2023.03.06
小森コーポレーションの西澤佳洋が、パリ五輪代表選考会マラソングランドチャピオンシップ(MGC)の出場権を獲得できなければ「引退」と表明して臨んだ3月5日の東京マラソンだったが、結果は2時間24分21秒の111位だった。レース後、改めてSNSを更新して「ここまで長い間やってきたことに悔いはありません」と綴っている。
西澤は1992年生まれの30歳。千葉・西武台千葉高から駒大を経て2015年から小森コーポレーションへ。高校時代は5000m14分31秒91がベストで、全国高校駅伝には出場ならなかったが全国都道府県対抗男子駅伝には千葉県代表として2年連続で出走するなど、県内トップランナーの一人だった。
駒大で力をつけると、3年時に箱根駅伝6区区間5位と力走。4年目は関東インカレ(2部)5000m8位とトラックでも見せ場を作り、全日本大学駅伝では3区区間2位で優勝に貢献した。箱根駅伝でも再び6区区間3位の快走で総合2位の立役者となった。その大会では同レースを走った中村匠吾(富士通)や其田健也(JR東日本)らとともにタスキをつないでいる。
実業団でも1500mで日本選手権8位や全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)などでも主力として活躍。2020年の防府読売マラソンでは初マラソンで2時間10分37秒をマークして3位だった。
西澤は中村とのツーショットとともに「たくさん知り合いが応援してくれたことがとてもうれしくて涙が出てしまいました。みんなに感謝しかありません」と綴っている。
次ページ 小森コーポレーション西澤が駒大同期の中村匠吾とツーショット
小森コーポレーション西澤が駒大同期の中村匠吾とツーショット
東京マラソン結果は最後なんとかゴールまで辿り着けました。ここまで長い間やってきたことに悔いはありません。走っている時に、たくさんの方が名前で応援してくれ、たくさん知り合いが応援してくれたことがとても嬉しくて涙が出てしまいました。みんなに感謝しかありません。 ありがとうございました pic.twitter.com/wkj7sghqXA
— 西澤佳洋 (@nszw2424) March 5, 2023
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.16
競歩・山西利和が愛知県スポーツ功労賞を受賞!20km競歩世界記録樹立が評価
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.16
競歩・山西利和が愛知県スポーツ功労賞を受賞!20km競歩世界記録樹立が評価
愛知県スポーツ顕彰授与式が6月16日に行われ、男子競歩の山西利和(愛知製鋼)がスポーツ功労賞を受賞した。 同賞は愛知県出身、もしくは県内を拠点としている選手に贈られるもので、2月の日本選手権20km競歩で1時間16分10 […]
2025.06.16
砲丸投・大垣尊良ビッグショットなるか 女子短距離は山崎心愛に注目 男子中長距離は吉田星が軸/IH北海道
広島インターハイ(7月25日~29日)を懸けた地区大会が6月に各地で開催される。 インターハイ北海道地区大会は6月17日から20日まで、旭川花咲スポーツ公園陸上競技場で行われる。 広告の下にコンテンツが続きます 昨年、男 […]
2025.06.16
100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東
◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた北関東地区大会の最終日の4日目が行われ、女子100mハードルで石原南菜( […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会