HOME 駅伝

2023.04.20

日立のバイレ・シンシア選手が病気のため死去 20歳 神村学園高時代にインターハイ1500m優勝、駅伝でも活躍
日立のバイレ・シンシア選手が病気のため死去 20歳 神村学園高時代にインターハイ1500m優勝、駅伝でも活躍

20歳の若さで亡くなったシンシア選手

日立女子陸上部は19日、所属するバイレ・シンシア選手が4月14日に亡くなったことを公表した。20歳だった。

ケニア出身のシンシア選手は18年に鹿児島・神村学園高の留学生として来日。19年の沖縄インターハイでは1500mで優勝し、3000mでも2位と活躍した。同年の全国高校駅伝では2区で区間タイ記録をマークし、チームの準優勝に貢献。3年生となった20年はコロナ禍でインターハイが中止になったものの、5000mで15分07秒13と留学生ランナーとして歴代2位(当時)の好タイムをマークした。

高校を卒業した21年春に日立に入社。全日本実業団対抗女子駅伝では4区で区間7位と力走していた。チーム関係者によると、昨年5月から体調を崩し、日本で闘病生活を続けていたという。

広告の下にコンテンツが続きます

日立の北村聡監督はSNSで「陸上部所属のバイレ・シンシア選手が昨年からの闘病の末、4月14日に永眠いたしました。必ず復帰すると誓い、頑張ってきてくれたシンシア選手の陸上競技に向かう姿勢と思いの強さ、そして周囲に対する思いやりと優しさは、いつも私たちに元気と勇気、笑顔を届けてくれていました。生前のシンシア選手への皆さまからのご厚情に、深く感謝申し上げます。シンシア選手を悼み、心からお悔やみを申し上げます」と哀悼。

シンシア選手自身も陸上部のホームページで「昨年は自分自身思いもよらない病気にかかってしまい、とても辛く苦しい年となってしまいました。今年は絶対に病気を治して、また、みなさんに走っている姿を見てもらえるように頑張ります」と意気込みを語っていた。

日立女子陸上部は19日、所属するバイレ・シンシア選手が4月14日に亡くなったことを公表した。20歳だった。 ケニア出身のシンシア選手は18年に鹿児島・神村学園高の留学生として来日。19年の沖縄インターハイでは1500mで優勝し、3000mでも2位と活躍した。同年の全国高校駅伝では2区で区間タイ記録をマークし、チームの準優勝に貢献。3年生となった20年はコロナ禍でインターハイが中止になったものの、5000mで15分07秒13と留学生ランナーとして歴代2位(当時)の好タイムをマークした。 高校を卒業した21年春に日立に入社。全日本実業団対抗女子駅伝では4区で区間7位と力走していた。チーム関係者によると、昨年5月から体調を崩し、日本で闘病生活を続けていたという。 日立の北村聡監督はSNSで「陸上部所属のバイレ・シンシア選手が昨年からの闘病の末、4月14日に永眠いたしました。必ず復帰すると誓い、頑張ってきてくれたシンシア選手の陸上競技に向かう姿勢と思いの強さ、そして周囲に対する思いやりと優しさは、いつも私たちに元気と勇気、笑顔を届けてくれていました。生前のシンシア選手への皆さまからのご厚情に、深く感謝申し上げます。シンシア選手を悼み、心からお悔やみを申し上げます」と哀悼。 シンシア選手自身も陸上部のホームページで「昨年は自分自身思いもよらない病気にかかってしまい、とても辛く苦しい年となってしまいました。今年は絶対に病気を治して、また、みなさんに走っている姿を見てもらえるように頑張ります」と意気込みを語っていた。

闘病中にも笑顔を見せていたシンシア選手

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.21

箱根駅伝「関東学生連合チーム」選出は総合順位つかずとも選出 予選会中継時情報の訂正と謝罪

一般社団法人関東学生陸上競技連盟は10月20日、日本テレビで放送された第102回箱根駅伝予選会の中継において、関東学生連合チームの選出方法についての解説で誤りがあったといして訂正を発表した。 関東学生連合チームは箱根駅伝 […]

NEWS デュプランティス、フルラーニ、オールマンらが候補に!年間最優秀選手フィールド部門のノミネート男女各5名が発表

2025.10.20

デュプランティス、フルラーニ、オールマンらが候補に!年間最優秀選手フィールド部門のノミネート男女各5名が発表

世界陸連(WA)は10月13日、ワールド・アスレティクス・アワード2025「ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤー」のフィールド種目候補選手を発表した。 陸上競技の年間最優秀選手にあたる「ワールド・アスリート・オブ・ザ・ […]

NEWS ハファシマナがブルンジ勢として4連覇! 女子はアメバウが快勝 世界陸連クロカン・ツアーが開幕/WAクロカンツアー

2025.10.20

ハファシマナがブルンジ勢として4連覇! 女子はアメバウが快勝 世界陸連クロカン・ツアーが開幕/WAクロカンツアー

世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールドの初戦ゾルノツァ国際クロスが10月19日、スペインで開催され、男子(8.7km)はE.ハファシマナ(ブルンジ)が25分50秒、女子(8.7km)はL.アメバウ(エチオピア) […]

NEWS トロイティチが2時間3分30秒の大会新V チェプテゲイが自己新 女子はデスタが2時間17分37秒/アムステルダムマラソン

2025.10.20

トロイティチが2時間3分30秒の大会新V チェプテゲイが自己新 女子はデスタが2時間17分37秒/アムステルダムマラソン

アムステルダムマラソンが10月19日、オランダで開催され、男子はG.トロイティチ(ケニア)が2時間3分30秒で、女子はA.デスタ(エチオピア)が2時間17分37秒で優勝した。 男子優勝のトロイティチは今年の東京マラソンで […]

NEWS 其田健也が2時間8分33秒で16位 中間点まで先頭集団に食らいつく/アムステルダムマラソン

2025.10.20

其田健也が2時間8分33秒で16位 中間点まで先頭集団に食らいつく/アムステルダムマラソン

10月19日、オランダでアムステルダムマラソンが行われ、ブダペスト世界選手権代表の其田健也(JR東日本)が2時間8分33秒で16位に入った。 其田はスタートから1km3分を切るペースを刻む先頭集団につけ、5kmを14分3 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top