HOME 国内、大学

2023.05.14

三浦龍司 圧巻スパートで5000m連覇!「本来の走りできた」/関東IC
三浦龍司 圧巻スパートで5000m連覇!「本来の走りできた」/関東IC

関東インカレ5000m優勝の三浦龍司(右)。吉岡、服部の順大トリオで記念撮影

◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)4日目

関東インカレ4日目が行われ、男子1部5000mは三浦龍司(順大)が13分45秒52をマークして連覇を飾った。日本人の連覇は89、90回大会の藤本拓(国士大)以来、12年ぶりとなる。

「すごく緊張していましたが勝てたのは大きいです。やっと本来の走り、自分の形を出せました」

広告の下にコンテンツが続きます

残り1周を切って後輩の吉岡大翔がスパートをかけたが、そこにピタリとつけると、残り120mからは圧巻のキレ味。同学年の石原翔太郎(東海大)も追いかけたが、三浦らしいスパートで勝ちきった。

前半シーズンは「単純に調子が悪かった」。前年度よりもタイムはもちろん、走りが噛み合わないレースが続いた。その状態で対校戦ということもあり、三浦をもってして「緊張」していたという。

ただ、シーズン序盤のモヤモヤを払拭するような走り。「徐々に調子も上がっていたので改善していっているところ」と、まだまだ本調子とは言えないが、駅伝主将としての役割を果たした。

総合優勝を争うなかで、110mハードルの村竹ラシッドが欠場。「誰かのためというのはないですが、去年の日本インカレでは僕が出られず他の選手が得点を取ってくれました。今回は走れる僕が」としっかり8点を取った。

さらに、吉岡が4位に入賞し、総合Vを大きくたぐり寄せる力走。「今年は良くない流れできていてうまく走れませんでしたが、3000m障害に向けてモチベーションも上げていけます」。本職の初戦となるセイコーゴールデングランプリでは「悪くても8分20秒を切りたい」。

三浦が目指すのはあくまで世界。「世界選手権で決勝に進んで、上位入賞を目指します」。自身最後の関東インカレで『世界の三浦』を証明。ここからは専門種目で世界へ挑戦する日々が始まる。

◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)4日目 関東インカレ4日目が行われ、男子1部5000mは三浦龍司(順大)が13分45秒52をマークして連覇を飾った。日本人の連覇は89、90回大会の藤本拓(国士大)以来、12年ぶりとなる。 「すごく緊張していましたが勝てたのは大きいです。やっと本来の走り、自分の形を出せました」 残り1周を切って後輩の吉岡大翔がスパートをかけたが、そこにピタリとつけると、残り120mからは圧巻のキレ味。同学年の石原翔太郎(東海大)も追いかけたが、三浦らしいスパートで勝ちきった。 前半シーズンは「単純に調子が悪かった」。前年度よりもタイムはもちろん、走りが噛み合わないレースが続いた。その状態で対校戦ということもあり、三浦をもってして「緊張」していたという。 ただ、シーズン序盤のモヤモヤを払拭するような走り。「徐々に調子も上がっていたので改善していっているところ」と、まだまだ本調子とは言えないが、駅伝主将としての役割を果たした。 総合優勝を争うなかで、110mハードルの村竹ラシッドが欠場。「誰かのためというのはないですが、去年の日本インカレでは僕が出られず他の選手が得点を取ってくれました。今回は走れる僕が」としっかり8点を取った。 さらに、吉岡が4位に入賞し、総合Vを大きくたぐり寄せる力走。「今年は良くない流れできていてうまく走れませんでしたが、3000m障害に向けてモチベーションも上げていけます」。本職の初戦となるセイコーゴールデングランプリでは「悪くても8分20秒を切りたい」。 三浦が目指すのはあくまで世界。「世界選手権で決勝に進んで、上位入賞を目指します」。自身最後の関東インカレで『世界の三浦』を証明。ここからは専門種目で世界へ挑戦する日々が始まる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.02

世界陸上銅メダルの藤井菜々子に那珂川市市民栄誉賞&北九州市民スポーツ大賞

9月の東京世界選手権女子20km競歩で銅メダルを獲得した藤井菜々子(エディオン)が、出身地である福岡県那珂川市の市民栄誉賞、そして高校時代を過ごした北九州市の北九州市民スポーツ大賞を受賞することが決まり、12月2日に両市 […]

NEWS サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

2025.12.02

サニブラウンがピックルボール初体験!子どもたちと真剣勝負「スポーツの力あらためて感じる」

ピックルボール普及のためのイベントTORAY PICKLEBALL EXPERIENCEが12月2日に東京の有明アーバンスポーツ内のコートで行われ、男子短距離のサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が参加した。 ピック […]

NEWS 東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

2025.12.02

東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」

東洋大は12月2日、陸上競技部男子長距離部門において、セブン銀行(本社:東京都千代田区)、カカクコム(本社:東京都渋谷区)が運営する「求人ボックス」、ECC(本社:大阪市北区)、ビースタニング(本社:東京都渋谷区)が運営 […]

NEWS Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

2025.12.02

Hondaに法大・大島史也、東海大の主力2人が来季加入!「培ってきた走力と探究心を最大限に発揮」

Hondaは12月2日、来年4月1日に入部する選手として、法大の大島史也、東海大の花岡寿哉と兵藤ジュダの3選手を発表した。 大島は千葉・専大松戸高出身。今年は関東インカレ5000mで7位入賞などがある。5000mは13分 […]

NEWS 約137gの超軽量ながら3D形状のカーボンプレート搭載、ミズノのスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」が発売!

2025.12.02

約137gの超軽量ながら3D形状のカーボンプレート搭載、ミズノのスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」が発売!

ミズノは12月2日、3D形状のフルレングスカーボンプレートを搭載したスピードランナー向けの新レーシングシューズ「HYPERWARP」シリーズを12月19日に全国のミズノランニング品取扱店で発売することを発表した。 近年の […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top