。「陸上競技の発展にご尽力されている。また、国内外のスポーツに精通されている」などを推薦理由に挙げた。他に自薦・他薦はなく満場一致で就任が決まった。就任に当たって尾縣理事は「この重責を担うことにつきまして身が引き締まる思い。新しいスポーツ界の創出に向かって世界陸上がリードしていけるような競技会のモデルを作り上げていきたい」と述べた。 また、「すみやかに稼働する必要がある」(尾縣理事)ため、第1回理事会に先立ち副会長と事務総長には潮田勉・東京都副知事と東京都人材支援事業団理事長の武市敬氏を、風間明理事(日本陸連副会長)が推薦し、こちらも理事の同意を得た。 最後に「東京2025世界陸上財団 運営の方向性について」を理事の間で共有。特に「ガバナンス確保」については「現在、国際スポーツ大会の開催に対する都民・国民の視線の厳しさは増している」とし、「公正で信頼されることが求められる」と資料にも明記された。東京五輪を巡る汚職事件などの影響もあり、今回の理事会で何度も「ガバナンス」「公正」「信頼」という言葉が並んだ。「利益相反問題の防止」として、「マーケティング部門に広告代理店からの出向を受け入れない」とし、尾縣理事も「広告代理店1社に頼ることはしない」と明言した。 いよいよ動き出した東京世界選手権の大会運営組織。東京五輪では見られなかった満員のスタンドで、トップアスリートがハイパフォーマンスを繰り広げる。そんな大会となることを期待したい。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.03.15

駒大・桑田駿介が日本歴代6位の1時間0分13秒!ニューヨークシティハーフで激走

ニューヨークシティハーフマラソンが3月15日に米国で行われ、日本からは上尾ハーフマラソンで上位だった青木瑠郁(國學院大)と桑田駿介(駒大)が出場した。 ともに序盤は先頭集団にいたが、青木が先に遅れ始める。桑田は5km13 […]

NEWS 舟津彰馬がひらまつ病院を退部 25年度は実戦から遠ざかる

2026.03.15

舟津彰馬がひらまつ病院を退部 25年度は実戦から遠ざかる

ひらまつ病院は3月15日付で舟津彰馬の退部を発表した。 28歳の舟津は福岡大大濠高から中大へ進学。中大では当時、就任したばかりの藤原正和駅伝監督から指名され、1年生ながら駅伝主将を務めた。1500mで日本インカレを制した […]

NEWS 【大会結果】第110回日本選手権マラソン競歩・第50回能美競歩(2026年3月15日)

2026.03.15

【大会結果】第110回日本選手権マラソン競歩・第50回能美競歩(2026年3月15日)

【大会結果】◇第110回日本選手権マラソン競歩・第50回能美競歩(2026年3月15日/石川県能美市) ●日本選手権マラソン競歩 ・男子 1位 諏方元郁(愛知製鋼) 2時間58分21秒=アジア大会代表内定 2位 住所大翔 […]

NEWS 【男子砲丸投・円盤投】吉澤悠利が中1最高の14m07と40m63

2026.03.15

【男子砲丸投・円盤投】吉澤悠利が中1最高の14m07と40m63

第5回京都府中学記録会が3月14日に行われ、吉澤悠利(加茂川中1京都)がビッグススローを見せた。 中学男子砲丸投(5kg)では、14m07をプット。同円盤投(1.5kg)では40m63をスローしている。いずれも中1最高記 […]

NEWS 男子ハーフは川野将虎が接戦制す「勝つことしか考えていなかった」京大・原圭佑が奮闘の2位/能美競歩

2026.03.15

男子ハーフは川野将虎が接戦制す「勝つことしか考えていなかった」京大・原圭佑が奮闘の2位/能美競歩

◇第50回全日本競歩能美大会(3月15日/石川県能美市) アジア大会代表選考会を兼ねた全日本能美競歩が行われ、男子ハーフマラソン競歩は川野将虎(旭化成)が1時間21分52秒(速報値)で優勝した。 広告の下にコンテンツが続 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年4月号 (3月13日発売)

2026年4月号 (3月13日発売)

別冊付録 記録年鑑 2025

東京マラソン、大阪マラソン、名古屋ウィメンズマラソン

page top