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2023.06.16

4年前の棒高跳中学王者・原口顕次朗が5m07大会新V「インターハイは何としても勝ちたい」/IH北関東
4年前の棒高跳中学王者・原口顕次朗が5m07大会新V「インターハイは何としても勝ちたい」/IH北関東

23年インターハイ北関東大会で5m07をクリアして優勝した原口

◇インターハイ北関東地区大会(6月16日~19日/山梨・小瀬スポーツ公園競技場)1日目

夏の北海道インターハイを懸けた北関東地区大会の1日目が行われ、男子棒高跳の原口顕次朗(前橋育英3群馬)が自己記録を7cm更新する5m07で優勝。大会記録(5m06/川島優、2009年)を14年ぶりに更新した。

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「自己新と大会新は今日のノルマだったので、達成してうれしいです」と、かつての中学チャンピオンが輝きを取り戻した。

4m50までをすべてパスし、跳び始めの4m60を一発でクリア。ただ一人4m60まで残っていた2位の大関柊士(境3茨城)がこの高さを超えられず、たった1回の試技で優勝が決まった。

ここからは己との戦い。4m80を2回目、4m90を3回目でクリアすると、バーの高さを5m07へ上げた。

10時から始まった競技だが、この時点で3時間以上が経過。長らく続いた待機時間で集中力が切れてもおかしくなかったが、「最後まで集中することができた」と、自己新ジャンプの要因を分析する。

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原口は春日中2年時(2019年)に全中を制した逸材。以降は全国大会のタイトルからは遠ざかっているが、今年は高校最後の年。何としても勝ちたいです」と意気込んでいる。

全国のライバルたちを意識しており、5m07の後に5m11にチャレンジしたのは、「今季高校最高記録が5m10だったので、少しでも上回りたかった」と言う。

インターハイ本番では5m20での優勝を目標に掲げる。「踏み切る際に、左腕がつぶれてしまう課題をクリアできれば、十分いけると思っています。あと1カ月半で改善していきたい」と、4年ぶりの全国制覇へ突き進む。

全国インターハイは8月2日から6日に北海道・厚別公園競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。

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写真/船越陽一郎

◇インターハイ北関東地区大会(6月16日~19日/山梨・小瀬スポーツ公園競技場)1日目 夏の北海道インターハイを懸けた北関東地区大会の1日目が行われ、男子棒高跳の原口顕次朗(前橋育英3群馬)が自己記録を7cm更新する5m07で優勝。大会記録(5m06/川島優、2009年)を14年ぶりに更新した。 「自己新と大会新は今日のノルマだったので、達成してうれしいです」と、かつての中学チャンピオンが輝きを取り戻した。 4m50までをすべてパスし、跳び始めの4m60を一発でクリア。ただ一人4m60まで残っていた2位の大関柊士(境3茨城)がこの高さを超えられず、たった1回の試技で優勝が決まった。 ここからは己との戦い。4m80を2回目、4m90を3回目でクリアすると、バーの高さを5m07へ上げた。 10時から始まった競技だが、この時点で3時間以上が経過。長らく続いた待機時間で集中力が切れてもおかしくなかったが、「最後まで集中することができた」と、自己新ジャンプの要因を分析する。 原口は春日中2年時(2019年)に全中を制した逸材。以降は全国大会のタイトルからは遠ざかっているが、今年は高校最後の年。何としても勝ちたいです」と意気込んでいる。 全国のライバルたちを意識しており、5m07の後に5m11にチャレンジしたのは、「今季高校最高記録が5m10だったので、少しでも上回りたかった」と言う。 インターハイ本番では5m20での優勝を目標に掲げる。「踏み切る際に、左腕がつぶれてしまう課題をクリアできれば、十分いけると思っています。あと1カ月半で改善していきたい」と、4年ぶりの全国制覇へ突き進む。 全国インターハイは8月2日から6日に北海道・厚別公園競技場で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。 写真/船越陽一郎

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