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2023.05.21

110mH泉谷駿介13秒07!!今季世界リスト2位の激走「70点くらい、もう少し行きたかった」/セイコーGGP
110mH泉谷駿介13秒07!!今季世界リスト2位の激走「70点くらい、もう少し行きたかった」/セイコーGGP

23年セイコーGGP男子110mHに13秒07のパフォーマンス日本歴代2位で優勝を飾った

◇セイコーゴールデングランプリ2023(5月21日/神奈川・日産スタジアム)

世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われ、男子110mハードルは泉谷駿介(住友電工)が優勝した。

ハードルを越えるたびにどよめきが増し、フィニッシュタイマーが表示されるとボルテージは最高潮に達した。13秒07(+0.8)は、自身が21年に樹立した日本記録にあと0.01秒に迫るセカンドベスト。今季世界リスト2位の快走だった。

持ち味でもある爆発的な加速で1台目までのアプローチから圧巻の走りも、「追い風もあったので前半は抑えめに」入ったという。中盤以降、「何度かハードルに接触もしている」と言いつつも、インターバルもしっかり刻んでみせた。

それでも「70点くらい。木南記念(13秒25)から調子も上がっていたので、もう少し行きたかった」と、12秒台も視野に入っていた。2年前の13秒0と比較して「感覚も全然違うもの」で、「あの時は前半から中盤まで完璧でしたが、今回はまだまだ」。ただ、「12秒台を出すためには、全体的にもう一段階上げていかないと」と言う。

まずは「この記録をコンスタントに出せるようにしたい。世界選手権に合わせていきます」。世界でも23人した達成していない日本人初の12秒台、そして世界大会のファイナルへ。日本が世界に誇るハードラーが、いよいよギアを上げた。

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◇セイコーゴールデングランプリ2023(5月21日/神奈川・日産スタジアム) 世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ゴールドのセイコーゴールデングランプリが行われ、男子110mハードルは泉谷駿介(住友電工)が優勝した。 ハードルを越えるたびにどよめきが増し、フィニッシュタイマーが表示されるとボルテージは最高潮に達した。13秒07(+0.8)は、自身が21年に樹立した日本記録にあと0.01秒に迫るセカンドベスト。今季世界リスト2位の快走だった。 持ち味でもある爆発的な加速で1台目までのアプローチから圧巻の走りも、「追い風もあったので前半は抑えめに」入ったという。中盤以降、「何度かハードルに接触もしている」と言いつつも、インターバルもしっかり刻んでみせた。 それでも「70点くらい。木南記念(13秒25)から調子も上がっていたので、もう少し行きたかった」と、12秒台も視野に入っていた。2年前の13秒0と比較して「感覚も全然違うもの」で、「あの時は前半から中盤まで完璧でしたが、今回はまだまだ」。ただ、「12秒台を出すためには、全体的にもう一段階上げていかないと」と言う。 まずは「この記録をコンスタントに出せるようにしたい。世界選手権に合わせていきます」。世界でも23人した達成していない日本人初の12秒台、そして世界大会のファイナルへ。日本が世界に誇るハードラーが、いよいよギアを上げた。

【動画】泉谷駿介が今季世界リスト2位の快走!セイコーGGP男子110mHをcheck!

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