HOME 国内

2023.06.02

100mH日本記録保持者・福部真子12秒台連発で決勝へ「全力を出したい」/日本選手権
100mH日本記録保持者・福部真子12秒台連発で決勝へ「全力を出したい」/日本選手権

日本選手権女子100mH準決勝を1着で通過した福部真子

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目

ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の2日目に女子100mハードルの予選と準決勝が行われた。

12秒73の日本記録を持つ福部真子(日本建設工業)は、予選をただ1人12秒台となる12秒99(+0.4)、準決勝で同じ組になった寺田明日香(ジャパンクリエイト)と12秒97(+0.4)の同タイムながら、0.005秒差で先着した。

「予選のほうが若干動きが良かった」と福部。スタートのやり直しがあったこともあり「緊張で手が震えました」と笑顔で振り返る。

冬季で作ってきた「エンジン」を生かすための走りがまだ噛み合わず、「タイミングがイマイチ」。ただ、5月21日のセイコーゴールデングランプリ頃から「爆発的に1台目に入って行けるようになってきた」。

決勝は、寺田、青木益未(七十七銀行)、田中佑美(富士通)、清山ちさと(いちご)といった12秒台ランナーが顔をそろえる。「他のみなさんは予選から準決勝までタイムを上げてきていてさすが」。激戦に向けて気を引き締める。

広告の下にコンテンツが続きます

参加標準記録(12秒78)を突破しているため、3位以内に入れば世界選手権代表に内定。「いろいろ意識するレベルではありません。爆発力を出して1台目に入っていって、全力を出したい」。歴史的な一戦となる予感が漂う100mハードル決勝は、翌3日(土)の17時15分に号砲が鳴る。

◇第107回日本選手権(6月1日~4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目 ブダペスト世界選手権の代表選考会を兼ねた第107回日本選手権の2日目に女子100mハードルの予選と準決勝が行われた。 12秒73の日本記録を持つ福部真子(日本建設工業)は、予選をただ1人12秒台となる12秒99(+0.4)、準決勝で同じ組になった寺田明日香(ジャパンクリエイト)と12秒97(+0.4)の同タイムながら、0.005秒差で先着した。 「予選のほうが若干動きが良かった」と福部。スタートのやり直しがあったこともあり「緊張で手が震えました」と笑顔で振り返る。 冬季で作ってきた「エンジン」を生かすための走りがまだ噛み合わず、「タイミングがイマイチ」。ただ、5月21日のセイコーゴールデングランプリ頃から「爆発的に1台目に入って行けるようになってきた」。 決勝は、寺田、青木益未(七十七銀行)、田中佑美(富士通)、清山ちさと(いちご)といった12秒台ランナーが顔をそろえる。「他のみなさんは予選から準決勝までタイムを上げてきていてさすが」。激戦に向けて気を引き締める。 参加標準記録(12秒78)を突破しているため、3位以内に入れば世界選手権代表に内定。「いろいろ意識するレベルではありません。爆発力を出して1台目に入っていって、全力を出したい」。歴史的な一戦となる予感が漂う100mハードル決勝は、翌3日(土)の17時15分に号砲が鳴る。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

2025.04.30

【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]

NEWS 5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

2025.04.30

5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]

NEWS 26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

2025.04.30

26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top