ダイヤモンドリーグ(DL)の主催者は、5月5日にカタールで行われるDLドーハ大会のエントリーリストを発表した。日本からはオレゴン世界選手権男子走高跳8位の真野友博(九電工)と同やり投9位のディーン元気(ミズノ)が出場。ワールドクラスの選手だけが立てる大舞台で、世界に挑む。
真野はこれがDL初挑戦。今季は3月に拠点の福岡でシーズンインを迎え、同月25日に豪州で行われたコンチネンタルツアー・シルバーの「ブリスベン・トラック・クラシック」では2m23で優勝を飾っている。
走高跳には2m43の世界歴代2位を持つ地元の英雄・M.E.バルシムを筆頭に、世界室内金メダリストのウ・サンヒョク(韓国)、2m36のH.ハリソン(米国)などそうそうたるメンバーが集結した。真野はブダペスト世界選手権の参加標準記録(2m32)にあと1cmと迫っており、自己新記録を出せば自動的に代表に内定する。
2012年のチューリヒ大会以来11年ぶりにDLに挑むディーンは、4月29日の織田記念に77m94で優勝してからの転戦。東京五輪金のN.チョプラ(インド)やオレゴン世界選手権金のA.ピータース(グレナダ)など、ディーン以外は全員がベスト80m台後半以上と強敵ぞろい。ディーンは80m台の投てきをどれだけ並べられるかがカギとなりそうだ。
このほかの種目では男子200mで昨年の世界選手権100m優勝のF.カーリー(米国)と400m優勝のM.ノーマン(米国)が激突。男子400mハードルでは世界歴代2位(46秒17)のR.ベンジャミン(米国)がエントリーし、円盤投には世界王者のK.チェー(スロバキア)が出場。三段跳には大ケガからの復活を目指すC.テイラー(米国)も出場を予定している。
女子は100mハードルに東京五輪金のJ.カマチョ・クイン(プエルトリコ)が今季初戦に臨むほか、100mでは200m女王のS.ジャクソン(ジャマイカ)などがエントリーした。
ダイヤモンドリーグはWAが主催する最高峰のリーグ戦で、2023年シーズンは全14試合が予定されている。各大会の1位には1万ドルの賞金が設定され、順位に応じたポイント獲得上位者のみが出場できるDLファイナル(9月16日~17日/米国・ユージン)では優勝者に3万ドルのボーナスが贈られる。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.02.09
中盤から主導権を握り続けた順大 競り負けて2位も「しっかり駅伝ができた」/宮古島大学駅伝
2025.02.09
男子はエベニョ、女子はキプコエチが快勝/ケニアクロカン選手権
-
2025.02.09
-
2025.02.09
-
2025.02.09
2025.02.04
ミズノが盗撮対策ユニフォームを発表 オーダーシステムで購入可能 競技場での迷惑撮影対策へ
-
2025.02.06
-
2025.02.03
-
2025.02.02
2025.02.02
【大会結果】第77回香川丸亀国際ハーフマラソン(2025年2月2日)
-
2025.01.14
-
2025.02.02
-
2025.01.12
-
2025.02.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.02.09
箱根Vの青学大は3位 序盤はやや苦戦も新主将・黒田朝日がゲームチェンジ「覚悟を持ってやっていく」/宮古島大学駅伝
◇宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025(2月9日/沖縄県宮古島市・宮古島市陸上競技競技場発着6区間:82km) 「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025」が行われ、國學院大が4時間8分38秒で2連覇を飾った。箱根駅伝で2連 […]
2025.02.09
中盤から主導権を握り続けた順大 競り負けて2位も「しっかり駅伝ができた」/宮古島大学駅伝
◇宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025(2月9日/沖縄県宮古島市・宮古島市陸上競技競技場発着6区間:82km) 「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025」が行われ、國學院大が4時間8分38秒で2連覇を飾った。順大が28秒差 […]
2025.02.09
男子はエベニョ、女子はキプコエチが快勝/ケニアクロカン選手権
2月8日、ケニア西部のエルドレットでケニアクロスカントリー選手権が開催され、男子はブダペスト世界選手権10000m銀メダリストのD.エベニョ、女子はB.J.キプコエチが優勝を飾った。 レースは男女ともに10kmのコースで […]
2025.02.09
國學院大が逆転でV2!! アンカー鎌田匠馬「5人がしっかりつないでくれた」/宮古島大学駅伝
◇宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025(2月9日/沖縄県宮古島市・宮古島市陸上競技競技場発着6区間:82km) 「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025」が行われ、國學院大が4時間8分38秒で2連覇を果たした。 まさに“劇 […]
2025.02.09
やり投・武本紗栄が60m51!初戦から自己6番目の好記録 1500m館澤は3分40秒20でトップ/WAコンチネンタルツアー
世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズのグレーム・ドウグラス招待が2月9日、ニュージーランドのオークランドで行われ、日本人選手も多数出場した。 女子やり投にはオレゴン世界選手権代表の武本紗栄(オリコ)が出場し、6 […]
Latest Issue
最新号

2025年2月号 (1月14日発売)
駅伝総特集!
箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
高校駅伝、中学駅伝
富士山女子駅伝