2023.06.15
エントリー選手の10000m自己記録トップ20
27.46.08 D.S.ネイヤイ(麗澤大2) 23年
27.50.54 J.ムトゥク(山梨学大2) 23年
27.58.60 吉田 礼志(中央学大3) 22年
28.05.91 石原翔太郎(東海大4) 21年
28.11.79 D.キサイサ(専大2) 22年
28.11.99 高槻 芳照(東農大4) 22年
28.12.25 J.モゲニ(亜細亜大1) 23年
28.13.10 S.キップケメイ(日大1) 22年
28.15.65 花岡 寿哉(東海大2) 23年
28.16.30 並木 寧音(東農大4) 22年
28.21.10 小林 篤貴(神奈川大4) 23年
28.21.49 P.カマウ(国士大3) 23年
28.21.80 松尾 昂来(東海大4) 21年
28.22.27 児玉 真輝(明大4) 20年
28.23.69 山﨑 丞(日体大2) 23年
28.24.57 V.キムタイ(城西大2) 23年
28.24.84 森下 翔太(明大2) 23年
28.25.20 P.ワンジル(大東大3) 17年
28.25.21 山本 唯翔(城西大4) 22年
28.27.45 白井 勇佑(東京国際大3) 22年
東海大、中央学大、城西大はエースが強力
まずは今大会の出場校を、関東学連から発表された10000mの申告タイムの順に見てみよう。①東 海 大 3.49.05.72 ②中央学大 3.49.36.40 ③明 大 3.50.26.33 ④神奈川大 3.50.44.93 ⑤東京国際大▲ 3.50.55.92 ⑥大 東 大▲ 3.51.06.67 ⑦城 西 大▲ 3.51.25.72 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ ⑧帝 京 大 3.51.32.18 ⑨立 教 大 3.52.05.22 ⑩日 体 大 3.52.32.42 ⑪法 大 3.52.46.18 ⑫日 大▲ 3.53.13.98 ⑬山梨学大▲ 3.53.35.22 ⑭東 農 大 3.53.38.17 ⑮駿河台大▲ 3.53.44.69 ⑯麗 澤 大▲ 3.54.01.10 ⑰国 士 大▲ 3.54.05.16 ⑱専 大▲ 3.54.05.73 ⑲芝浦工大 3.54.21.16 ⑳亜細亜大▲ 3.54.25.82 ※点線は通過ラインを表す ※留学生のいる大学は▲で表示 ※データはエントリー締切前日の6月2日時点右のタイムは全部員が対象となるため、エントリー選手の10000m合計タイムではない。あくまでも参考程度にとどめておく必要がある。 では、各校のエントリー選手をふまえたうえで、今大会はどのような戦いが予想されるのか。 通過が有力なのは、東海大、中央学大、明大、東京国際大、城西大の5校だ。 東海大は学生駅伝でこれまで3度の区間賞経験を持つエース・石原翔太郎(4年)がエントリー。今年は5月の関東インカレ1部5000mで2位と好調を示しており、最終組での好走に注目が集まる。その他にも関東インカレ1部10000m2位の花岡寿哉(2年)がエントリーされており、登録選手の10000mベスト上位8番目の記録も全大学トップ(29分02秒44)。アクシデントがない限り、通過は濃厚だろう。 中央学大は10000m27分58秒60を持つ吉田礼志(3年)が強力。この選考会では2年続けて最終組で好走しており、得意としている。エントリー選手で28分台を7人そろえているのは神奈川大と並んで最多だ。10年連続で本戦出場中という経験も強みとなる。 明大は10000mで28分30秒切りのベストを持つ児玉真輝(4年)、森下翔太(2年)、杉彩文海(4年)が順当に登録された。杉は今年の箱根駅伝で7区区間賞。関東インカレ1部ハーフでも6位と好調で、森下も関東インカレでは5000m9位と健闘した。児玉は1年時から活躍してきたエース格。昨年秋以降レースから遠ざかっているが、本調子ならチームの頼れる存在となる。 東京国際大は2人いる留学生のうち、5000mと10000mで学生記録を持つリチャード・エティーリではなく、アモス・ベット(ともに1年)を登録。ベットは5000mで13分20秒40のスピードを誇り、4月の金栗記念5000mではエティーリに先着している。10000mの自己記録は持っていないが、全体1位候補の一人だ。他にも関東インカレ2部10000mでは村松敬哲(4年)と森春樹(2年)が28分台で走破し、好調を示した。 城西大は、今季もっとも勢いのあるチームのひとつだ。留学生のヴィクター・キムタイ(2年)は関東インカレ2部5000m・1000mの2冠に輝き、箱根駅伝5区区間賞の山本唯翔(4年)は4月の日本学生個人選手権で優勝。8月のワールドユニバーシティゲームズの代表に決まった。その他にも関東インカレでは平林樹(3年)がハーフマラソンで4位入賞と好走し、10000m28分33秒42を持つ斎藤将也(2年)も順当にエントリー。昨年は8位で敗退となったが、総合力が大幅にレベルアップを遂げている。
立教大の初出場なるか!? 日本人トップ候補は!?
ここまで5校を挙げ、順当なら残り2校。前回本戦出場校の神奈川大、大東大、日大、箱根駅伝でシード権を持つ法大、2年ぶり返り咲きを狙う帝京大、日体大ら。ボーダーライン付近の争いは激戦必至だ。 この中では10000m28分台が7人そろう神奈川大、昨年3年生以下を主体としながら5位通過した大東大がやや優勢か。この選考会では最終組で強力な留学生がタイムを稼ぐ大学が有利となるため、留学生のいない法大、帝京大、日体大らは前半の組から上位につけておきたいところだ。 その他には立教大に本戦初出場の可能性が見えてきた。前述の10000m申告タイムでは9番手につけており、28分29秒24の関口絢太(4年)を筆頭に28分台ランナーを5人そろえた。昨年の同選考会は11位。今年の箱根駅伝に初出場を遂げた勢いそのままに、伊勢路初出場を決められるか。 個人の争いに目を向けると、今回も全体トップはアフリカ出身の留学生となりそうだ。前述のベットに加え、関東インカレ1部10000mで2位の花岡に13秒差をつけて優勝したジェームス・ムトゥク(山梨学大2)、自己ベストでエントリー選手トップの27分46秒08を持つデイビッド・シュンゲヤ・ネイヤイ(2年)らが候補。 日本人では石原、吉田、花岡のほか、28分20秒切りのベストを持つ高槻芳照、並木寧音(ともに東農大4)、関東インカレ2部10000m5位と健闘した片川祐大(亜細亜大3)らが挙げられる。昨年インターハイ5000m日本人トップで、関東インカレでも2部5000m4位と好走した前田和摩(東農大)の走りにも注目だ。 レースは17日の17時30分からスタート。YouTubeにてライブ配信も予定されている。エントリー選手の10000m自己記録トップ20
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