HOME 国内、世界陸上、日本代表
やり投・北口榛花が現地で会見「やるべきことをやるだけ」初入賞を目指す/世界陸上
やり投・北口榛花が現地で会見「やるべきことをやるだけ」初入賞を目指す/世界陸上

7月15日から米国・オレゴン州ユージンで開かれているオレゴン世界陸上の女子やり投に出場する北口榛花(JAL)が現地入りし、オンラインで会見を行い意気込みを語った。

広告の下にコンテンツが続きます

6月に世界最高峰のダイヤモンドリーグで日本人初優勝を飾った北口。その後は「2週間ほど合宿をした」といい、合宿後にオーストリアの試合に出て60m42をマークした。「すごく良かったとは言えないですが、練習だけしていた中での試合。調整するところが見つかった」と振り返る。

昨年の東京五輪では決勝12位。そこで左脇腹を痛めて秋は試合に出なかった。今季は安定して61~63mをマーク。「練習がしっかり積めたというのが一番自信になっていて、どんな競技場、雰囲気でも自分は投げられるという自信が今のところあります」と力強い。

競技場のコンディションについては「向かい風が強い印象」とし、課題である「やり先が自分から離れないように同じ(投てき)方向に投げることが重要」だと言う。

ダイヤモンドリーグを制したことで、「やり投関係者のみんながあいさつをしてくれるようになりました」と笑う。それでも今大会の目標はチャレンジャーとして変わらず「ずっと入賞を目標にやってきました」。

広告の下にコンテンツが続きます

もちろん、気持ちの中ではメダルを目標と言うべきかどうかの葛藤はある。それでも「これから先も競技人生が長いと思うので、ゆっくりステップアップしたいから」こそ、まずは入賞が一つの大きなポイントになる。

予選通過ラインは62m50だが「63mだと思って挑んで、決勝でも63mが大事になると思います」。会見当日、「それまでは緊張感はなかったですが、今日起きてから緊張しています」と笑った北口。世界陸上では初の決勝、そして五輪・世界陸上の入賞へ。「やるべきことをやるだけ」。それができれば、大きなステップアップにつながると信じている。

女子やり投には北口のほか、上田百寧(ゼンリン)、武本沙栄(佐賀スポ協)が出場。予選は日本時間20日に開催され、7時20分からのA組に上田、8時50分からのB組に北口、武本が入っている。

7月15日から米国・オレゴン州ユージンで開かれているオレゴン世界陸上の女子やり投に出場する北口榛花(JAL)が現地入りし、オンラインで会見を行い意気込みを語った。 6月に世界最高峰のダイヤモンドリーグで日本人初優勝を飾った北口。その後は「2週間ほど合宿をした」といい、合宿後にオーストリアの試合に出て60m42をマークした。「すごく良かったとは言えないですが、練習だけしていた中での試合。調整するところが見つかった」と振り返る。 昨年の東京五輪では決勝12位。そこで左脇腹を痛めて秋は試合に出なかった。今季は安定して61~63mをマーク。「練習がしっかり積めたというのが一番自信になっていて、どんな競技場、雰囲気でも自分は投げられるという自信が今のところあります」と力強い。 競技場のコンディションについては「向かい風が強い印象」とし、課題である「やり先が自分から離れないように同じ(投てき)方向に投げることが重要」だと言う。 ダイヤモンドリーグを制したことで、「やり投関係者のみんながあいさつをしてくれるようになりました」と笑う。それでも今大会の目標はチャレンジャーとして変わらず「ずっと入賞を目標にやってきました」。 もちろん、気持ちの中ではメダルを目標と言うべきかどうかの葛藤はある。それでも「これから先も競技人生が長いと思うので、ゆっくりステップアップしたいから」こそ、まずは入賞が一つの大きなポイントになる。 予選通過ラインは62m50だが「63mだと思って挑んで、決勝でも63mが大事になると思います」。会見当日、「それまでは緊張感はなかったですが、今日起きてから緊張しています」と笑った北口。世界陸上では初の決勝、そして五輪・世界陸上の入賞へ。「やるべきことをやるだけ」。それができれば、大きなステップアップにつながると信じている。 女子やり投には北口のほか、上田百寧(ゼンリン)、武本沙栄(佐賀スポ協)が出場。予選は日本時間20日に開催され、7時20分からのA組に上田、8時50分からのB組に北口、武本が入っている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.05.21

ダイヤモンドリーグが中国の自動車ブランド「Zeekr」と公式モビリティパートナー締結

ダイヤモンドリーグは5月21日、​​電気自動車メーカーのZeekrと公式モビリティパートナーとして契約したと発表した。 「Zeekr(ジーカー)」は中国の吉利汽車が所有する電気自動車ブランドで2021年に設立。この後に控 […]

NEWS インターハイ都府県大会 週末は大阪で開催 東北、北信越、東海、中国、九州でも行われ一挙23府県で実施

2024.05.21

インターハイ都府県大会 週末は大阪で開催 東北、北信越、東海、中国、九州でも行われ一挙23府県で実施

福岡インターハイ(7月28日~8月1日/東平尾公園博多の森陸上競技場)を目指して、各地で行われているインターハイ都府県大会。明日5月22日の石川を皮切りに、来週前半までに23府県で開幕する。 北から順に、東北では青森、岩 […]

NEWS 【プレゼント】コラントッテの2024年春夏新商品 好評のリカバリーシャツと磁気ネックスレス/2024年6月号

2024.05.21

【プレゼント】コラントッテの2024年春夏新商品 好評のリカバリーシャツと磁気ネックスレス/2024年6月号

磁気健康ギア「Colantotte(コラントッテ)」の製造・販売元である株式会社コラントッテより2024年春夏新商品が4月10日から発売されているが、その中で2種類の商品が好評を博している。 肩・背中の血行改善、コリを緩 […]

NEWS 男子5000mW星合柑太が21年ぶり大会新 全国入賞の円盤投・田中伸明、やり投・鈴木凰士朗も快投見せる/IH岐阜県大会

2024.05.21

男子5000mW星合柑太が21年ぶり大会新 全国入賞の円盤投・田中伸明、やり投・鈴木凰士朗も快投見せる/IH岐阜県大会

福岡インターハイ(7月28日~8月1日)に向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。 岐阜県大会は5月17日~19日の3日間、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われた。 広告の […]

NEWS 五輪マラソン代表の前田穂南が3000m9分26秒01で快勝! 男子中距離2冠の一宮颯斗、女子走高跳・武山玲奈がMVP/中国実業団

2024.05.21

五輪マラソン代表の前田穂南が3000m9分26秒01で快勝! 男子中距離2冠の一宮颯斗、女子走高跳・武山玲奈がMVP/中国実業団

第63回中国実業団選手権(5月11日、18日~19日/広島・三次)が行われ、女子3000mにパリ五輪マラソン代表の前田穂南(天満屋)が出場し、9分26秒01で優勝を飾った。 1週間前の仙台ハーフで優勝を飾っている前田は五 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年6月号 (5月14日発売)

2024年6月号 (5月14日発売)

別冊付録学生駅伝ガイド

page top