HOME 海外

2023.04.28

虚偽情報提出でアルバニア陸連会長らに資格停止処分 走幅跳の風速測定証明で別の日に撮影した写真提出

世界陸連(WA)の独立不正監査機関であるアスリート・インテグリティー・ユニット(AIU)は4月26日、アルバニア陸連のG.ルリ(Gjergj Ruli)会長に5年間、事務局長のN.セィオニシ氏(Nikolin Dionisi)にそれぞれ4年間の資格停止処分を科すことを発表した。高潔性行動規範違反があったため。

2021年5月8日にアルバニア・ティラーナで開催された競技会で、男子走幅跳を自己ベストの8m16で優勝したI.スマイライの記録について虚偽の情報を提出していた。風速測定値に関する証明を求められた際に、風速測定器の前に立つスマイライが写った写真を提出していたが、これは別の日に撮影されたものだと発覚した。スマイライは上記の結果を含めた成績により東京五輪への出場権を得ていた。

スマイライも当件について暫定資格停止処分を受けていたが、故意による関与が立証できず処分は解除された。アルバニア陸連はWAの設定する「競技操作監視リスト」の対象となっており、結果が操作されるリスクが高い団体の一つとされている。

広告の下にコンテンツが続きます
世界陸連(WA)の独立不正監査機関であるアスリート・インテグリティー・ユニット(AIU)は4月26日、アルバニア陸連のG.ルリ(Gjergj Ruli)会長に5年間、事務局長のN.セィオニシ氏(Nikolin Dionisi)にそれぞれ4年間の資格停止処分を科すことを発表した。高潔性行動規範違反があったため。 2021年5月8日にアルバニア・ティラーナで開催された競技会で、男子走幅跳を自己ベストの8m16で優勝したI.スマイライの記録について虚偽の情報を提出していた。風速測定値に関する証明を求められた際に、風速測定器の前に立つスマイライが写った写真を提出していたが、これは別の日に撮影されたものだと発覚した。スマイライは上記の結果を含めた成績により東京五輪への出場権を得ていた。 スマイライも当件について暫定資格停止処分を受けていたが、故意による関与が立証できず処分は解除された。アルバニア陸連はWAの設定する「競技操作監視リスト」の対象となっており、結果が操作されるリスクが高い団体の一つとされている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.16

高知男女V 高知農は県高校最高記録 山田が中盤独走 地区代表は宇和11年ぶり、女子の新居浜東は初の全国/四国高校駅伝

全国高校駅伝の地区代表を懸けた四国高校駅伝は11月16日、徳島県鳴門市の鳴門・大塚スポーツパーク周辺長距離走路で行われ、男女ともに高知勢が2連覇した。男子(7区間42.195km)は高知農が2時間6分22秒と、県大会でマ […]

NEWS 学法石川高コンビ快走 増子陽太5000m高校歴代3位の13分27秒26 栗村凌が歴代8位13分34秒38/日体大長距離競技会

2025.11.16

学法石川高コンビ快走 増子陽太5000m高校歴代3位の13分27秒26 栗村凌が歴代8位13分34秒38/日体大長距離競技会

第324回日本体育大学長距離競技会兼第18回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)が11月16日、神奈川県横浜市の同大学で行われ、NCG男子5000mで増子陽太(学法石川高3福島)が高校歴代3位、U […]

NEWS 東大阪大敬愛 久保凛で反撃し初Vで都大路 男子は西脇工が新妻兄弟で大逆転2連覇 須磨学園が地区代表/近畿高校駅伝

2025.11.16

東大阪大敬愛 久保凛で反撃し初Vで都大路 男子は西脇工が新妻兄弟で大逆転2連覇 須磨学園が地区代表/近畿高校駅伝

全国高校駅伝の地区代表出場権を懸けた近畿高校駅伝は11月16日、奈良県宇陀市近畿高校駅伝特設コースで行われ、男子(7区間42.195km)は西脇工(兵庫)が2時間6分41秒で2連覇、女子(5区間21.0975km)は東大 […]

NEWS 橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」

2025.11.16

橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」

男子走幅跳日本代表の橋岡優輝(富士通)の陸上教室「HASHIOKA RUNNING ACADEMY FOR KIDS」が11月16日に都内で開かれた。 小学生を対象に、「一番身近で強力な助っ人」(橋岡)として、男子棒高跳 […]

NEWS 鳥取城北2時間3分41秒の大会新 女子は倉敷4年ぶりV 地区代表は広島国際学院11年ぶり&世羅20年連続/中国高校駅伝

2025.11.16

鳥取城北2時間3分41秒の大会新 女子は倉敷4年ぶりV 地区代表は広島国際学院11年ぶり&世羅20年連続/中国高校駅伝

全国高校駅伝の地区代表出場権を懸けた中国高校駅伝は11月16日、広島県三次市のみよし運動公園陸上競技場を発着点するコースで行われ、男子(7区間42.195km)は鳥取城北(鳥取)が2時間3分41秒の大会新で制した。女子( […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top