HOME 国内、大学

2022.09.11

男子は順大が2年連続30回目の総合V 最終日の競歩メダル独占でダメ押し/日本IC
男子は順大が2年連続30回目の総合V 最終日の競歩メダル独占でダメ押し/日本IC

◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)3日目

男子総合は順大が68点を獲得して2年連続30回目の優勝を果たした。

100mの宇野勝翔、110mハードルの村竹ラシッドの3年生コンビがそれぞれ優勝。また、棒高跳では大学院2年生の石丸颯太が制した。さらに、最終日の10000m競歩では、オレゴン世界選手権20km競歩8位の住所大翔が優勝、萬壽春輝が2位、立岩和大が3位と表彰台を独占した。

三浦龍司が9月8日のダイヤモンドリーグファイナル(スイス・チューリッヒ)3000m障害出場のため、今大会を欠場。競歩の3選手は三浦不在でも、「総合優勝を決定的なものにしたかったです」と明かした。

今年の関東インカレでは総合優勝を逃して4位に終わり、「大敗でした」と主将の佐田征義(4年)。それだけに、日本インカレでは総合優勝を合言葉に全員で取り組んできた。

広告の下にコンテンツが続きます

関東インカレでは、各自が自分の競技だけで精一杯になってしまっていた。その反省点から、自分の所属ブロック以外の部員にも意識するように、全員で心掛けたという。個人の目標を共有し、コミュニケーションを増やしていった。

総合2位は61点は日大。優勝種目はなかったが、ハンマー投では福田翔太の2位をはじめ10点を獲得すると、國司裕通の3位など10点を挙げた。さらに、最終日の400mハードルでは岡村州紘と影山彩大の4年生コンビが3、4位に入った。

次いで50.5点で筑波大と九州共立大が並んだ。優勝数も両校とも3種目だったが、2位が1つあった筑波大が、2位なしの九州共立大を上回って総合3位となった。

筑波大は200mの鵜澤飛羽、4×100mリレー、4×400mリレーを制した他、男子棒高跳で古澤一生が2位に入った。九州共立大は円盤投の山下航生、ハンマー投の中川達斗、やり投の鈴木凜が優勝。2日目終了時点で一時総合トップに立った。

文/野田しほり

■男子総合順位
順大 68点
日大 61点
筑波大 50.5点
トラック優勝 順大48点
フィールド優勝 九州共立大49.5点
混成 優勝 立命大8点
多種目優勝 順大4種目

◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)3日目 男子総合は順大が68点を獲得して2年連続30回目の優勝を果たした。 100mの宇野勝翔、110mハードルの村竹ラシッドの3年生コンビがそれぞれ優勝。また、棒高跳では大学院2年生の石丸颯太が制した。さらに、最終日の10000m競歩では、オレゴン世界選手権20km競歩8位の住所大翔が優勝、萬壽春輝が2位、立岩和大が3位と表彰台を独占した。 三浦龍司が9月8日のダイヤモンドリーグファイナル(スイス・チューリッヒ)3000m障害出場のため、今大会を欠場。競歩の3選手は三浦不在でも、「総合優勝を決定的なものにしたかったです」と明かした。 今年の関東インカレでは総合優勝を逃して4位に終わり、「大敗でした」と主将の佐田征義(4年)。それだけに、日本インカレでは総合優勝を合言葉に全員で取り組んできた。 関東インカレでは、各自が自分の競技だけで精一杯になってしまっていた。その反省点から、自分の所属ブロック以外の部員にも意識するように、全員で心掛けたという。個人の目標を共有し、コミュニケーションを増やしていった。 総合2位は61点は日大。優勝種目はなかったが、ハンマー投では福田翔太の2位をはじめ10点を獲得すると、國司裕通の3位など10点を挙げた。さらに、最終日の400mハードルでは岡村州紘と影山彩大の4年生コンビが3、4位に入った。 次いで50.5点で筑波大と九州共立大が並んだ。優勝数も両校とも3種目だったが、2位が1つあった筑波大が、2位なしの九州共立大を上回って総合3位となった。 筑波大は200mの鵜澤飛羽、4×100mリレー、4×400mリレーを制した他、男子棒高跳で古澤一生が2位に入った。九州共立大は円盤投の山下航生、ハンマー投の中川達斗、やり投の鈴木凜が優勝。2日目終了時点で一時総合トップに立った。 文/野田しほり ■男子総合順位 順大 68点 日大 61点 筑波大 50.5点 トラック優勝 順大48点 フィールド優勝 九州共立大49.5点 混成 優勝 立命大8点 多種目優勝 順大4種目

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.08.24

【“陸女”インタビュー】バラエティーや情報番組に引っ張りだこ!タレント・国本梨紗さん 中学3年間の陸上部「あの時の記憶が数年後の自分を助けてくれる」

オリンピックの花形である陸上競技! 球技に比べると、すこーし“地味”な印象があるかもしれない……。しかし、中高生合わせて、なんと約30万人以上が「陸部」なんです。 実は芸能界で活躍するあの人も、この人も、結構、陸上経験者 […]

NEWS 東京世界陸上と「進撃の巨人」がコラボ!大会記念グッズ販売も決定

2025.08.24

東京世界陸上と「進撃の巨人」がコラボ!大会記念グッズ販売も決定

TBSは8月24日、公式SNSやYouTubeを更新し、東京世界陸上とアニメ『進撃の巨人』とのコラボレーションを発表した。 世界的に人気を誇る『進撃の巨人』とのコラボとなる「進撃の世界陸上」。そのコラボVTRが公開された […]

NEWS 100m桐生祥秀 世界陸上への「刺激入れ」で10秒03w!「ここから磨いていきたい」

2025.08.24

100m桐生祥秀 世界陸上への「刺激入れ」で10秒03w!「ここから磨いていきたい」

東京世界選手権出場のための記録の有効期間最終日となる8月24日、奈良市サーキットの男子100mに桐生祥秀(日本生命)が出場。追い風参考ながら10秒03(+2.8)の好記録をマークして会場にいた中高生たちの歓声を浴びた。 […]

NEWS 100m山縣亮太の世界陸上ついえる 記録会を違和感で欠場「身体が無理だというまで」現役続行へ

2025.08.24

100m山縣亮太の世界陸上ついえる 記録会を違和感で欠場「身体が無理だというまで」現役続行へ

東京世界選手権出場のための記録の有効期間最終日となる8月24日、奈良市サーキットの男子100mにエントリーしていた山縣亮太(セイコー)だったが、脚の違和感により欠場した。 報道陣の取材に応じた山縣。ウォーミングアップをし […]

NEWS 400mH黒川和樹は世界陸上届かず 中3日で果敢に挑戦「今出せる力を出し切った」

2025.08.24

400mH黒川和樹は世界陸上届かず 中3日で果敢に挑戦「今出せる力を出し切った」

東京世界選手権出場のための記録の有効期間最終日となる8月24日、奈良市サーキットの男子400mハードルに黒川和樹(住友電工)が出場した。 20日のトワイライト・ゲームス(日産スタジアム)で48秒71をマーク。世界選手権の […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top