HOME 国内

2023.06.02

200m鵜澤飛羽が圧巻初V20秒32!初の国際舞台へ「経験を積みたい」/日本選手権
200m鵜澤飛羽が圧巻初V20秒32!初の国際舞台へ「経験を積みたい」/日本選手権

学生歴代4位の20秒32(-0.2)で初優勝した鵜澤飛羽(筑波大)

【動画】学生歴代4位の好記録で初優勝した男子200m 鵜澤飛羽をチェック!

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目 ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の2日目に男子200mが行われ、鵜澤飛羽(筑波大)が20秒32(-0.2)で初優勝。雨、そして向かい風というコンディションで学生歴代4位の好記録だった。 「しっかり勝ちきることを意識しました」と鵜澤。コーナーで「自分のレーンが見える」ような余裕を持って、スムーズでリラックスしながらもスピード豊かな加速を見せて一気に抜け出す。「ラストで落ちない」持ち味を存分に発揮した。記録についても「思っていたタイムでした」と納得の表情だった。 宮城・築館高2年時にインターハイ2冠。鮮烈な活躍を見せた。3年目はコロナ禍などもあり一度は陸上から距離を置いた時期もあったが、筑波大に進学して心機一転。「多趣味なんです」と言うように、プライベートとのメリハリをつけながら、競技に真摯に打ち込んできた。 それでも1年目の関東インカレで左脚を肉離れ。長期離脱を強いられ「今もリハビリ」と言うほど、完治はしていない。そのため「8割くらいを継続する」意識で練習にも試合にも臨んできた。 5月3日の静岡国際では追い風参考ながら20秒10(+2.6)という衝撃的なタイムをマークして優勝。ワールドランキングも含めて、ブダペスト世界選手権やアジア選手権などが十分に見える位置に来た。 「身体作りはまだまだ。一朝一夕でできるものではないので、もっと時間がかかります」。完成形をイメージするのもまだ先。それでいてここまでの走りを見せるあたり、そのポテンシャルの高さに驚かされる。 「これで日本代表に近づいたと思うので、まずはしっかり経験を積みたい」 ハイアベレージでの連戦に「かなり疲れているので少し休みます」。その未来を期待されてきた大器がいよいよ世界デビューを飾る。

【動画】学生歴代4位の好記録で初優勝した男子200m 鵜澤飛羽をチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.18

110mH村竹ラシッドがダイヤモンドリーグ・パリにエントリー!今季3戦目

世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第8戦パリ大会(フランス)のエントリー選手が発表され、男子110mハードルに村竹ラシッド(JAL)が登録した。今大会は予選・決勝となる。 村竹は昨年のパリ五輪で5位の快挙。す […]

NEWS サニブラウンは決勝届かず やり投・ディーン元気は7位/WAコンチネンタルツアー

2025.06.18

サニブラウンは決勝届かず やり投・ディーン元気は7位/WAコンチネンタルツアー

世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのパーヴォ・ヌルミ・ゲームズがフィンランド・トゥルクで行われ、男子100mにサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が出場。予選1組に入り、10秒34(+0.7)の5着で決勝 […]

NEWS 吉田星1500m3分45秒21!高2歴代3位で2連覇 走幅跳は後藤大輔7m63の今季高校最高 大島璃海400m55秒48/IH北海道

2025.06.18

吉田星1500m3分45秒21!高2歴代3位で2連覇 走幅跳は後藤大輔7m63の今季高校最高 大島璃海400m55秒48/IH北海道

インターハイ北海道大会優勝者一覧をチェック! ●男子 400m 齋藤実都瑠(小樽桜陽3) 48秒00 1500m 吉田星(東海大札幌2) 3分45秒21=道高校新 走幅跳 後藤大輔(北海道栄3) 7m63(+1.8) ハ […]

NEWS 日本選手権アンバサダーに福島千里、室伏由佳、渋井陽子、澤野大地の4氏 “レジェンド”が呼び掛け「国立満員」目指す

2025.06.17

日本選手権アンバサダーに福島千里、室伏由佳、渋井陽子、澤野大地の4氏 “レジェンド”が呼び掛け「国立満員」目指す

福島さんの日本選手権への思いを込めたメッセージ全文! 【#日本選手権】第109回日本陸上競技選手権大会をともに盛り上げてくれる4名の #アンバサダー が決定❗️https://t.co/Dl2QnLpwys ❤️‍🔥#福 […]

NEWS パリ五輪1万m代表の五島莉乃が地元・石川県のスポーツ大使に「元気や勇気、夢を持つことの素晴らしさを届けたい」

2025.06.17

パリ五輪1万m代表の五島莉乃が地元・石川県のスポーツ大使に「元気や勇気、夢を持つことの素晴らしさを届けたい」

石川県スポーツ大使の委嘱状を手にした五島 #五島莉乃 選手(石川県出身)が石川県スポーツ大使に任命されました☺️👏#資生堂 #Shiseido #強く速く美しく pic.twitter.com/VInBJV0GTx &m […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top