HOME 国内

2023.06.04

110mH高山峻野が世界陸上内定「ホッとしています」「恩返しができる」/日本選手権
110mH高山峻野が世界陸上内定「ホッとしています」「恩返しができる」/日本選手権

泉谷駿介(左)に敗れたものの、2位に入りブダペスト世界選手権代表に内定した高山峻野

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)4日目

ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の最終日に男子110mハードル決勝が行われ、高山峻野(ゼンリン)が13秒30(-0.9)で2位に入り、すでにブダペスト世界選手権の参加標準記録を突破していたため、代表に内定した。

「あまり意識しないようにしていましたが、3位以内に入れてホッとしています」と安堵の表情を浮かべる高山。これで17年ロンドン、19年ドーハに続いて3度目の世界選手権代表をつかんだ。

広告の下にコンテンツが続きます

前半は「攻めないと置いていかれる。これまでスタートがうまくいっていなかったですが、4台目までは思い描いていた通りのレースができました」と言うように泉谷駿介(住友電工)と並走した。ただ、「後半は刻めず浮いてしまった」とやや失速。それでも13秒30でしっかりまとめてみせた。

昨年はケガが続いてオレゴン世界選手権を逃しているだけに、「いつも応援してくれている周囲の方に申し訳なかったので、これで恩返しができてうれしく思います」。ここからは2レースほどこなして、ブダペスト世界選手権へ向かう予定。活況続くスプリントハードルだが、最も早く世界のファイナルに近づいたのは19年ドーハの高山だった。あれから4年。泉谷とともに世界の扉をこじ開ける準備が整いつつある。

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)4日目 ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の最終日に男子110mハードル決勝が行われ、高山峻野(ゼンリン)が13秒30(-0.9)で2位に入り、すでにブダペスト世界選手権の参加標準記録を突破していたため、代表に内定した。 「あまり意識しないようにしていましたが、3位以内に入れてホッとしています」と安堵の表情を浮かべる高山。これで17年ロンドン、19年ドーハに続いて3度目の世界選手権代表をつかんだ。 前半は「攻めないと置いていかれる。これまでスタートがうまくいっていなかったですが、4台目までは思い描いていた通りのレースができました」と言うように泉谷駿介(住友電工)と並走した。ただ、「後半は刻めず浮いてしまった」とやや失速。それでも13秒30でしっかりまとめてみせた。 昨年はケガが続いてオレゴン世界選手権を逃しているだけに、「いつも応援してくれている周囲の方に申し訳なかったので、これで恩返しができてうれしく思います」。ここからは2レースほどこなして、ブダペスト世界選手権へ向かう予定。活況続くスプリントハードルだが、最も早く世界のファイナルに近づいたのは19年ドーハの高山だった。あれから4年。泉谷とともに世界の扉をこじ開ける準備が整いつつある。

【動画】2人が世界選手権代表内定! 男子110m決勝をチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.16

中央学大がTKK株式会社とスポンサー契約 同大卒業生が代表取締役

中央学大駅伝部が「TKK株式会社」とスポンサー契約を結んだことを発表した。 同社は千葉県八千代市に本社を構え、主にプレキャストコンクリート鋼製型枠を取り扱うメーカー。中央学大卒業の安保誠司氏が代表取締役を務めており、「未 […]

NEWS 今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

2025.12.16

今年度限りでの「引退」を表明した村澤明伸インタビュー【前編】 大学3・4年時はトラックと駅伝の両立に挑戦したが「バランスを取るのが難しかった」

全国高校駅伝で日本一に輝き、箱根駅伝は花の2区で快走。日本選手権10000mでも上位に食い込んだのが、村澤明伸(SGホールディングス、34歳)だ。紆余曲折を経て、今年度限りでの「引退」を表明したが、どんな競技生活を過ごし […]

NEWS ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

2025.12.16

ニューイヤー駅伝エントリー発表! トヨタ自動車は鈴木芽吹が登録も太田智樹が外れる 連覇目指す旭化成は葛西潤、Honda・小山直城、GMO・吉田祐也らエントリー!

12月16日、日本実業団陸上競技連合は第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/2026年1月1日)のエントリー選手を発表した。70回記念大会の今回は、例年より3チーム多い、40チームがエントリーした。 前回、5年 […]

NEWS 赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

2025.12.16

赤﨑優花が自身の思いと感謝綴る 移籍は「前向きな決断」「この道を正解にします」

12月15日で第一生命グループを退社し、夫の赤﨑暁も所属するクラフティア(前・九電工)へ移籍加入した赤﨑優花(旧姓・鈴木)が自身のSNSを更新し、改めて思いを綴った。 昨年のパリ五輪女子マラソン6位入賞の赤﨑。「決して悲 […]

NEWS お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)

2025.12.16

お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年1月号)

月刊陸上競技2026年1月号別冊付録「全国高校駅伝総展望」に掲載したデータに誤りがございました。 正しいデータの情報を掲載するとともに、関係者の皆様にお詫びをし、訂正いたします。 男子 今治北(愛媛) 誤 都大路学校最高 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top