HOME 国内、大学

2023.05.11

1部1万m石塚陽士が日本人2位 連戦で疲労も「収穫あった」早大エースとして粘りの走り/関東IC
1部1万m石塚陽士が日本人2位 連戦で疲労も「収穫あった」早大エースとして粘りの走り/関東IC

23年関東インカレ男子1部10000m3位の石塚陽士

◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)1日目

関東インカレの1日目に男子1部10000mが行われ、日本人2番手の3位には石塚陽士(早大)が28分26秒83で入った。

強雨のため30分ほど中断があって遅れたレース。「そこはあまり気になりませんでした。準備する時間があったとポジティブに捉えました」と石塚は言う。

広告の下にコンテンツが続きます

ただ留学生を含めトップ集団が前に行くなか、「付くかどうか葛藤がありました」。27分台ランナーとして、そして「早大のエースとして」のプライドもある。ただ、「ここで行ったら落ちてしまうかもしれない。対校戦なので確実に点数を取ろう」と控えた。

4月22日の日体大競技会で27分58秒53をマーク。5月4日にはゴールデンゲームズinのべおかで5000m(13分43秒89)を走ったばかり。「疲労が溜まっていたので反応できなかった」のは反省材料としつつも、チームのために控えた判断も、「以前だったらそこからズルズル行っていたところ」で粘れたのは、やはり臙脂を背負うエースという自覚があるからこそ。

最後は「課題だった切り替えもできて、この連戦で大きなミスがなかった。収穫です」。トラックシーズンで良い雰囲気を見せている早大。駅伝シーズンに向けても、石塚が結果とその姿勢でチームを牽引していく。

◇第102回関東インカレ(5月11日~14日/神奈川・ギオンスタジアム相模原)1日目 関東インカレの1日目に男子1部10000mが行われ、日本人2番手の3位には石塚陽士(早大)が28分26秒83で入った。 強雨のため30分ほど中断があって遅れたレース。「そこはあまり気になりませんでした。準備する時間があったとポジティブに捉えました」と石塚は言う。 ただ留学生を含めトップ集団が前に行くなか、「付くかどうか葛藤がありました」。27分台ランナーとして、そして「早大のエースとして」のプライドもある。ただ、「ここで行ったら落ちてしまうかもしれない。対校戦なので確実に点数を取ろう」と控えた。 4月22日の日体大競技会で27分58秒53をマーク。5月4日にはゴールデンゲームズinのべおかで5000m(13分43秒89)を走ったばかり。「疲労が溜まっていたので反応できなかった」のは反省材料としつつも、チームのために控えた判断も、「以前だったらそこからズルズル行っていたところ」で粘れたのは、やはり臙脂を背負うエースという自覚があるからこそ。 最後は「課題だった切り替えもできて、この連戦で大きなミスがなかった。収穫です」。トラックシーズンで良い雰囲気を見せている早大。駅伝シーズンに向けても、石塚が結果とその姿勢でチームを牽引していく。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.15

関大が56年ぶりV! 6区・嶋田匠海の区間新で逆転 2位関学大、3位大経大 オープン参加の青学大も好走/丹後大学駅伝

◇丹後大学駅伝/第87回関西学生駅伝(11月15日/京都・宮津市民体育館~京丹後はごろも競技場着8区間74.7km) 11月15日、関西学生駅伝が行われ、関大が3時間45分55秒で56年ぶり12回目の優勝を飾った。 関大 […]

NEWS ルイジアナ州立大・澤田結弥が5位入賞! チームは創部初の全米大会出場決定/全米学生クロカン地区予選

2025.11.15

ルイジアナ州立大・澤田結弥が5位入賞! チームは創部初の全米大会出場決定/全米学生クロカン地区予選

11月14日、米国アーカンソー州フェイエットビルで行われた全米大学体育協会(NCAA)クロスカントリー・サウスセントラル地区選手権で、女子6kmに出場した澤田結弥(ルイジアナ州立大)が19分56秒7で5位入賞を果たした。 […]

NEWS 【大会結果】丹後大学駅伝 第87回関西学生対校駅伝(2025年11月15日)

2025.11.15

【大会結果】丹後大学駅伝 第87回関西学生対校駅伝(2025年11月15日)

【大会成績】第87回関西学生対校駅伝(2025年11月15日/京都・宮津市民体育館~京丹後はごろも陸上競技場:8区間74.7km) 総合成績 1位 関大    3時間45分55秒 2位 関学大   3時間47分32秒 3 […]

NEWS 関西の学生駅伝王座を懸けたレースが今日開催! 関大、大経大、関学大が優勝争う/丹後大学駅伝

2025.11.15

関西の学生駅伝王座を懸けたレースが今日開催! 関大、大経大、関学大が優勝争う/丹後大学駅伝

◇丹後大学駅伝/第87回関西学生駅伝(11月15日/京都・宮津市民体育館~京丹後はごろも競技場着8区間74.7km) 関西の学生駅伝ナンバーワンを決める丹後大学駅伝は11月15日、8時50分に京都・宮津市民体育館をスター […]

NEWS 編集部コラム「今年も残り1か月半」

2025.11.14

編集部コラム「今年も残り1か月半」

毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top