2022.10.16
◇東京レガシーハーフマラソン(10月16日/国立競技場発着)
東京レガシーハーフマラソンは10月16日、国立競技場をスタート・フィニッシュとするコースで開催。オレゴン世界選手権マラソン代表の西山雄介(トヨタ自動車)は1時間2分15秒でフィニッシュし、9位の村山謙太(旭化成)と1秒差、10位の上門大祐(大塚製薬)と同タイムの11位だった。
初の世界大会出場だった7月のオレゴンでは、世界大会日本人最高タイムの2時間8分35秒をマークし、日本勢トップの13位に入った西山。あれから約3ヵ月経ち、世界選手権以来の初レースとして今大会に出場した。
「状態確認と、来年のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)のコースになるかもしれないということで、勝負ポイント探しというかコース確認をメインに置いていた」と言う西山。その中で、先頭集団にはつかずに冷静にレースを進め、中盤以降は駒大の先輩である村山を追いかけ、日本人トップを争う展開に持ち込んだ。
「最後はあそこまでいったら勝ち切らないと、勝負するうえではダメだと思う」と日本トップを逃したことは反省するが、レース全体については納得の表情を見せた。
「状態確認はまずまず。世界選手権後の流れとしては、いいかたちで終われたのかなと思う。ポイントとなる上り坂を意識して、そこでペースを上げて村山さん、上門さんたちに追いついたり、離せたりできた部分があったので、いいかたちで確認できた」
三重・伊賀白鳳高時代からトラックや駅伝で活躍し、駒大時代は学生三大駅伝に1年生からフル出場。トヨタ自動車入社後も2020年のニューイヤー駅伝3区で区間賞を獲得するなど、着実に力をつけてきた。初マラソンとなった今年2月の別府大分毎日マラソンで2時間7分47秒の大会新で優勝し、その勢いで世界選手権でも一定の結果を残した。
その経験を次はパリ五輪で生かす。そのために、まずは来年秋開催予定のMGCに向けて、27歳の西山は着実に歩を進めていく。

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